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【 経営 / 起業 】ビジネスは困っている人がいるから成り立つ

「仕事がなぜ存在するのか?」という根本を考えたことあるだろうか?ビジネスを生み出す時、起業する時、これを理解しているかどうかは重要だ。

1.人のお困りごとの解決をするのがビジネス

そもそも仕事とはめんどくさいものだ。それは何故かと言えば誰かのめんどくさいことを代行してやっているのが仕事だからだ。世の中のビジネスは突き詰めれば、困っていること、自分ではできないこと、めんどくさいこと、そのような誰かの困りごとを解決する代行をやっている。言い換えれば誰かのお役に立つことでビジネスは成り立っているのだ。だから人はお金を払ってでも自分が必要な商品やサービスを買う。世界を股にかけるビッグビジネスでも同じ。個人単位では到底できないことを代わりにやってくれることで一般人はそこから生まれるサービスを受けることができる。自分一人ではできないというお困りごとを解決して役に立っているのだ。

例えば我々の本業である住宅建築を例にしてみても、自分1人で図面がかけて、職人を集めて、あらゆる申請の手配ができて、材料を仕入れて、全ての建築法規をクリアし段取りができるならば何千万円ものお金を支払って我々に発注などしない。時間があれば自分でやるだろう。そしてこの時に銀行がお金を貸しているのもそう。今この瞬間にそんな多額のお金を用意できないという困りごとに銀行はタッチしている。私が自分で車を作れてその製造工程全て用意きるならば自分で作るから買う事もないだろう。別視点では自分でもできるがその時間がもったいないからやってほしいとお願いする場合もある。これは自分の時間をお金で買っているのだ。自分の時間を確保するためにサービス対価を支払って誰かに代わりをやってもらうわけだ。

2.会社も個人も誰かの役に立てば必要とされる

自分だけではできないことやできたとしても自分だけでは不十分なことを「あなたたちの困りごとを解決するよ」という視点で企業や個人事業主がビジネスとして成り立たせ商売にしている。人のお困りごとを解決するのがビジネスだということを改めて知ることで仕事の視点が変わるはずだ。

この視点は会社だけでなく個人でも同様。誰かの役に立つことをすれば会社やあなたの価値は上がる。その結果仕事をするチャンスが生まれる。これは市場での会社、社内でのあなた、の必要性に直結する。そのため高い次元で人の役に立つスキルを身に付けることが重宝されるには必要となるのだ。

3.誰かの困りごとを見つける目を養う

ビジネスが誰かのお困りごとを解決するものだと理解できたならば、起業しようと思う人はどんなビジネスをするかという着眼点を意識しよう。これがやりたいということはあるかもしれないが、そこに「誰かの困っていることを解決する」という視点を組み込まなくてはビジネスは成り立たない。それを見つける目を養うことが大事になる。

起業だけでなく組織で働いている人も、自分の価値を高めようと思えば社内で困っていることはないかと広くアンテナを張りそれを解決できる人材になることだ。商品販売時に他社にも同等商品があり競合多数の場合でも、その商品を通じてお客様のお困りごとを解決するにはどうすれば良いかを考え提案する。自分の役に立ってくれて困りごとを解決してくれる人だと感じてもらえればきっと競合先ではなくあなたに仕事を任せてくれるだろう。

4.情報を社内にあげることもお困りごとの解決

もう一つ大事なポイントがある。社会人は仕事をしているとあらゆる情報を手にするはず。そこでこんなことに困っている人がいるなぁという情報をたくさん集め社内に持ち帰り報告するのも大事な仕事だ。そのような情報を使って経営者は新たな策を生み出すことができる。あなたが営業先で耳にする何気ない話の中には貴重な情報があるのだと認識しよう。経営者からすればそのような社員は、アイデアの種となるヒントが欲しいという経営者の困りごとを解決していると言える。それにより自社商品のブラッシュアップや新たなビジネスモデルが生まれるのだ。それを続けているとあなたはきっと優秀な人材として重宝されるはずだ。

5.儲かる仕組みを創る目を養う

誰かのお困りごとを解決するという着眼点で物事を見て、それをビジネスに落とし込むことで企業は利益を得ることができる。これをある程度の型にしパターン化したものがビジネスモデルだ。こうしてできたビジネスモデルは誰かの役に立つ前提で作られているのだからうまくいく確率が高い。「儲かる仕組み」が構築されたということだ。目の前の売上のために走り回るのではなく、必要とされる「儲かる仕組み」を創り出す目を養うことが重要だ。

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