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前世の記憶が指し示すものは。Part3

こんにちは、ミサンガムーンです。こちらの記事は前回投稿記事の続きになりますので、まだ読んでいない方はこちらから宜しくお願い致します。

さて、まだ幼い息子を日本に残し、一人アメリカで単身赴任生活を送っていた私は、どんどんひどくなる息子の発達障害の症状とそれによって起こる数々の問題、その状況に必死に対応しつつも限界に達しつつある日本の両親と、母からの毎日のように来る悲痛な叫びに、すっかり参って出口の見えない苦しさの中にいました。

やっぱり子供を置いて両親に任せきりで海外赴任なんて無理だったのだろうか。親の都合で離婚して、父親もそばにいないのに母親の私もいないなんて、あまりに息子が可哀想だろうか。私は母親として最低限持っているべき母性もない、最低な人間なのだろうか。罪悪感が心に重くのしかかり、仕事をしていても何をしていても、頭の中から日本の家族の状況が離れなくなってしまいました。今日は割と穏やかで問題がなかったと聞けばホッとし、また息子が外で問題を起こしてきたと聞けばどーんと気が重くなる。その繰り返しでした。

一方でどんなに苦しくても罪悪感を感じても、「それではもう仕方がないから、会社にお願いして任期を早めてもらい日本に帰国しよう」という気持ちにはならない自分がはっきりとそこにいました。

私が今この場所で、海外で働けているのは、どんなことをしてでも自分が叶えたかった夢であり、苦労してやっと手に入れたことでもあり、例え両親に迷惑をかけたとしても、息子が寂しい思いをしても、絶対に譲ることはできない。この夢を放棄して中途半端に日本に帰れば、私はそのことを必ず家族に対して恨みに思ってしまう。だから、自分が納得するまでやりきっていないのに今日本に帰るという選択肢は、無い。

そんな強い自分の気持ちを確認すればするほど、母に対する憤りと失望、もどかしさが募りました。母はあんなに「女性も男性と同じように今後は働くべきだ」と言っていたのに。男性と同じように働くということは、時にはこういう状態にだってなるということなのに。子供が産まれた途端に母親としての私を求められている。どうしてわかってくれないのだろう。

思えば、親の期待に応えたいという気持ちが自分の仕事観を後押しして、頑張ってきたつもりでもあった私は、結局やっていることを何も認めてもらえず批判されてしまうと感じて、とても傷つき疲れ、もう日本の煩わしい何もかもを切り離してしまいたい、とにかくそこから逃げて、母親らしさとか周囲の期待とかそういうこととは無関係に、私らしく自由でいたいと感じていました。息子さえも私にとっては煩わしい存在でしかないのかもしれない。

アメリカでの生活と、日本に残した現実のはざまで心の折り合いがつかず、このまま母も息子も切り捨てて、自分のやりたいことだけをして生きていたい。そんな風に思っていた矢先、再び過去世の記憶に出会いました。

2回目はアメリカで退行催眠のセラピーをされている先生を見つけ、お願いすることにしました。

その前世では私は、どこかヨーロッパ(ドイツだった・・と思います)にいる男性で、時代は戦時中。元々は何もない片田舎の小さな村の出身だった私は、地元でとある女性と結婚し、妻との間に息子が一人いました。結婚後数年は何の問題もなく家族とその村に暮らしていたのですが、ある日都会で働く友人が、とてもやり甲斐があって重要な仕事のポストが空いており是非やらないかと誘ってくれたのです。

まだ若くて夢も野望もエネルギーも有り余っていた私は、田舎の、穏やかだけれども何も無い生活に退屈していて、都会で自分の力を思い切り試してみたい、可能性にチャレンジしたいと強く思い、その誘いを受けることにしました。ところが妻に話したところ、住み慣れた土地を離れて都会には行きたくないと、私の話には反対でした。無理に家族を連れて行くわけにも行かず、それでは数年の期限付きでという約束で、私は一人汽車に乗り、都会に出かけていきました。

実際に行ってみると、重要な仕事というのはいわゆる戦時下のスパイのような仕事で、私は常に人目を気にしながら身を隠しつつ生活する日々となりました。毎日忙しく、行動も制限されているのでなかなか田舎の家族に連絡を取ることもできず、一年また一年と時が経って行きました。仕事はとても面白くて、リスクと隣り合わせではあるもののやり甲斐があり、私はどうしても、家族のためにこの仕事をやめて田舎に帰ろうとは思えず、約束の年数を過ぎてもついに家族の元に戻ることはありませんでした。

妻は約束を破り、家族を捨てて戻ってこなかった私をとても恨みに思っており、最終的には離婚という形になりましたが、一度だけ、まだ5-6歳だった息子を連れてはるばる汽車で会いにきてくれたことがありました。

その時に、迎えに行った人が溢れる汽車の駅で「パパ!」と言って駆け寄ってくる息子と、その後ろから少し不機嫌そうな顔をして立っていた妻を見た時のシーンが頭の中に映し出された時、急にはっきりとわかりました。

その時の息子は、今のこの人生での私の息子であり、妻は私の母でした。

過去世では、自分にごく近い魂は何度も色々な役割や関係性を変えてお互いの人生に登場していると言われていますが、私が1回目に見た過去世でも、2つ目の過去世でも、そこには今の人生で出会っている何人かが登場していました。もちろん、性別も名前も顔も何もかもが違うのですが、なぜだか説明ができないけれど、記憶の中でその人を見ると、ああこれは今の人生で出会っている誰々だなということがわかるのです。

この時、私ははっきりとその過去世の意味を理解しました。ああ、以前も私は同じように妻(母)と息子を遠くに置いて自分の夢を追いかけた。そのことで申し訳ないことをしたとずっと心残りに思っていたけれど、あの人生では結局その思いを解消できないままになってしまったんだ。だから、今の人生では、どういう形かはわからないけれど、もう同じことで後悔してはダメなんだ。

だけど、今の人生で過去世の心残りだった思いを解消するには、やっぱり私が日本に帰り、母親として息子のそばにいるしか無いのだろうか?自分の夢を諦めるしか無いのだろうか。それは、どうしても違う気がする。。家族のために自分個人が犠牲になるか、自分のために家族が犠牲になるか。そのどちらしか無いのだろうか。いやきっとあるはず。みんなが本当の意味で幸せになる方法は、あるはず。

そう思っていた時、大きな転機となる出来事が訪れ、過去世の思いを解消するための道が開き始めたのでした。

続きは次回に続きます!

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