深夜徘徊
深夜に散歩をするとこれ程までに胸が高鳴るのは何故だろうか。
生活がひっくり返ってしまっている今、それが許されている今だからこその特権なんだろうけれど深夜の街は居心地が良い。
静かな街。煩くない太陽。私だけの道。
ずっと夜でも良いんじゃないかと何度も思った事はあるけれど夜は夜しか来ないからきっと良いんだと思う。
多分そうするときっと今度は太陽が恋しくなるだろうし。
冬の夜はキリッと冷えた空気が静かさを更に強く感じさせて寂しさまでをも感じる。
そんな冬の夜も大好きだけれど、少しベタッとして少しぬるい、たまに吹く風が心地よいそんな夏の夜も大好きだ。
夜はいつだって居心地が良い。
私だけの道で、街で、空で。
大人になってしまったらこの夜を手放さなきゃいけないんだな。
今日はちょっと遠回りをしてみようか。
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