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初対面の相手に愚痴を言うことについて

「うちの会社は転勤が多くて」

「職場の人間関係は閉鎖的で嫌だ」

「休日も暇で友人も遊びに誘ってくれない」

「コロナでどこも遊びに行けない」

初対面でいきなり仕事やプライベートの不満を言う人に出会った。その人とは特に仕事でのつながりはない。親しい友人でもない。その日、初めて会った人だ。私はその人の仕事に興味を持って会いに行ったが、実際の会話は愚痴ばかりであった。

愚痴がすべて悪いものとは思わない。誰だって少なからずストレスは抱えていて、不満はあるだろう。ただそれを初対面の相手にぶつけるというのはいかがなものだろうか。

私はその人の背景をよく知らないし、そこまでの深い関係性になっていない。浅い付き合いだからこそ言いやすいこともあると思う。

愚痴を言われる側としてはただ、ただ重い。まるで小さな石粒を投げつけられているような感覚になる。私は、その石粒を拾いあげては相手に返さなければならない。家族や親しい友人は別として、そういった人に次に会いたいと思うことはないだろう。

社会人になって休日というものの貴重さをひしひしと感じている。人生の限られた時間の中で、自分に石を投げつけてくる人に時間を使っている場合ではない。自分を大切にする相手に時間を使おう。



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