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生き方を学ぶ:チェコ篇


今日は、懐かしのお話を。

イギリスで働いていた頃の同僚に、チェコ人のVちゃんがいた。

彼女は私のアシスタントマネジャー職を引き継いでくれた働き者。

環境問題に関心があり、北極まで環境調査に行くアーティストである。

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⇧彼女の作品は、これまた、チェコ人の友人がプラハで開くカフェで飾られている。

地球がテーマになることが多い。


彼女は私に、イギリスは豊かな国だ、とチェコとの違いをたくさん教えてくれた。

当時私はイギリスのトイレが冷たかったことや、

リサイクルショップがスーパーよりも多いこと、

あまり消費活動をしていないイギリス人の生活に驚き、

イギリスは貧しい国かもしれないと勘違いしていた。

私は本当の豊かさの尺度をわかっていなかったのだ。


そんな私は、ヨーロッパ出身の友人や

環境意識が根付いているVちゃんと過ごすうちに、

本当の豊かさの意味を知っていく。


Vちゃんは環境のことを考えてベジタリアンをしていて、

いかにゴミを減らすかを教えてくれた。


消費活動こそが休日の過ごし方だと思っていた私は

サンドイッチを作ってセブンシスターズへピクニックへ行くことや

カレッジの友人を集めてBBQをしたり、

太陽の下でのんびり過ごすことに幸せを感じるようになった


ついに私は、自分が自然の中で過ごすことを求めていたのだと気づいた。


帰国後、人口1万人以下の祖父母の住む町で暮らすことにしたのは、そういうわけである。

自然の中での暮らしは新鮮でウキウキだった。


一方Vちゃんは、

東南アジアのファームワークを体験経て、

ニュージーランドへワーホリに来ていた。


彼女に会いにニュージーランドに行った私は、

彼女の友人たちとハイキングやキャンプ、共同生活を楽しみながら、

世界にはいろんな生き方があって、その全てが素晴らしいと再認識。


もしかしたらそれを子ども達に伝えることだったらできるかもしれない、と

「毎日来て欲しい」と言ってくれた子どもたちのいる保育園に転職した。

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そして、子ども達とは毎日森の中へ散歩に行った。

大好きな子ども達とのびる(野草)や桑の実を採り歩き、

堆肥を作り、野菜を育て、クッキングをした。


その根底には、チェコの友人達の森との付き合い方がある。

2018年彼らの結婚式にチェコへ行った。


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式の翌日は野生のブルーベリーや、キノコ狩りへ

もちろん、ゴミを拾うためのバッグを持って

彼らのコテージに滞在し、

なるべくプラスチックを使わない生活をこれまた体験した。

自分の食べるもの、生活が地球環境に与える影響を考えること

それをそのまま子ども達に伝えたかった。


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子ども達とは

人と意見が違ってもいいこと

自分のことを大好きでいること

自分は大切にされなければいけない存在であること

本当に強い人は優しい人


そんなことを一人の人間として教えあった。


子どもを護る大人として、海外での経験があったことは

提供する保育の広さにつながったと思う。


でもそれ以上に、子ども達は私にとてつもなく大きな影響を与え

子ども達は一緒に心が大きくなる仲間、

クラスメートそのものだった。


そして、彼らのお父さんお母さんもクラスメートでいてくれ、

ちょっと日本的ではない保育をサポートしてくれた。


私はとてもとても幸せだったのだ。


そして今、彼らが教えてくれた幸せでいるヒントを

これから出逢ったり、ご縁をいただいている人につなげていけたら

そう誓う春である。


プラハで友人が経営するカフェ⇩

https://www.thebowls.cz/


最近日本の雑誌にも掲載されたと連絡をしてくれたな。

バックパッカーの2m近いイケメンが二人経営者!ぜひ!



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