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献立のマンネリを心配する妻と創作料理に戸惑う夫

わたし『毎日同じ料理ばかりじゃ飽きるよね・・・。料理のバリエーションを増やさなくちゃ』
夫『今日もまた変わった味付け・・・。定番の料理が食べたいのにな』

こんにちは、浅葱みそらです。
みなさんは、家族に対してよかれと思いやっていたこと、一生懸命やっていたことが、実は求められていなかった!なんて裏目に出たことってありませんか?

この記事では、わたしが陥った【料理に関する夫とのすれ違い】について書いていきます。

お惣菜が買えない!レシピを検索する毎日

わたしは、アメリカに移住してきて専業主婦になりました。
日本にいた頃は共働きで、お互い外食も多かったため、家庭で作った料理を食べることは週に2~3回くらいでした。

現在は毎日3食自炊。夫のお弁当も作っていて、お惣菜は味付けやコストの関係から買うことはなく素材から全て作っています。

毎食のことなので、料理に関する悩みはつきません。
レシピを検索して、買い物に行って、料理をして・・・料理に費やしている時間がなんと長いことか。

健康第一、贅沢しない生活を心掛けているわたし達にとって、食事の重要度は高いです。
毎食が楽しく幸せで健康なものになるように、レシピを検索しては作っての繰り返しでした。

夫の一言で気づいた!献立は定番でいい。

たとえば朝食。
我が家では毎日コーヒーとパン、ゆでたまごとスープが定番です。
毎日同じ内容なので、パンやスープはバリエーションが必要と思い込み、スープを何種類も作り冷凍して・・・パンも何種類か自分で焼いて・・・なんてしていました。

ある日のこと。
「やっぱりトマトポタージュが好きだな」と夫がぽつり。
よく話を聞いてみると、豆のポタージュやシーフードポタージュ、きのこのポタージュはあまり好きじゃなかったそう。
『え・・・。たくさん時間をかけて何種類も作り分けてたけど、好きじゃなかったんだ・・・』とがっかりした私。

実はわたしもトマトポタージュが一番の自信作であり、一番好きな味付けだったんです。
勝手にバリエーションを作らなくちゃと決めつけて、勝手に忙しくして、二人とも求めていない料理を作って食べていたなんて、自分の決めつけ癖にがっかりしました。


料理へのコメントをめぐって、すれ違い

また違う日の夕食で。
おかずを食べてる夫の反応がイマイチだなと思い、あんまり好きじゃなかった?」と聞いてみたんです。

夫「おいしいよ。いつも作ってくれてありがとうね」

わたし「もしあまり好きじゃない味付けだったら、言いにくいと思うんだけど、言ってもらえると助かるな。また作っていいのか悩むし、おいしいって思ってもらえるもの作りたいんだ。」

こんな会話を続けていくと、認識のズレに気づきました。

夫は、わたしが苦労して料理を毎日作っていることに心から感謝していて、作ってもらえたものを有り難く頂く、自分が好きかどうかは重要ではないと思い、好きじゃないものも何も言わずに食べていたそう。

わたしは、夫と一緒にたのしく美味しくご飯を食べたくて、そのために色々工夫をしていました。そのため、夫が気に入った料理を知りたくて、作ったものへの評価が欲しかったんです。

お互い相手を思いやって、よかれと思ってやっていたことでした。
でもそれが、実は相手を悩ませていたり我慢させていたんです。


「おいしい?」よりも「また食べたい?」

毎日、料理を作っているわたしに心から感謝している。
献立にバリエーションはそんなに求めていない。
おいしいと思ったものをまた作ってくれたら嬉しい。

これが夫が思っていることでした。

このことに気づいてから、夫への聞き方を変えてみました。
「おいしい?」ではなく「また食べたい?」

わたしに対する感謝の気持ちでいっぱいの夫は、たとえあまり好きではない味付けでも、幸せな気持ちもあいまって「おいしく」は感じてくれる。(愛情深い夫が心から愛おしい)

「また食べたい?」に対する答えは、よりシンプルな質問だと思うんです。
シンプルな質問だと、知りたい答えが返ってくるんですよね。

「味付けはおいしいけど、飽きそうだから月一回くらいで食べたいかな」
「これは毎日でも食べたいくらい!!」
「夕食だと軽すぎかなと思って、次はお弁当に入れてほしいな」

こんな感じで夫はコメントしてくれるようになりました。


これからも夫婦の会話をたくさんして、背伸びしない豊かな暮らしを実践していきたいと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

浅葱みそら


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