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リモートワークのいまとこれから

こんばんわ、みそです。例のヤツがいったん収束したかのような動きをしていましたが、ここへきてまた猛威を振るいだしていますね。

イーロン・マスクが5/31にテスラ社員に向けてリモート廃止を通告したのは記憶に新しいですが、ここ日本のNTTグループでは7/1にリモートを基本とする新制度を導入すると発表しました。

テスラの例は極端ですが、リモートを導入した企業とその従業員はリモートワークのメリット・デメリットを各々肌で感じながら、リモートワーク/オフィスワークを使い分け、自分の仕事にあったバランスを模索しているように思います。

私は今情シスの企画屋ですが、大体半々(週2~3でリモートワーク/オフィスワーク)にしています。本当は業務内容的にはもっとリモート割合を増やしても大丈夫なのですが、誰もみていないところでモチベーションを保つのがつらいという理由で意図的に出社を増やしています。

これからの働き方を考える上で、実態調査が必要だと思い、私が所属するユニットの勤務状況を簡易的に調べてしました。

リモートワークするときにチャット報告するため、2022年6月の実績数を調べた上で以下の式で各メンバーの週平均出社日数を算出しました。

(月営業日数(22)-2022年6月のリモートワーク日数)/月営業日数(22)*週営業日数(5) 
なお小数点第1桁は四捨五入しています。結果は次の通りでした。

完全リモート(週0出社) …0人(0%)
週1日出社 …2人(20%)
週2日出社 …4人(40%)
週3日出社 …3人(30%)
週4日出社 …1人(10%) 
完全(週5)出社 …0人(0%)
なお、同じ日にリモートワークの前後に出社した場合はリモートワークした日と見做しています。

結果、週3-4日でオフィスで働く割合が40%、週1-2日オフィスで働く割合が60%、フルリモートと完全出社が0%ということになりました。傾向としてリモートワーク主体の働き方をしている人が多い結果となりました。完全リモートの人が1人いたと思っていたのですが、私が出社していないところでたまに出社していたようです。

年齢層が高め(30-50代)なため、若い世代の意識はどのようなものかということが気になっていたのですが、noteに大学の先生が学生さんにアンケートを取った結果があったので、引用をさせていただきつつ、比較考察してみました。

(上記より引用)
・フルリモート希望は3%ほど
・週5日オフィス勤務希望は約10%
・52%は週3-4日オフィスであとはリモート希望
・24%が週1-2日オフィスであとはリモート希望

週に何日かは出社しつつもリモートワークはする、ハイブリッド形式での勤務に収れんするというのはどちらも変わらないようです。一方で若い世代の方がよりオフィスワーク主体の働き方を希望する傾向となっています。

若い世代ほどコミュニケーションツールを有効活用し、リモートワークを志向すると思っていたため、これは意外でした。週3日以上のオフィス勤務を希望する約62%の学生はなぜ、オフィスで働くことを望むのか。理由が気になるところです。

ただし今回私の方の調査はサンプル数が少ない(n=10)ため、精度に欠ける部分があります。また私のチームはリモートワークに向いた業務内容であることも関係しているように思います。学生さんの方はどういった業職種を想定したうえで、回答しているか不明です。例えば、対面でなければ成り立たない仕事を志向しているために完全出社を希望すると回答している、というケースも想定されます。そういった観点で今回の比較考察には改善の余地があります。

時間と場所に捉われない働き方をできるリモートワークは、ワーカーにとって通勤時間がなくなるなど大きな利点があります。一方でリモートでは出来ない仕事やfacetofaceのコミュニケーションが生産性を向上させる上で有利となる場面があるのも事実です。

またオフィスワークを主体のが好ましいのか、リモートワークを主体とするのが好ましいのかは個人の生活や働き方の志向によって異なります。

いずれにしても個人の志向にあったワークライフバランスで働くことは企業の生産性向上にも、ワーカーの生活の質を向上させることにもつながりますので、企業は自由な選択を可能とする制度設計をするとよいのではないでしょうか。

裏を返すと、リモートワークしましょう!だとか、逆に出社を強制する形になるのはあまりうまくないやり方なのではないかと個人的には思います(伏線回収)。


ありがとうナス!