クライアントの「作れる?」から始まったプロダクト「boite(ボワット)」開発秘話
見出し画像

クライアントの「作れる?」から始まったプロダクト「boite(ボワット)」開発秘話

こんにちわ。テテマーチのみしまるです。
今回はタイトル通り、僕が初めて”プロダクトを立ち上げる”経験をしたboite(ボワット)のお話をしようと思います。

というのも、2020年10月でboiteはリリースしてから1歳の誕生日を迎えます。本当に様々なことがあったのですが、なんとか今はテテマーチの新しい事業の柱になりつつあるプロダクトになりました。

▼当時リリースした内容はこちらから

また、先日、プロダクトチームでMVVについて考えたことが本当に楽しくてこのnoteを書こうと思いました。(元々書きたかったのですが、なかなか書き出せずにいました…。)

今回はこのnoteを通じて、boiteやTwitterの企業活用のことを知ってもらえればと思っているのと同時に、下記のようなことが伝わればいいなと思っています。

・チャンスは突然やってくる
・怖がらずにプロダクト(サービス)と向き合うこと
・ニーズは会議室ではなく、現場でわかること

1. boite(ボワット)とは?

そもそもテテマーチのboiteとは、Twitter上で強い拡散力を持つインスタントウィンキャンペーンや、ユーザーアクションの活性化に繋がるチャットボットキャンペーンを簡単に実施することができるコミュニケーションキャンペーンツールです。

画像1

加えて、boiteは、類似ツールのマーケットでかなり後発だったのでキャンペーンを効果を最大化するための分析機能を掲載し、その「分析領域」に特化して差別化を図るポジショニング戦略を取りました。(詳細は後述)

画像2

この時点でもう気になった方は是非お問い合わせくださいね。(笑)

ここでboite自体は特別新しいプロダクトではないということが分かるかと思います。

2. 立ち上げ背景

いきなりですが、テテマーチといえば、Instagramの会社というイメージがかなり根付いているのではないでしょうか?
実際にセミナーやウェビナーなどでアンケートを取っても約90%以上がInstagramのイメージと回答結果が出ます。(笑)
(Instagram領域におけるご相談が多いのも事実です)

では、なぜTwitterのコミュニケーションキャンペーンツール「boite」を立ち上げたのか?

実は最初から戦略などがあったわけではなく、そこにクライアントのニーズが明確にあったからです。

ある日、僕の仲良くさせてもらってたクライアントの担当者さんから突然に言われました。

担当者さん「インスタントウィンキャンペーンを定期的にやりたいんだけど、A社が高すぎるんですよね…。そういえばテテマーチさんって開発できないんですか?」
僕「なるほど。そうですね、たぶんできると思います!!!」

こんな会話からboiteは生まれました。(笑)

僕はすぐに持ち帰り、開発チームに相談し、与件や難易度、実現性などを簡単に整理してすぐに経営陣に上申しました。

テテマーチの良いところの1つは意思決定の速さだと思います。
経営陣も2つ返事でGOを出してくれて、本格的にこのツールの開発がスタートしました。

そんなスピード感とスムーズさをもって意思決定がされたわけなんですが、開発リソースの確保(=採用)から始まったプロダクトでもあります。

さらに、プロダクト開発の未経験の僕がそのままプロダクト責任者を担うことになり、(今思うと自分でもすごいと思っています)事業責任者と兼任していたこともあって、そのタイミングでテテマーチはTwitter領域の本格参入を決めました。

ここで言いたいのは、
テテマーチがTwitter領域に本格参入するチャンス、僕自身がプロダクト開発するチャンスは突然やってきたわけです。

※ちなみにTwitterAPIを活用したシステム開発はFacebook(Instagram)社と比較しても諸々と難易度も高かったと思います。(同じような開発に携わる方は察していただければ嬉しいです。笑)

3.開発ヒストリー

ひとまず、プロダクトを市場にリリースして出すことをゴールに動き、それと同時にプロダクト戦略を決めていく進め方を取りました。
(プロダクト戦略は後述します)

そしてプロダクトがリリースされるまでに、本当にたくさんのことを経験させてもらいました。(もうすごかったです)

さらにリリースされるまでは開発者2名(正確にいうと1.5名)、ビジネスサイド2名という少数精鋭チームで、さらに専属メンバーがいないという体制でリリースまで走り抜けたのも今思うと不思議で仕方ないと思います。本当に素晴らしいチームだったと思います。
(ちなみに今は開発2.5名うち専属2名、ビジネスサイド3名うち専属2名とかなり充実しています)

また、なによりも初めてのことだったので多くの失敗をしてしまいました。

当時はTwitterAPIについて知らないことも多く、調査⇒開発⇒エラー⇒調査⇒開発、、、のようなことを繰り返し、システムエラーなどが多発してクライアントに迷惑をかけることも少なくありませんでした。(本当に安定するまで暖かく見守ってくれたクライアントに感謝でしかありません。)
加えて、Twitterは障害も多いのですが、障害時のリスクヘッジが弱く、ここでは言えないくらいに普段の業務では想像もつかないありえないことをたくさんしました(笑)

本当に何も知らない子供のように、自転車に乗って大コケしたり、木に登っては降りられなくなったり、トマトを食って嘔吐したり(僕の話です)したわけです。

ただ、ここで学んだこととしては、失敗を恐れずにプロダクトに向き合う勇気がいかに重要なことだったか、です。
本当に何度失敗しても恐れずにチャレンジをした結果が今のプロダクトだと思っています。(チャレンジさせてくれた開発メンバー、ビジネスメンバーにはもちろんですが、やっぱりクライアントには感謝しかありません。)

プロダクト責任者として、良くも悪くもチャレンジャー過ぎたと自分を振り返ります。きっと僕ではなく、知識や経験のある方がプロダクトのオーナーシップをもって開発をしていたら、こうはなってなかったと思いますし、もう少しスムーズにできたと思います(笑)

ただ、今でこそ、それではこんな破天荒で貴重な経験や学びはできなかったとポジティブに考えています。

4.感じていた市場の課題

さて、話はプロダクト戦略に戻り、boiteが分析軸に特化した理由をお話しましょう。

Twitterでは企業による多くのキャンペーンが毎日といって良いほど開催されています。
そしてびっくりするほどに、どこの企業もフォロー&RTのプレゼントキャンペーンをやっています。ここには非常に違和感を感じていました。

それを否定するわけではなく、新商品の認知やブランド認知、アカウントのフォロワーの獲得やエンゲージメント獲得などに、有効的な手法ということは間違いありません。
ただ、どこかバラマキ型(プレゼントをフックに対価を得ること)で、その後の設計や成し遂げたいことが見えてこないな~と感じていました。

つまり、各企業で行われているTwitterキャンペーンは「やりっぱなしで終わっているのではないか?」と疑問です。

画像5

Twitterは、ライトでカジュアルかつ、匿名が特徴的なプラットフォームです。そのため、拡散はよくされますが、フォロワーを獲得し、維持するのが難しい媒体です。

実際に企業の担当者もTwitterキャンペーン結果の振り返りで聞かされるのは、フォロワー獲得数と参加者数、それにおける拡散数(インプレッション)とその効率だったと思います。

せっかく投資して行う施策かつ、ユーザーとコミュニケーションが取れる重要な場であるのにそれだけではもったいないと思います。

そこに何かアプローチができないかと考えていました。

5. 解決するための打ち手

この課題に対して、僕らの答えは分析特化型のキャンペーンツールにすることでした。

ただ、フォロワーを獲得する。
ただ、リーチを拡げる。
ただ、参加者数を増やす。

ではなく、やる意味のある、その先に繋がるTwitterキャンペーンを行うこと。その振り返りためにはどうすべきか、にスコープして考えました。

企業の担当者に直接ヒアリングをしたり、一旦仮説を立ててデータを出してみたりした結果、下記のことが分かりました。

・キャンペーンで獲得したフォロワーがターゲットなのか分からない。
・キャンペーン後に多くのフォロワー離脱してしまっているかもしれない。
・このキャンペーンはこれでよかったのだろうか。

企業担当者は振り返るデータやポイントが分からないので迷子になってしまっていることが分かりました。

なのでboiteでは、とことんデータを抽出し、振り返りができるような分析機能を強みとしたプロダクトへ舵を切りました。

そこから生まれたのが、フォロワーやキャンペーン参加者のアカウントのプロフィールをテキストマイニングしてターゲット属性を可視化する「ユーザー属性分析」(下記図を参照)やキャンペーン終了後のフォロワーの離脱数を抽出し、アカウントへの定着度を示す「フォロワー定着率分析」などです。

画像4

▼下記の記事に詳細があるので気になる方はcheckしてみてください!

このデータによって、キャンペーン結果の深堀りや目的の達成度、ネクストアクションを定めることが行いやすくなります。よってキャンペーンやそれに紐づくTwitterプロモーションにおけるPDCAが高速化されるようになると考えました。

実際に弊社では基本全てのキャンペーンでレポーティングをし、ネクストアクションまで提示させていただいており、この分析機能は非常に好評を頂い
ております。

既にキャンペーンを多く実施されている企業やマーケティング担当のお悩みをとことんヒアリングした結果が形になったと僕自身感じております。

やはり、Twitterキャンペーンにおける最大の目的は、企業とユーザーのコミュニケーションを活性化されることで優良なファン(フォロワー)を増やし、定着させ、アクション率を増やす(いいね、RT、リプライ、DM等)きかけを作ることだと思います。

画像5

(そのためにはアカウントから発信されるコンテンツの設計ももちろん重要なのでその話はまた今度。)

そこに対してどんなアプローチができるかを考えて、出した答えがこのboiteにあると考えています。

6. boiteのこれから

僕らboiteチームはTwitter上で”フォロワーをファンに”するというミッションの基、今もプロダクトのさらなるアップデートを行っています。

さらに今後はビックデータを活用し、Twitterのキャンペーンの在り方やさらにはTwitterのアカウント運用の在り方まで良い方向にどんどん変えていきたいと考えています。

実際にキャンペーン効率の高い(=参加率やフォロワー獲得効率)アカウントは、日頃からエンゲージメントの高いアカウントだということが弊社のデータとして出ていたりもします。

常日頃からプレゼントキャンペーンばかりをやっていれば、それは懸賞を目的としたユーザーが集まりますが、普段からフォロワーとのコミュニケーションを目的に様々なコンテンツを発信していれば、そのブランドや、アカウント、強いてはコンテンツへのファンがついてきます。

これこそがSNSマーケティングの本来のあるべき姿だと僕は思いますし、企業が向き合っていくべきデジタルマーケティングの手法だと思っています。(もちろん、優先順位はありますが)

僕たちのキャンペーンツールの開発はあくまでクライアントのニーズがあり、市場の課題感に対して、必要で役に立つアプローチができると思ったからです。また、Twitterキャンペーンというものも、手法の1つでしかないと思っています。本質的な課題を解決するためにはboiteだけではきっと解決できないですが、boiteを活用することでその種にはなると考えています。

今はキャンペーンツールとしてのboiteですが、今後はもっとTwitter上で役立つプロダクトにアップデートしていきたいと考えています!

ちなみにboiteのチャットボット機能を活用したツールガイドもあるので是非見てみてください♪


7.まとめ

結構真面目に描いてしまい、長くなってしまいましたが、

・チャンスは突然やってくる。
・怖がらずにプロダクトに向き合うこと。
・ニーズは会議室ではわからない。現場でわかること

冒頭にあった上記のようなことが伝わりましたか?

突然とチャンスはやってくるので常にアンテナを貼りながら、かつ準備をしておくと良いかもしれません。さらには怖がらずにチャレンジすることで新しい経験や学びを得ることができます。学びや経験にリスクはつきものだと思った方がよさそうです。
そして徹底的にニーズを洗い出し、自社のプロダクトやサービスに反映していきましょう。百聞は一見に如かずなので自分の足でニーズを確認することをお勧めします。

テテマーチでは、このようなチャレンジをできる環境があります。(もちろん、時と場合に寄ります)そして何よりもboiteはチームに諸々と任せて開発をさせてくれました。チームメンバーが優秀だったことは間違いないですが、なぜ、テテマーチが開発するのが明確だったのと、利益構造がシンプルだったからだと思います。経営陣にも感謝です。

そして、boiteはこれからも企業に必要とされるプロダクトを目指し、分析軸にスコープしていきながら新しなアップデートをしていきます。

もし、プロダクトに共感したり、携わりたいと思ってもらえるようでしたらご連絡ください!(随時募集しています!副業もOKです)
※直近で募集しようと思ってます~。

もちろん、boiteを使ってキャンペーンの企画・実施・分析を任せたいということがあれば大歓迎です!こちらから資料DLなどしていただければ嬉しいです!

今後ともboiteの動向に注目ください!
最後まで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました~!

@misimaru_teteのアカウントのフォローも是非~!

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
なんて日だ!
1993年生まれ。テテマーチで取締役をやっています。プランナー兼ビジネスプロデューサーとして約200社以上のSNSマーケティングを中心とした戦略・企画設計を手掛けながら、様々なPJに携わってきました。現在はブランドの開発やグロースなどの支援事業を行なっています。