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淑女のゴルフを目指して/2024年1月に

いつもはスコットランドでのゴルフを目指している普通の主婦のお話を書くのですが、今回だけ少し寄り道します…

災害

この元旦から2日間に起こった地震とその地震がなければ起こらなかったであろう飛行機事故。亡くなられた方とご遺族にお悔みを申し上げます。また被害にあわれた方にお見舞いを申し上げます。今すぐ手助けできるすべが見つかりませんが、こうしてnoteに書くことで、心で応援していることが伝わればいいなあを思います。

29年前の阪神大震災の時に、下の娘が臨月でお腹にいました。あの日、出産のために大阪の実家にいました。地震そのものの体感もはじめてのものでしたが、そのあとのテレビから流れてくる画像が毎日衝撃で、胸が押しつぶされそうでした。そして、それはそのあとの東日本大震災や熊本地震、多くの水害、何度もこの約30年間数えきれないほど日本人は経験してきたと思います。

日本全部が被災したわけじゃないなら

今、多くの方が避難所でもう1週間過ごされています。能登半島という地形上、交通網が遮断されるとなかなか他の地域への避難が難しいようです。それでも多くのホテルや周りの地域の空いている住宅や施設を借り住まいに提供しようと動きが始まっています。日本全部が被災したわけではないから、移動手段が確保できれば、近隣の県へ、小学生以下の母子や高齢者だけでもライフラインの整ったところでの避難が早くできれば…と思います。

「避難用ふるさと」の心準備があれば

小学校などでの避難所生活が何か月も続く様子をこれまで大きな災害が起こる度に見て、そうした中から周りの地域の建物への「1.5次避難」が考えられるようになってきたようです。
移動手段などの確保を考えれば、もちろん行政主導で考えてもらうのが一番なのですが、災害に遭遇して数日後でも被害の情報が明らかになった時、当初は避難所生活でも自宅避難でも、ライフラインが復旧する目途がたたないと、疲労が蓄積してしまいます。だから、もし車が使えればここにしばらく「一時移住(1.5次避難)しよう」という場所があれば、いえ、確保しなくても頭の中の想像で、平時なら車で2~3時間で行ける町の駅前のビジネスホテルでもいいと思います。それも1地域だけでなく、方向が違う2~3地域。
「避難用ふるさと」の創造。

被災した自宅も気がかりだから、少しそこで休養して体を休めたら、少しずつ動き出す。「ふるさと納税」もいいけれど、何かそんなことに結び付けられるようになればと思います。

「小説は哀しみにくれる人を救うことはできない。ただ、寄り添うことはできる」

昨年亡くなった伊集院静氏が東日本大震災で被災された際に語られた言葉です。著名な作家の小説の足元にも及びませんが、こうしてnoteに書くことで誰かの心に何かひっかかれば、それは「そんなうまくいかないよ」という批判であっても、その心に何か残ればいいと思い、書いてみました。

成人の日に

伊集院静氏と言えば、今日、成人の日に毎年サントリーの新聞広告に新成人向けの言葉を書かれていました。

2023.1.9朝日新聞より

毎年この企画を楽しみにしていたけれど、今年はもちろんありませんでした。
ゴルフに関する著書も残されている伊集院氏の書かれるものは、被災した方に寄り添い、新成人となるまだ未熟な若者を少し離れたところから応援する…。

今回の寄り道した記事のタイトルを、いつもの「淑女のゴルフを目指して」のままにしたのは、その姿勢が「淑女の目指すゴルフ」にもきっと通じていると思えたからです。

オールドコースの向こうの虹

ヘッドラインの写真は、スコットランドでオールドコースの向こうに偶然現れた虹の写真です。自己紹介の記事には使っているのですが、いつ文章の中で使おうかと思っていました。
「今でしょ!?」…ふふふ。
(いつものヘッドラインの写真と一見似てるけど、いつもの写真はオールドコースじゃありませーん)

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