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中学生時代のお話(3)
中学生の頃のお話も3回目。今回は部活のお話パート1としましょう。どうやら1回では終わらなそうだ…
部活は姉の真似っこをせずに、吹奏楽部に入ることにしました。母が吹奏楽部でパーカッション(打楽器)をやっていたそう、また真似っこ。(笑)末っ子気質ですね。
パーカッションで希望を出して、パーカッションパートになる事が出来ました。知ってますか?パーカッションって、吹奏楽部という団体の中で特殊な立ち位置にいること。他の楽器は口を基本的に使いますよね、その中でも金管楽器と木管楽器に分かれますが、パーカッションは体を使い、管楽器とは別なんです。
例えばフルート担当であれば自分のフルートがあり、同じ楽譜を弾く人が2、3人いる事もあるでしょう。団体種目ですね、皆同じ技術を使います。
しかしパーカッションは、特定の楽器を担当するわけでも、自分の楽器があるわけでもありません。曲によって担当する楽器は変わるし、一人一人が全く違う楽譜を読む、一つ一つの楽器で技術が異なる。個人種目です。
入る人の性格も、ちょっと変わっていたり、男の子が多かったり、パーカッションパートだけ練習の雰囲気が違ったりします。
吹奏楽部は女の子が多いイメージですよね。女ばかりの縦社会、超こわい。先輩が荷物を持っていれば代わりに行かなくてはならないし、練習中トイレに行くにも先輩に伝えてから行かなければならない、トイレくらい自由に行かせてくれ…
3年生からの後輩呼び出しで、みんなで怒られる事も多かったです。私はそういう雰囲気、とても苦手でした。だから、後輩とは仲良く、風通しの良い関係にしたかった。事実、パーカッションパートの、私より下の後輩達は非常に仲が良かった。練習中もわきあいあいとして、後輩もよく質問、相談してくれた。みんなで休日遊びに行くことも多かったです。
自己主張出来るのは非常に良いこと。だけど主張が強くなりすぎると良くないことも起こってくる…
最初の事件は、私ともう1人、同じパートの子とケンカしてしまったこと。どうも性格が合わなくて、ぶつかる事が多かったです。結局3年間一緒にいる事で、ぶつかっても共に戦ってきた仲間だし、お互いの技術を認めていた事もあってうまく関係を築いていました。
そして、不登校だった間も部活だけは必ず行っていました。これも私の「居場所」だったのです。
後輩とは仲良くしたい、しかし同等ではない、縦社会を身につける事も必要です。ですが、気に入らなかったからと怒るだけでは、後輩も不満がたまるしかありません。だから私は、尊敬される存在でなければ後輩はついてこないし、縦社会にならないと思い、人一倍努力しました。
苦手な楽器もチャレンジする。家でも筋トレをする。とにかく技術を磨く。
非常に良い関係だったと思います。今でも関係が続いている後輩もいる。
平穏で充実した部活動が、とても好きだった。
しかしこの心地の良い空間は、エスカレートした自己主張によって、崩れていくことになりました。
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