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2024年2月の記事一覧
ひかりこ日記83 血は争えない(ナナ アラ還、ぱー3歳)
おばあちゃんのナナは、言い間違いが多い。
ある日、
「LINEのスタンプ、こうやったら、タダでもらえるん知ってた?」
と、やり方を教えてくれた。
「ぱーちゃんの、好きそうなんも、あるんやで。はらぺこアオムシとか、すみっコぐらしとか、あと…ハバネロとか」
「ハバネロ??」
「違ったっけ? ほら、あの、可愛いやつ」
「もしかして……ペネロネ?」
「そうそう!」
全然可愛くないし、全然あってない。
ひかりこ日記84 ふたりはなかよし(ぱー3歳、たつ10ヶ月)
たつは、ぱーが、大好き。
夜、2人は、ママの両側で寝ているが、ママが起き上がったりすると、寝ているはずのたつは目を閉じたままモゾモゾと動いて、ぱーにひっつきに行く。
そのままにしておくと、寝返りをしたぱーに、蹴られたり押しつぶされそうになったりするので、すぐに引き離されるが、めげずに機会をうかがっている。
ぱーも、たつが、大好き。
保育園のお迎えの時、たつが一緒に来ると、お友達のママに、
「
ひかりこ日記85 ぶくぶくの正体(ぱー3歳)
パパに肩車されていたぱーが、
「くつ、ぬぐ」
と言い出した。
「なんで?」
「あし、ぶくぶくする」
ぶくぶくってなんだ、と思いながらも脱がせると、
「くつしたも」
と、寒い中で裸足になった。
「冷たいから靴下だけでも履いてたら?」
「ぶくぶくするから、いや」
足を見ても、特に変わった様子はない。
パパが、
「水虫ちゃうか」
と笑うと、
「うん、そうやとおもう!」
と、嬉しそうに、
「ぱーの、くつ
ひかりこ日記86 食いしん坊バンザイ(たつ10ヶ月)
たつは、よく食べる。
少し前までは、出されたものは何でも残さず食べた。
この頃は、味にうるさくなってきて、嫌なものは口から出すことを覚えた。
と、同時に、みんなの食べている物の方が、自分のご飯より美味しそうだと気がついた。
ある朝、ぱーが、ママにご飯を食べさせてもらっているのを見た、たつ。
自分のご飯より、どう見ても美味しそう。
たつは、自分の椅子から這い出してきて、ぱーのスプーンをつかんで、自