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ひかりこ日記

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3歳の娘ぱーと、0歳の息子たつのほっこりな日常を綴った子育て日記です。
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2023年8月の記事一覧

ひかりこ日記54 ぱーの言い間違い✖️2(ぱー3歳)

ひかりこ日記54 ぱーの言い間違い✖️2(ぱー3歳)

家族でハーブ園に行った時。
8月の初めだったので、ラベンダーはもう枯れているかもしれないと、話しながら言った。
幸い、見頃は過ぎていたものの、ちゃんと花は残っていて、風にのっていい匂いが立ち込めていた。
「ラベンダー咲いててよかった」
と、パパとママが話しているのを聞いた、ぱー。
「よかったね、カレンダー、さいてたね」
みんな、ほっこり。

ある日、スーパーで知らないおばさんに声をかけられた。

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ひかりこ日記53 アイスクリーム奮闘記

ひかりこ日記53 アイスクリーム奮闘記

おばあちゃんの家の最寄駅に、セブンティーンアイスの自動販売機がある。
ぱーは、ここでアイスを買ってもらいたくて仕方がない。

ある日、とてもいい子にしていたので、買ってもらえた。
暑いので急いで食べるように言われ、その場で食べ始める。
急いでいるけれど、アイスはぐんぐん溶けていく。

ふと見ると、足元にもアイスのシミができている。
ぱーは、困った顔で、
「これ、アリさんにたべてもらう」
それから、

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ひかりこ日記52 力強いぱー(ぱー3歳)

ひかりこ日記52 力強いぱー(ぱー3歳)

家のリビングの壁に、おばあちゃんからもらった身長計がかけてある。
ぱーが、少し背伸びをすると、4歳くらいのところまで届く。
そのことを知ってから、
「ぱー、いま、4さいなん」
と、気分次第で年齢を使い分けるようになった。

4歳の気分の時、ぱーは、自分をとても強いと思っている。
子供椅子を一人で運んだり、たつを抱き上げようとしたり、
「ぱーは、ちからづよいやろ?」
と、満足気。

ある夜、疲れて先

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ひかりこ日記51 ぱーの笑い話(ぱー3歳)

ひかりこ日記51 ぱーの笑い話(ぱー3歳)

ぱーが、保育園であったことを話してくれた。
「きょうな、プリントで、メロンがでてきてん」
「そうなんや」
「そしたらな、せんせいがな」
ぱーは、そこで大笑い。
「メロンメロンっていってん」
「へぇ」
笑いが止まらなくなった様子。
「メロンメロンっていってん!」
大人には面白さはわからないが、
「ゆきちゃんも、ゆうくんも、みーちゃんも、おおわらいやってん!」
子供達にはうけたらしい。
「せんせいがな

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ひかりこ日記50 ただ前に進むために…(たつ4ヶ月)

ひかりこ日記50 ただ前に進むために…(たつ4ヶ月)

たつは、4ヶ月になり、左向きの寝返りが上手にできるようになった。
右向きはできない。
寝返りがえりという概念もないらしい。

寝返りした後は、ただひたすら、前に進もうとする。
頭を持ち上げて前を見据え、両手は体の横に水平に伸ばし、両足を縮めてお尻をあげて、尺取り虫のような姿になって、前に進もうとする。
が、進めない。

そんな努力を繰り返していたある日、たまたま踏ん張った足が布団の隙間に入り込んだ

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ひかりこ日記49 サッカー上達の道

ひかりこ日記49 サッカー上達の道

サッカーが好きなパパの影響で、ぱーは幼い頃からサッカーボールをおもちゃがわりに与えられている。
パパは、ボールの蹴り方が上手だと、将来に大いに期待を寄せている。

利き足の右で上手に蹴れるようになったのをみたパパは、
「反対の足でも蹴ってみたら?」
と言った。
「両足で蹴る練習しといたらいい」
ぱーは、
「こっち?」
と、左足を指して確認した後、ボールを正面に置いた。

そして、その場で両足を揃え

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ひかりこ日記48 トンボがとまった(ぱー3歳)

ひかりこ日記48 トンボがとまった(ぱー3歳)

ある日、ぱーとママが歩いていると、トンボが飛んできて、ママのスカートにとまった。
パパに話すと、
「パパはてんとう虫にとまられたことがある」
と自慢げだった。

しばらくして、ママがたつのベビーカーを押して歩いていた時、前から飛んできた蝶が、ベビーカーに吊るしていたリュックにとまった。
その話を聞いたパパは、
「すごいな」
と、さすがに羨ましそうだった。

まだ誰にもとまられたことのない、ぱーは、

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ひかりこ日記44 問題のないクイズ(ぱー3歳)

ひかりこ日記44 問題のないクイズ(ぱー3歳)

ある日、ぱーが、スケッチブックを持ってやってきた。
真っ白なページを開いて、
「このクイズ、なーんだ?」
と、得意げにこちらに見せる。
自分で答えるのかと待っていたら、もう一度、
「このクイズ、なーんだ?」
と、こちらの答えを待っているようだった。

当てずっぽうで、
「サンドイッチ!」
とこたえると、少しためたあと、
「せえかい!」
その後も、同じページを開いたまま、
「このクイズ、なーんだ?」

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ひかりこ日記46 焚き火のお手伝い

ひかりこ日記46 焚き火のお手伝い

パパはキャンプが好きで、少し前から焚き火にハマって、少しずつ道具を買い集めている。
その中で、ぱーのお気に入りは、火拭き棒。
中に空洞のある長い棒で、消えかけた火に息を吹きかけると、ぼっと火が燃え上がる。
見ているとなかなか面白い。

週末にキャンプに行くと言われた、ぱー。
楽しみにして、持っていく荷物を自分のリュックに詰めていた。
「ママ、ストローもっていかなあかんな」
と、ストローを束ねて持っ

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ひかりこ日記45 満員電車(ぱー3歳)

ひかりこ日記45 満員電車(ぱー3歳)

ぱーの好きな言葉の絵本で、かきくけこの項目の「くる」と「くるま」の間に「くるしい」という項目がある。
満員電車にお父さんと小さい兄弟が乗って、大人たちに押されている。
大人たちももみくちゃにされて、みんな苦しそうな顔をしている。
ぱーは、その絵が気になって仕方がない。
「これ、なに?」
「みんなが電車に乗って、押されて、苦しいって言ってるんだよ」
「なんで?」
「みんな、同じ時間にお仕事に行くから

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ひかりこ日記47 もう歩けない(ぱー3歳)

ひかりこ日記47 もう歩けない(ぱー3歳)

少し前までは、ぱーが、抱っこしてほしい時
「ねむい」
とか
「つかれた」
とか言うと、抱っこしてもらえた。

最近は、暑いのと、ぱーが大きくなったので、抱っこしてもらえないことも増えた。

ある日の帰り道、
「つかれた」
と言ってみたが、
「ママも疲れてるから、抱っこして歩けないよ」
と、抱っこしてもらえない。
とうとう、ぱーは、
「もうあるけない」
と、立ち止まってしまった。
「困ったね、どうし

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