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ひかりこ日記53 アイスクリーム奮闘記

おばあちゃんの家の最寄駅に、セブンティーンアイスの自動販売機がある。
ぱーは、ここでアイスを買ってもらいたくて仕方がない。

ある日、とてもいい子にしていたので、買ってもらえた。
暑いので急いで食べるように言われ、その場で食べ始める。
急いでいるけれど、アイスはぐんぐん溶けていく。

ふと見ると、足元にもアイスのシミができている。
ぱーは、困った顔で、
「これ、アリさんにたべてもらう」
それから、床をじっと見て、
「ママ、アリさん、よんできて」
たしかに、駅には蟻さんはいない…

それでも、どんどん溶けてゆくアイス。
手も口もベトベトになった。
しばらく奮闘した挙句、
「ママ、がんばってあるいたから、アイス、はんぶんこ、してあげる」
と、溶けたアイスをママに差し出した。

結局、残りは全部ママが食べることになり、当分アイスは買ってもらえないことになった。

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