見出し画像

読書メモ:DXでも「Why」が大事「ダブルハーベスト」_20211108

これまでに2回ほど「ダブルハーベスト」を読んで分かったことを記載してきました。
最後に「DXでも、WHYが大事」というところを引用します。

特に会社の立ち上げ時期には本当に苦労したのを覚えています。いま振り返ればわかりますが、そうした数々の失敗の原因は「なぜやるのか(WHY)」と言う根幹が私に見えていなかったことにあったのです。
実際のところ「なぜやるのか」という問いかけはとても難しいものです。ここには決まった「正解」がないからです。それに、日本の公教育は「できること」を増やすばかりで、その問いにどうアプローチすればいいかは教えてくれません。だからこそ、WHYから目を背けてHOWの話ばかりをしたくなるのです。

あらゆるところで、WHYが大事、を聞いてる気がしますね。
私が参加する新規事業の勉強会でも言われているし、社内の改善活動でも「あるべき姿」の重要性を痛感しているところです。

DXでも、「DXをとおして、何を実現したいのか」というところが、最も大切なんですね。

DXと離れますが「なぜ、その課題を解決したいか」「本当に解決したいお困りごとは何か」これについて、考えさせられた出来事があったので、共有します。

先日、MECP2重複症候群患者の家族の話を聞いて、印象的なことがありました。
出生10万人に対する患者数は1人、希少疾患です。患者は生まれた時から重度の障害を持ち、易感染性、てんかん発作、重度の便秘など消化器症状があるそうです。

治療方法はありません。

家族は毎日、いつ起こるか分からないてんかん発作に対応しているそうです。

最近、小児用の便秘薬が上市されたそうです。MECP2重複症候群の患者にも効きます。ところが、患者はいつ、てんかん発作をおこすかわかりません。便秘を治してしまえば、いつ排便がおこるかわからないという、別のストレスが発生します。

結局、これまでどおり浣腸が安全ということで、便秘薬は使っていないそうです。

効く薬があるのに使えない、というのはショックですね。ついつい私たちはツール、上記でいえば薬の改良に頑張ってしまいます。
でも結局、周辺の問題が解決しないと、ツールは役にたちません。

何か問題を解決したい場合、本当にそれが解決したい問題なのか、周辺状況もみて、考える必要があるようです。
それは、DXでも同じです。

============================

毎日投稿で、自分や周りの「考え方」を刺激したく、試行錯誤しています。

「スキ」をおしてもらえたらうれしいです。

noteアカウントがない方も「スキ」を押せます。

読んでいただき、ありがとうございました。





#毎日投稿  #毎日更新 #毎日note #考え方 #最近の学び #ダブルハーベスト #DX #AI #戦略 #WHY #しゃかせん 

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,973件

1000文字前後の記事を、毎日投稿しています。 noteの発信は、自分が提供できる価値と社会との接点を探すための作業です。 もし「お金をはらっていいよ」と思う記事があればサポートお願いします。 非常に参考になります。