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編集長!原稿ボツですか?採用ですか!それともたっぷり直しですか?


ミサニャンこと版画家の積山ミサです!

本日、創作活動所情報誌「HAND」の原稿を一気に書き上げました。

お題は「作品を語る」

文字数・内容制限なし。

編集長!今回の記事の出来はいかがでしょうか?

修正前の全文をUPしてみます。


*すべての掲載作品は、グループ展宣伝のために作家の了承を取っております。その為、作品写真の無断転載等はご遠慮ください。
必ず、制作者本人の許可を取ってから使用するようにして下さい。
「ART-HIROSHIMA」は、参加されるすべての作家の著作権を尊守し、
著作権制度の理解と普及に努めています。


掲載前の原稿全文


 この秋に、広島と金沢にゆかりのあるアーチストによるグループ展を開催します。

第1回目は、2019年の1月に石川県の金沢湯涌創作の森ギャラリーにて、
34名の作家さんの参加がありました。

今回は、第2回目として、2020年9月18日から広島県の木利画材「虹色ラボ」にて36名の作家さんが参加します。

また、来年はすでに2021年6月に石川国際交流サロンでの予定が決まっています。

毎年の開催なのですが、開催場所を隔年ごとに、広島⇔金沢と行き来することでアートを中心とした文化交流で繋いでいく考えです。

特に今年は、コロナ過の影響で、展示自体が開催できるかどうかの不安定な状況となっています。
ですが、諸所の事情がありましても必ず開催される展覧会を模索しています。
WebサイトやSNSを活用して、直接会場に行かなくても作品を見ることができる展覧会を構築中です。

展示自体も、出品点数無制限・無審査・ノンジャンルと、濃密な内容となっています。
アートならば、どんなものを出品されてもKO という、挑戦的な試みです。

これを機に、VR画像(バーチャルリアリティー画像:スマートフォンやパソコンから会場の展示が仮想現実で実際に見れる仕組み)を採用。

作品のネット販売もWebサイトを立ち上げていますので、気に入った作品はギャラリーと同じように実際に購入することが可能です。

毎回、参加していただいております30名以上のアーチストの方々は
必ず、広島か金沢のどちらかにご縁のある方々です。

版画家・積山ミサが
「一緒に作品を飾ってみたい!一緒に空間をしつらえてみたい!」
と思わせる作品を発表されている作家さんに、出品をお願いしました。

1つ、決めていることがあって、
プロフェッショナルとアマチュアを区別いたしません。
私の出品者の作品を認めた審美眼が、この展覧会で問われます!

作品ありきで、
展覧会にお誘いする前には必ずその作家さんの作品を拝見しております。

ですので、参加アーチストの作品の素晴らしさは保障いたします。


では、実際にその中から
7名の参加アーチストの作品を語ってみたいと思います。


1、作家No①西本隆太郎(写真)Ryutarou Nishimoto

広島出身で大阪在住の写真家。
TOEIC990点満点と英検1級のネイティブ並みの英語力で、国際ボランティアにも協力。
前回はネパールで撮影した人物の作品が中心でしたが、今回は日本国内の風景での出品。
大阪羽曳野市の公園で撮影された1枚。
「希望」は、カラフルなパラソルでの現代アート的な配置を上手く切り取っている。
『コロナ禍の現状からの脱却を希求する気持ちでタイトルをつけました』とは、作者本人のコメント。
心象風景に近い。観る人によって印象がまったく変わってくる面白さがある作品。

「希望」西本隆太郎

「希望」 西本隆太郎・写真


2、作家No②中下亜紀子(油絵)Akiko Nakashita

広島市立大学芸術学部卒業。フリーランスの絵描き。
現在は、実家で瀬戸内海の風光明媚な場所にて老舗の「民宿かまがり」をお手伝いしながら、制作活動を続けている。
「星の砂」は、油絵でガラス瓶の中に入れられた貝殻と海砂を緻密に描いている。
いつも息苦しいほどの密度で、画面の端まで細かく塗りこめてくる。その、モチーフを選ぶ動機がいつも濃くて、明るい画面に仕上がってはいるが、実は心の深さ感じさせる作品となっている。

「瓶の中身」中下亜紀子

「星の砂」 中下亜紀子(油絵)


3、作家No④西村不可止(油絵)Fukasi Nishimura

絵画団体元陽会 委員・審査員、
NPOひろしまインターネット美術館 理事などを兼任。
広島を代表する重鎮の絵描きさんですが、クラシック音楽にも造詣が深い。
「霧氷・石鎚山」は、油彩画ではありますが、日本画を思わせるような構図と色彩。
背景に見える山々のグレーの色の深みが、霧氷に覆われた木々の白さを際立たせている。満開の桜が咲いているようにも見える。
石鎚山は、四国山地西部に位置する標高1,982 mの山で、西日本最高峰である。

「霧氷・石鎚山」西村不可止

「霧氷・石鎚山」 西村不可止・油絵



4、作家No⑥井上留美(デザイン)Rumi Inoue

昨年、広島から大阪にデザイン会社事務所を移籍。
株式会社デコプラス代表取締役。
「ATR-HIROSHIM」のWebサイト制作は総合デザインとして出品作品の1つ。
ホームページの制作そのものが、機能的にデザインされたビジネスアート作品となっています。
近年は、写真作品とイラストレーションの制作に力を入れて作品を発表。
「バイオリンⅠ」は、水彩画を基本に色鉛筆で仕上げた楽器の質感がとても美しい作品。
バイオリニスト石川綾子氏のCDジャケットに、実際のデザインが採用された実力派。

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「ヴァイオリンⅠ」 井上留美・イラスト



5、作家No⑫竹森夏子(版画・陶芸)Natsuko Takemori

金沢美術工芸大学彫刻科卒業。
現在は、東京都内にある美術館の事務職員。
陶板での版画作品を試作&制作中。
作品は、2版2色の木版画で「冬の公園を歩く」、赤版が印象的な画面だが、デザイン的な要素をふんだんに取り入れている作品。
本人は、過去に公園などの都市計画のデザインもされたことがあるので、
そのオマージュ的な意味合いが強いのか、平面作品なのに立体的な公園のイメージを感じる。
シンプルなのが版画的で想像力をかき立てさせる内容。

「冬の公園を歩く」竹森夏子

「冬の公園を歩く」 竹森夏子・木版画


6、作家No㉗大世渡縁(版画) Yukari Oosedo

京都精華大学芸術学部卒業後は、グラフィックデザイナーとして活躍。
同時に、ひろしま美術研究所版画クラスにて銅版画の研鑽を積む。
モチーフのテーマは「鬘(かつら)」。日々、非日常的な非常にシュールな画面を構築中。
「あの日の出来事」銅版画作品。
韓国製の植物の繊維を漉き込んだ特別な紙を使用しているため、
背景に薄い草色を感じる。
作家曰く、特殊な版画用紙で今では入手困難なものらしい。
彼女の幼いころのノスタルジーなイメージも一緒に喚起するような、
不思議な作品世界を共有できる秀作。

「あの日の出来事」大世渡縁

「あの日の出来事」 大世渡縁・銅版画


7、作家No㉙高橋孝夫(版画) Takao Takahashi

版画家。
創作の対象は専ら「猫」。ひたすら・ねこ。モチーフはネコ(=^・^=)
 学生時代に、お父様の転勤に伴い、金沢の紫錦台中学に転入。金沢泉丘高校を卒業。
金沢は、青春時代の思い出での故郷となる。現在は、神奈川県在住。
第60回記念日本版画会展にて「烏兎怱怱Ⅱ」東京都知事賞受賞。
第84回旺玄展にて「憧れ」リキテックス賞受賞 & 版画フォーラム2019にてセラヴィ賞のダブル受賞。
今現在、大変作品に勢いのある木版画の作家さんです。
「憧れ」は、なんとも猫ちゃんたちの表情がユーモラスで愛らしい。
ネコ好きにはたまらない、
絵の中の物語をいろいろと感じることの出来る魅力のある作品。

「憧れ」高橋孝夫

「憧れ」 高橋孝夫・木版画



ほかにも、ご紹介しきれないくらい個性的な作家さんがたくさん集まっている、盛りだくさんのグループ展です。

全世界から、WebサイトART-HIROSHIMAの展示を見ることができます。
スマートフォン、タブレット、パソコンなどから http://misa-art.jp/ に、
アクセスしてみてください。


「第2回 版画家積山ミサと広島⇔金沢のアーチスト達展 in 広島 2020」
【場所】木利画材・虹色ラボ
   広島県広島市安芸区船越南3丁目25-30(JR海田市駅から徒歩約7分)
【期間】2020年9月18日(金)~22日(火・祝)
【時間】10~18時

「ATR-HIROSHIM」http://misa-art.jp/

2020広島金沢DMデザイン面

*2020年9月20日~2021年5月31日の期間限定で会場のVR画像を掲載します。
 世界中どこからでもいつでも24時間無料で、展示会場の約120点の作品を見ることが出来ます。
また、気に入ったアーチストの作品の購入も出来ますので、ホームページのフォームから「お問い合わせ」下さい。
(作家によっては非売品のものもありますので、ぜひチェックして見て下さい!)


*文章以上です。

編集長、いかがでしょうか?

返信をお待ちしております

追伸:なんとか締め切りは間に合いました!

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プロの画家です。現在は地方創生&地域の文化をアートで繋ぐ活動を進めています!ART-HIROSIMA『プレゼンツヒロシマ芸術祭』などの芸術文化活動にご支援をお願いします。誰もが参加できる多様なアートの営みを応援して頂けると嬉しいです!サポートはアートのために活用させて頂きます。