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1月6日『推し、燃ゆ』を読んで

 今日はしんどいながら、休み休み『推し、燃ゆ』を読んだ。本の表紙が大好きなイラストレーターのダイスケリチャードさんで、前から気になっていた本だ。タイトルも今風で惹かれるものがあった。

 言葉遣いが巧みで、まるで本当にあかりちゃんという少女が現在日本にに存在しているようだった。推しを支えに、生きづらさを抱えながらなんとか生きている高校生。あかりちゃんから見える景色の描写が特に立体的で、気持ちが落ちている今日に読むのはちょっと良くなかったかもしれないと思うぐらいだった。

 私が特に気に入った一節はこれだ。

¨ 寝起きするだけでシーツに皺が寄るように、生きているだけで皺寄せがくる。 ¨

 私が常日頃考えているようなことがそのまま、しかも文学的に書かれていて驚いた。生きているだけで皺寄せがくる。税金や生活費、親や親族との関係、職場の人間関係、体調やメンタルそのもの。シーツの上にいればいるほどぐちゃぐちゃになっていく。戻せる時もあればそのままの時もあるし、拗れてしまう時もある。そしてそれが嫌になってシーツそのものを手放したくなる時もある。この文章ひとつに出会えただけでもこの本を読んでよかった。

 あかりちゃんは、これからどうやって生きていくのだろう。読み終わると、あかりちゃんのことが友だちのように気になってしまう。あかりちゃんのその後が知りたい、連絡が取りたい。そこまであかりちゃんの心を垣間見てしまう描写で素晴らしい小説だった。読んでいるうちもちょっと気持ちが落ち込んでいたし、今も上手く言葉が出てこないので稚拙な読書感想文になってしまったが、どうしても書きたかったので言葉にできてよかった。

 ここからはいつもの日記。今日は22時半に寝床に着くも、気持ちが落ちまくって生きてるのが申し訳なくて死にたくて涙が止まらなくて寝るのが24時になってしまった。そして1時に中途覚醒してから何度も起きたり寝たりをまた繰り返して4時に起きた。全然すっきりしてない。朝からずんどりとした気持ちでつらい。

 洗顔もヨガとやる気にならない。朝ごはんから一応食べる。味噌煮込みうどん、煮卵プロテインバー、コーヒー、ホット牛乳青汁をいただいた。もう自分ではご飯を作れないしどう食べたら良いかわからないから、彼が全部作ってくれるのは本当にありがたい。

 体が重くて、頭に霞がかかっているようで動けない。そのイライラ、心のざわざわから逃げるようにAmazonで何も考えずにショッピングしてしまう。化粧なんて月に一度もしないのに色々買ってしまった。お金ないのに、あとで後悔するんだろうな。でも心を守るために仕方ない気がする。死ぬよりましじゃん、みたいな。仕方のない人間です、私は。

 彼が出勤したら洗顔やヘッドスパをやろうと思う。どうしても音が出てしまうのでこの時間にやるのは気が引ける。

 気休めにAmazonで届いたイランイランのアロマをアロマストーンに垂らしてみる。良い匂いのお花をそのまま嗅いでいるようなゴージャスな香り。とても気に入ったので20mlのものを追加で購入した。心が幾許か安らぐ気がする。アロマに、アロマストーンに出会えて本当によかった。 

 アロマのおかげか気持ちが休まり、洗顔ができた。スキンケア、ヘッドスパもばっちりだ。気持ちがさっぱりした。そしてその気持ちよさのまま1時間ほど眠った。

 起きた後もまだ眠い感じがするしあまり何もしたくない気分だ。『推し、燃ゆ』が読みたいんだけど全然集中できない。ゆっくり、ゆっくりでいいから読み進めていこう。『推し、燃ゆ』を休み休みよみ、睡眠や休憩を多く取りながら今日は生きた。ほぼ休んでいただけ。

 朝から体が重く、動けない。到底、洗い物やお風呂に入ることはできないと思っていたが、夕方に飲む薬を飲んだら薬のおかげか、急に動けるようになってどちらともできた。その日のうちに良くなることもあるんだ、と嬉しくなって今noteを書いている。noteも今日は朝の描写だけで終わりになっちゃうかな、と思ってたから回復してかけて嬉しい。薬の力は偉大なり。

 あと、よくがんばったぞ、自分。えらい。死にたい気持ちに負けず、落ち込んでいる自分を受け止めて、休むことができた。これは本当にえらい。自分でも良くできたと思う。カウンセリングと日々のトレーニングの成果が出始めているのかもしれない。とても嬉しい。それではおやすみなさい。


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