✼••┈命の器┈••✼

✼••┈•✼••前書き••✼•┈••✼

深神鏡と申します。

前回に続いて二作目の詩集を

お手に取ってくださり
ありがとうございます
( •⌄• )◞

全部で13篇綴った詩篇になります。

深神鏡は
13という数字が
とても好きです
（誕生日だしね！）

深神鏡の詩の世界を
お楽しみ頂けたら嬉しい限りです。

それでは

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✼••闇と光••✼

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世界は死んでいる
広がる闇色は

死だ
死の色だ

死に包まれている

光は、命は

なぜ死に包まれている？

命の輝き
暗黒に包まれた
尊い奇跡の命の光

命は死の檻の中で
淡く光り輝いている

檻の外へ出ると
儚く消えてしまう命

闇の外は
どうなっているのか

やはり闇の外では

命は消えてしまうのか

命の無い世界とは
どんな世界なのか

想像もつかない

そんな世界に想いを馳せる

命とは不思議な
闇と光の

生物

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✼••無重力••✼

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趣味なんてない

好きな人なんていない

好きな映画
好きな本
好きなアニメ
好きな料理
好きな洋服

何も無い

何も好きじゃ無い
好きなものがない

何も輝いて見えない

何も眩しくない
何も魅力が無い

心が宇宙の闇中でひとりのような

孤独な月

死んでしまったんだ

あの子は太陽だった

月みたいな
僕を照らす光

あの子がとても好きだった
大好きだった

今も心の底から愛してる

真っ暗な太陽の死んだ宇宙の中で
叫んでも嘆いても

もう君には会えないんだ

会えないんだ

酸素もない

苦しい世界

僕は死んだんだ

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✼••贈り物••✼

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世界は闇に呑まれて
酸素も無く

息もできない
光も無い

だから

青くて綺麗な星を
君にあげる

息ができる
眩しい光がある
みんながいる
食料もある
花も動物も植物も
たくさん

みんな全部あげる

仲良く使って
賢く使って
大切に使って

楽しく生きて

幸せになって

自由な脳に
胸には感情豊かな心

好きなことを考えて
好きなことをして
好きな人を作って

優しく
強く
賢く
親切で誠実な人になって

小さな星だけど
がんばって作った宝物

君たちへ贈り物

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✼••綺麗事••✼

IFの世界では
わたしたち
みんな幸せに暮らすの

怖い人達なんかいない
恐ろしい人達なんていない

気持ちの悪いおじさん達なんかいない

綺麗な美しい楽しい世界で

みんな仲良く

ケンカしても
仲直りできるの

一緒に遊んだり
お話したり
お買い物へ行ったり
ごはん食べたり

離れ離れにならないの

忘れたりしたことないよ

みんな大好きだから

あの子達もわたしも

みんな捕まらないで
遠く安全な場所まで
逃げて

みんな幸せに暮らせるのよ
酷い人たちに捕まらずに

悪い人達はみんな死んで

優しい人達だけの世界で

IFの世界では

幸せな夢見たいな世界なのよ

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✼••堕天使••✼

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血塗れの背中

黒い闇に染まった翼

足先まで冷たい

手も凍りついたみたい

胸の心臓は青い薔薇

冷たい血の心

私は堕天使

欲しいものがあったの

悪魔の心

愛したから

欲しかった

あの胸の透明な宝石

私のものにしたかった

抱きしめた時に
囁いた時に
キスした時に

囚われたの

無くなったのは

私の胸の宝石

彼は微笑んでいた

とても優しく
死ぬほど優しい微笑み

心に焼きついた愛の刻印

私を蝕むの

真っ白な髪も
肌も
金の瞳も

漆黒の闇に
染まってゆく

神を裏切って

悪魔を愛した罰

唇は深紅の血の色に染まった

ねぇ　貴方が望むことを

知りたいわ

狂ったわたしは

空を飛べない
堕天使

貴方に手を伸ばしても
天の太陽のように
届かない

触れない

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✼••一緒に••✼

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自宅を抜け出して
電車に乗って
1番遠い場所へ

ねえどこまでも
行こう

船に乗って
飛行機に乗って
バスに乗って

遠くへ行こう

気分転換になるよ
どこまでも
現実逃避しよ

海外をあちこち行ってもいい
海を超えて
空を渡り

宇宙で星を眺めようか

貴方の瞳に全てを
見せてあげたい

美しいもの
醜いもの
いろんなものを

ねぇ僕の手を握って
勇気だして

ついてきて

一緒に行こう

僕の傍にいてほしいな

一緒に生きたいな

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✼••死の街••✼

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悪魔に妖怪に魔物だらけ

昼間は普通の街
夜は地獄に様変わり

夜の街のあちこちで
魔物に喰い殺される
女子供の悲鳴
ぐちゃぐちゃと
刃物で串刺す淫靡な音

みんなそれが普通なんだよって
笑ってる

地獄の花は
咲いたらすぐ
散らされて
風に舞うのさ

穴だらけの
美味しいチーズはいかが？
みんな食べた

ほら花が咲いてる
バカだね地獄に咲くなんて
すぐに枯れるか摘み取られて

終わりだよ

みんな美しいものが大好きだからさ

すぐ食べてしまう

すぐに死んでしまう

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✼••お伽話••✼

わからなかった

男の子だったり
女の子だったり
子どもだったり

どれでもなかったり

コロコロ変わって
安定しなくて
どうでもよかった

楽しいから

気分で変えるお洋服みたいで
無意識に
好きな時に
変わる

お姫様だったり
王子様だったり

天使だったり
悪魔だったり

魔法使いだったり

普通の人だったり

人間じゃないってよく言われたから
たくさん観察して
研究した

人間らしさ
仕草
言葉
表情
考え方

人間だよって
言ってくれる人がいて
嬉しかったな

もう人形じゃない
人間

わたしは人間
性別は人間
心は人間

人間だよ

ドラゴンでも
化物でもない

誰かが
幻想の作った
三体の怪物って
言ってたけど

それは最後の夢の話だから

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✼••恋人へ••✼

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赤い糸で繋がってる貴方へ
手紙を贈ります
まだ糸は切れてないでしょうか？
心配です
世界のどこに貴方がいるのか
わたしには
全然わかりません
早く逢いたいなって
毎日想ってます。

探しても見つからないのは
もしかして
貴方が死んでしまっているから
なんてことはないですよね？

わたしはもう30代です
そろそろ逢えないと
おばあちゃんになってしまいます
早くこの世界のどこかで
二人で逢いましょうね。
お互い元気で死なないように
今日も楽しく過ごせてるといいなと
願っています。

愛する貴方へ


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✼••逆世界••✼

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表の世界では
わたしがお姫様

裏の世界では貴方がお姫様なの？

表の世界では貴方はただの豚で

裏の世界では
お姫様のわたしが豚なの？
みんなが焼肉にして食べるの？

表の世界では
わたしの名前が美しいけれど

裏の世界では
貴方が鏡で美しい名前なの？

裏の世界では
みんな貴方の妄想通りなのね？

裏の世界だと
貴方はわたしよりも素敵な人で
優しくて可愛くて美しいのね？

表の世界だと
ツギハギダラケノ縫い合わせた
化け物なの？

なんで親子揃って貴方たちは
豚って言われてたの？

わたしは子供の頃から
猫って言われてたわ

天然美形だからかしら？

ずっーとわたしは表の世界では
猫って言われてるわ

貴方はずーっとわたしのこと
真似してみんなに嘘ついてたわね

自分が猫で自分がお姫様で

自分が自分が自分が
自分が自分が自分が

わたし
とっても怖かったわ
貴方にストーカーされて
大嘘つかれて

表の世界で
わたしが良い子と言われると
嘘つきな貴方の裏世界では
わたしは悪い子で
良い子は貴方なのよね？

不思議ね？

妄想は職業病なのかしら？

物書きは想像力豊かだものね。

でもどうして
わたしの幼馴染や
わたしの友達の男の子や
わたしの親戚のお兄さんや
わたしの初恋の人や
わたしの今好きな人が

嘘つきな貴方の
裏世界では
貴方やわたしの妹の
恋人設定なのかしら？
どうしてそんな嘘の作品を
たくさん作って
みんなに読ませたがるのかしら？

わたしは貴方の
自己顕示欲が怖いわ

貴方の
わたしに対する
異常執着が恐ろしいわ

もうわたしのことを
妄想のオカズにするのやめて欲しいの

理解できるかしら？

無理よね

もう十数年過ぎたもの

同じことを言い聞かせて。

貴方は狂人。

わたしを邪魔者だからって
殺したがってる豚さん。

最近はわたしのことを
お仲間さんの性悪おばさんたちと
古いって言いふらしているけれど
それ、昭和世代の
貴方が言われたことでしょう？

世代の違うわたしには
関係ない言葉だわ

もう自分が言われた嫌な言葉を
わたしが言われた言葉って
みんなに嘘ついて
広めるのやめてね

原神なんて
名乗ってたけど
笑っちゃったわ

なんでもわたしの真似するのやめてね

わたしの個性を盗んで
自分の個性って嘘つくドラマ作るのも
楽しそうね

本当醜い人達

無個性の逆襲なのかしら？

酷いわほんとうに。

涙が出ちゃう
残酷すぎて

年寄りが
若い子に暴力ふるうなんて
してはダメよ。
嫉妬しても。

我慢しなさいね

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✼••醜悪花••✼

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わたしを見つめる
貴方の心の中

醜い醜い醜い醜い

わたしのことを考える
貴方の心の中

醜い醜い醜い醜い

本当に醜い心の人

瞳にも醜いって書いてある

わたしのことについて
話す貴方の言葉

醜い醜い醜い醜い醜い

わたしの悪口が口から
滝みたいに溢れ出てる
怒怒怒怒怒怒怒怒って

こわーい

どうしてそんなに醜いの？

どうしてそんなに頭醜いの？

人のせいにするの？

自業自得でしょう？

醜悪花

いっぱい咲いてる
地球は、特に日本は
醜悪花だらけ

怖いわ
向日葵みたいに
みんなわたしのいる方を見て
耳をそばだててるのよ

醜悪花

みんな枯れてしまって欲しいわ

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✼••涙の雫••✼

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嫌いな人だらけの世界で
好きな人を見つけたの
すぐ
喰い殺されてしまったけれど

IFの世界で
あの人と幸せになれたら良かったのに

もう死んでしまったから
逢えないけれど

枯れてしまった花は
また芽吹くかしら？

それはもう別人かしら

どこかの世界で
もう一人の
わたしと同じ人間に出逢ったわ

あんな子がいるのだから

もしかしたら

どこかの世界で
わたしとあの人が
幸せに恋愛してる
世界があるかもしれないわ

それって嬉しくて
ちょっと悔しいかも（笑）

死んだあの人が
増悪の眼差しを
わたしに向けるたびに
火傷するみたいなの

とっても悲しくて
わたしも死んでしまえたらって
意味の無い涙が流れたわ

泣いても何も意味ないのよ

辛いだけ

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✼••命の歌••✼

✼•┈┈┈┈•✼•┈┈┈┈•✼•┈┈┈┈•✼

幾兆億千万の星の歌
植物達の歌
生物の歌
命に溢れた星の声が
　闇夜の宇宙を廻る

わたしの命も
貴方の命も
みんなの命も
全部

世界の楽譜の音符の一つ
この世界は誰が作った音楽なのかしら
やっぱり神様かな？

荘厳な生命の死と生の奏でる
命の螺旋の歌

私たちの心はいつも歌ってる
考えてることは歌。
心の歌。

✼•┈┈┈┈•✼•┈┈┈┈•✼•┈┈┈┈•✼

　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

✼•┈ꕥ•あとがき•ꕥ┈•✼

お読み頂きありがとうございました！

またお目にかかれますように♪

･:*+.\(( °ω° ))/.:+

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✼•2023年12月10日（日曜日）•✼

深神鏡