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内申点30からの高校受験【兵庫県帰国子女】日本補習校vs塾

こんにちはりんごです。
2024年高校受験が終わりまして、
1年生の春を迎えています。
過去記事をご覧になっていただけたらわかるのですが渡米して3年間過ごし、中3で日本に帰国、
1年猛勉強して受験しました。
猛勉強といっても、小学校5年の終わりから
アメリカの現地校、パプリックスクールに入ったので日本の勉強は、所謂、補習校に土曜日通う日々でした。
それ以外全く日本の勉強をしていません。
アメリカ現地校の宿題、レポートを仕上げるのも
大変なので日本の勉強、時に算数国語、
以外は手付かずでした。

しかし中学2年生になり、このまま中3を迎えたら
日本で高校受験する時に困ると思い、
日本補習校から日本の塾に切り替えることになりました。
アメリカの日本補習校は小学校から高校まであります。
小学生はすごく多くて、こんなに日本人が住んでるんだな!と
学校につくとまるで日本の学校でした。

ランドセルを念のため持って行っていたので、
日本補習校に通うのもまるで日本みたいで楽しかったです。アメリカ生活が長い子はランドセルを買っていません。
アメリカ生まれの子や永住の子はリュック、
駐在期間が3年から5年の駐在員組の子は
ランドセルの子もいました。
割合で行くと5:5くらいだったかもしれません。
補習校は中学生クラスになると、
グッと人数が減ります。
その頃には日本へ本帰国してしまうのと、
日本の受験対策として塾へ転校してしまうのです。
我が家も補習校だけでは受験勉強が難しいと判断して、中2から塾へ行きました。
娘曰く、
「補習校の中学生はアメリカに長くいる子、アメリカの高校に進学する子、永住の子が多くなってきた」

と言っていました。
受験を見据えている子も少なからずいるとは思いますが体感はそんな感じでした。
つまり、日本で高校受験をする予定の子は、
日本系の塾に行く子が多く、
アメリカのハイスクールに進学予定の子やこの先日本の高校に行く予定のない子は補習校の中学クラスに行く、という雰囲気です。
受験対策は塾で、というふうな地域でした。
これは、アメリカでも地域によると思います。
日本系塾がないエリアももちろんあるからです。

費用面でいうと、
うちの場合、
日本補習校は全額会社負担
塾は自己負担になりました。

かなり塾代は厳しかったけど1年行かせたおかげで
少しは算数、理科、国語、英文法は
追いついたと思います。
英語も日本語で英文法を学んでいなかったので、
日本式に過去、過去分詞などわからなかったので
基礎的なこと、日本の学校でやっているような、
単語を覚えたり、穴埋め、熟語、
など基礎的な事を勉強しました。
アメリカ現地校ではESLという英語が第二言語の
人のためのクラスをとっていましたが、
先生がもちろんアメリカ人なので、
やはり日本の先生から英文法を学べて基礎がわかったことが英語の伸びに繋がった気がします。
日本補習校では当たり前ですが英語の授業はありません。


そんなこんなで、補習校2年、塾1年を通い、
中学3年生の春に日本の公立中学へ
転入しました。

そこで初めての日本の中間テスト、期末テストを受けました。
3年生の1.2学期の成績が受験の内申点になります。
すなわち、アメリカでの成績は一切関係なく、
1.2学期のテスト勝負になりました。
アメリカのmiddle schoolでもし私学に転入するなら成績がいると思ってがんばったアメリカの
成績表、結局役に立たず!
いや、もしかしたら、
受験校の先生が参考資料として、見てくれてたのかもしれませんね。

初めて受けたテストは時間配分などがわからず
最後まで解けない

という初心者ばりの事件が勃発。
英語も長文読解3題、穴埋め、ヒアリング、で
日本の塾でバリバリ速読長文読解の
訓練を受けている子に比べたら訓練が足りなかった
我が子は時間内に長文が解かなかったりしました。
帰国子女といえど、テストの時間配分など、
初めてのことが多く、いきなりそれが
内申点に繋がるので、
かなり厳しい展開に。

英語以外、
通知簿は5段階評価、3ばっかりになったのでした。
ひえ〜!
ま、2がつかなかったことが塾にいってて良かったことかな!
だって土曜日の数時間、たった週一しか
日本の勉強してなかったのに、
日本の一般の受験生にもまれてテストを受けた
のだから、今までの学力、
特に実力テストでは差が出てしまうのは
しょうがないかなと思いました。
アメリカでもバリバリに日本の勉強やってる子も
いました。
うちはのんびりやってたので、
当然の結果です。
でも塾の先生が、
「3年間、いろいろ分からない単元の穴があるけど、
よくぞ平均点まで取れてえらいね!
平均以下になることも考えれた訳だから塾に行ってて良かった!」
とおっしゃってて、
塾に行って良かった部分もありました。

兵庫県は、通知簿の9教科の成績50%、
当日のテストの出来が50%なので、
例えばオール3が9教科だったら27
それが数値化するのです。

参考資料がこちらです。


以上、
中3から受験生した帰国子女の成績でした。
日本の塾でバリバリテスト対策をしている
中学生にいきなり9教科できるかは
アメリカで日本のテスト対策をしてるかに
かかってきます。副教科もテストあるから中々ハードでした!

だから、中3で目標とする学校の
私立の付属中学校に編入する子もかなりいます。
私立の中高一貫、なんなら大学附属の学校に
入ると進路がかなり楽な部分もありますが、
我が家は公立で受験するという道を選びました。

何かの参考になれば幸いです。




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