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100年丸々元気で健康?

仕事で高齢者の方と関わることが多いんだけど、90歳超えて元気な方もいればそうでない方もいる。みんな元気に寿命が延びてるわけじゃない。

体に不自由が出て、一人で外出できなかったり、痛みを我慢しないといけなかったり、手術も年齢的に出来ずにただ耐えるしかなかったり。90年以上生きて、最後がそれじゃあ、そりゃ死にたくなるよね。「もうお迎え来てほしい」、「朝目覚めなかったら一番楽なのに」と。

最初は、「そんなこと言わないでくださいよ~」ってセリフかのように言ってた。「寂しいじゃないですか。」とか。本心でそれは言ってた。
でも、長生きしてほしい、って他人が望むことって身勝手で無責任なんじゃないかと思うようになった。自分が同じ状況だったら、やっぱり元気だったころの、体の動き方を覚えてるから辛いよね。苦しいと思う。90歳超えて健康で、年相応の体力低下はあるけど、まあまあ元気だったらそんな風には思わないだろうけど。 

痛みもね、ただ関節が痛いとかじゃなくて、痺れたり、鈍い重い痛みだったり、我慢するしかないからしてるけど、ってくらいのレベルなんだと思う。みんな言うけど、「この痛みは本人になってみないと分からないよ」ってほんとにそうだと思う。一回骨折するだけで、3か月くらいかかるし、元の状態に戻れるとは限らない。基礎がしっかりしてる高齢者は回復が早い。

でもそれと同時に、あなたにも若いころがあったでしょ、若いひとに当たるんじゃないよって思うこともある。「若い人はいいね~」って言われると同時に、年取ってでも若者のような体を求めるなんて贅沢だよ。二度も体験しようだなんてせこいよって。笑

でも、痛みに耐えながら、老いて、変わって、どんどん体力なくなっていく姿、そりゃ酷だよな。人生100年時代っていうけど、100年丸々健康でいれるわけではない。100年丸々使える前提で、企業は売り文句を考えて経済を回そうとさせるよね。


何が言いたいかっていうと、人生100年っていうけど、医療は進んで治療もできるかもしれないけど、軽減させてだましだましの延命なんじゃないかな?

”元気で健康な”100年時代を想定してない?

そんな確率低いよ。体、自分を大事に、何より一番に考えていこう。

まじで体が資本だから。

私は家でずっと座ってたり、すぐ車使ったり、タクシー乗ったり、電車・バスで便利な生活をしている現代人が、日光に当たる時間の少ない現代人が、今の高齢者と同じ年齢になった時、どんな身体の衰えをしているのか楽しみではある。

自分を含めて若いうちに体動かして、使い方分かってないと、もたないよ。機械じゃ90年ももたないからね。



ちなみに、みんな小学校や旧制中学なんか歩いて平気で2,3㎞、片道1、2時間かけて歩いて通ったり、毎日10㎞自転車で通ったりしてたんだって。今みたいに各学区で近い学校がいくつもあるなんてこともないし、バスだってまだまだ普及していなかったしね。

20代、30代も長ーい目での介護予防していこうね。自分の事は自分で高齢になってもできる体作りを。

高齢者を見てて思うけど、家の中を歩けるってだけですごいことなんだよ。

老後資金2000万円問題って流行ったけど、一番節約なのは健康で体力づくりをしておくことだよね笑

では!また後日。お疲れ様でした。


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