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疲れを感じることは良い兆し

疲れていなくても意識して休むことは大切だと思っています。

なぜなら、自律神経の調子を崩している場合、疲れを感じないことがあるからです。特に私のような双極性障害と診断された人は、それが顕著なような気がしています。

躁状態の期間は疲れを感じないので、睡眠時間が少なくてもかなり元気に過ごせます。長距離運転をいくらしても疲れませんし、仕事もバリバリこなせます。

しかし、それは疲れていないわけではなくて、疲れを感じていないだけなのです。そのため、いつか必ず限界が来ます。

私の場合、躁状態の症状が重い時期は、長距離運転をしても平気でしたが、2〜3週間経ってから、急にガクッと身体に力が入らなくなりました。そして、そのままうつ状態に突入するのを繰り返していました。

おそらく溜まりに溜まった疲労のツケを払うための期間がうつ状態なのではないかと、今になって思っています。脳が本能的に「これ以上動いたら身体が壊れるぞ!」と緊急ブレーキをかけているのでしょう。

症状が落ち着いてきてからは、長距離運転をした場合、きちんとその日中に疲れを感じるようになりました。なんだか自分が弱くなったような気もしましたが、おそらくこれが正常なのだと思います。

疲れを感じるからこそ、疲れを感じる度に解消することができるので、疲れが風船のように溜まって破裂してしまうようなことは避けられている気がします。

そのため、うつの時期は、肩や首の凝り、頭痛、胃腸の不調などがかなり酷くなって「あーこれが病気の症状なんだ」と、その時は辛く考えていました。

しかし、今思えば、これまで無理をして溜め込んでいた疲れがやっと解放された、とても良い兆しだったのではないかと思っています。

疲れをきちんと感じることができるようになってからは、マウスピースを作って歯の食いしばりを防いで頭痛を解消したり、肩や首のストレッチやトレーニングを始めたり、肩が凝らないように高さを調整できるパソコン台を買ったりしました。それで、だいぶ生活の質は上がりました。それもみな、疲れに向き合ったからできたことです。

疲れを感じることよりも、疲れを溜め込む方がよっぽど問題なのですね。

それに気づいてからは、休憩をこまめにするようにしていますし、長距離運転をするときは、疲れていなくてもサービスエリアやコンビニに立ち寄って、小休憩を取ったり、喉が乾いてなくても、水分補給をするように気をつけています。

我慢強く見える人がいますが、おそらく当の本人は、疲れを溜め込まないように上手に休憩を取ったり、十分なケアをしているのだと思います。だから、継続して何かの物事に没頭できますし、それが周りからは我慢強く見えているだけなのだと思います。

しかし、十分なケアをせずに疲れを溜め込んでいるだけだと、一時的には我慢強く見えるかもしれませんが、いつかは必ず限界が来ますし、病気になってしまうリスクも高いのではないかと思います。それは我慢強いというより、疲れを解消することを「先延ばし」にしているだけなのだと思います。

宿題を先延ばしにしていたら怒られるのに、疲れを解消することを先延ばしにしたら我慢強いと褒められるのは、何か変ですよね。

そのため、疲れは悪ではなく、「そろそろ休んだら?」という身体からの優しい合図なのかもしれませんね。

最後までご覧いただきありがとうございました。







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