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D2Cにとってのこれからの商品パッケージデザインの設計について、実際のケースをデフォルメ

これは、サプリメントカテゴリーにおいて新規に、D2Cビジネスで展開したいと相談があったケースを元にパッケージデザイン面などについて、考えかたや、コスト面について参考になるようにデフォルメしてお伝えします。
(うらはらの、しくじり先生は、Facebookでポストします。)
是非、これから、D2Cビジネスを始める、また、グロースするために、リニューアルを検討している、御社のビジネスの参考になればと思います。
また、お気軽にご相談いただけましたら、サポート・アドバイスをさせていただきます。コストも、仕入れ先も、すべてお教えします。

開梱時(Unboxing)に、美的に感じるようにデザイン&アクションを設計すること

実施・展開したデザイン施策などについて
・ファーストキットとセカンドキットという2つのパッケージ・配送体験を創った。
・顧客体験から、継続して摂取するためにかけている要素(要因)をヒアリングした。
 *飲み忘れる
 ⇒(手元に無い、アルミパウチだと、取り出すのに面倒・他のものの間に紛れる)
 ⇒(プラスチックボトル・ガラス瓶・アルミパウチは、デザイン的に見栄えがしないでの手元に置きたくない)
 ・外出先でも、気軽に摂取したい
 ・容器の中身が見えないので、摂取している感・達成感が得られ憎い。
 ・余る(サブスクリプションを、ステップ・休止する)
 ・体感しない
 ⇒(薬機法で、サプリメントは、摂取方法を表記出来ない)
 ⇒(1日あたりの必要摂取量の1.3-1.5倍を、一度に摂取しないといけない。)
 ⇒(サプリメント形状が、一番小さいソフトカプセル オーバル:楕円形のソフトカプセルで、2型から4型が、内容量も加味しても適正です。大きさは14mm程度でも、〇〇cm×必要摂取量を摂取するためには、〇〇粒を摂取する必要がある)
などの、顧客視点からの課題がありました、あります。これってとてもチャンスがあることだと思っていました。

サプリメント、コスメなどのサブスクリプションモデルを採用している、D2Cブランドはとても多いです。
(あらためて宣言すると、実は、単品リピート通販モデルを言い換えているだけです。)
その中で、サプリメントで言えば、日本で多いパターンが、アルミパウチ袋のパッケージで1か月分(送料を節約したい場合は、2-3か月分)を、厚さ3cmもしくは、2㎝以内の梱包段ボールにセットアップして送付するパターンがほとんどだと思います。
*同梱施策などは別記事にて展開します。
*実は、コスメでもこのバターンに設計できるデザインパーケージがあります。(ちょっとした、工夫と視点です。)

デザインした要件・こんなのがあったらいいなぁ- を1つ1つ

私たちは、
新規で、女性を対象に、インナービューティを目的として、ホネストな商品を提供していく、D2Cブランドの展開を立案・計画していました。

私たちは、
そのためには、日本の今までのサプリメントで。顧客にとって楽しくない体験を、感動的な体験に変えていける商品設計(由来成分と処方とベネフィット)と、商品デザイン、配送デザインを必要としていました。

私たちは、
ソーシャルな時代の中で、顧客と感動を共有して、顧客の行動体験をより楽しいものにしたいと考えました。いままでの、商品パッケージデザイン形態で、顧客のライフスタイルから繰り返されている、飲み忘れなどのマイナスファクターを取り除くことを何とかしたいとも考えていました。

私たちは、
開梱(Unboxing)時に、とても慎重に考案された美的感覚の共感を感じていただけるに設計された配送デザインを提供したいと考えました。
(インナービューティサプリメントの世界観をお伝えしたいの1点です。)
SDG‘sを意識はしていないですが結果として、
持続可能性を重視したスターターキット(初回配送キット)と

私たちは、
サプスクリプションの、セカンドキットとして、
詰替・Refillセット分については、保存性、利用状況(ベネフィットへの達成度・達成感・到達観など)、飲み忘れへのサポート、個人個人での摂取量が調整出来るよう(セルフ・パーソナライズ)に、顧客が求める必要摂取量が選択できるように合わせて小分けを選択しました。

私たちは、
セカンドキットデリバリ―は、配送・フルフィルメントコストを少しでも下げて、その分を、商品原価に転換・シフトして、顧客体験・体感を実感してほしいと設計しました。
配送は、封筒タイプの梱包材とアルミシッパー袋で構成されるように設計しました。
(BoXタイプも検討しましたが、よりやさしいタイプにしています。)
(後ほど記述しますが、フルフィルメントスタッフのことを考えての設計もしています。)
スターターキットと、サブスクリプションセカンドキットの2本立てのパッケージデザインとフルフィルメントサービスに到達しました。

デティール(詳細)

私たちの、
スターターキット訴求ポイント
・詰替えボトルを採用:Refill container
詰替え用のボトルは、初回は、空(サプリメントは入っていません)で、顧客に配送されます。
最終的には、ボトルに、サプリメント商品を入れて、顧客の生活行動の目立つところに置いていただけるように、デザイン設計された耐久性のある、透明なガラス瓶を採用しました。

私たちの、
商品(サプリメント)
3-6つのアルミフィルムポーチが入っています。
各ポーチには、顧客が自分の体調とベネフィットに合わせて、摂取可能なように、1週間(6粒×7day=42粒)から、2週間(3粒×14day=42粒)、のサプリメントカプセルが入っています。(入り数は、各社でベネフィットコンセプトで設計ください。例:1日1粒で良いなら、14粒とか、28粒とか)

私たちの、
同梱物
お買い上げ票は入れていません。なぜ?って思われた方はお問合せください。
後払い請求書は郵便別送でお届けします。(着払いは採用しませんでした。)なぜ?って思われた方はお問合せください。
(請求書払いの採用は致し方なく、でも、デジタル請求の後払いも追加しています。)
Thankカードだけを入れています。そこには、SNS(どの、ソーシャルプラットフォームでコミュニケーションデザインするかは、D2Cブランドの見せどころです。)のQRと、リファラープログラムへの招待をお伝えてしています。

私たちの、
商品包装:アルミ・ラミネートホイルポーチ
商品ポーチにアルミラミネートホイル(一般的です。)を採用しました。顧客に届き、開封して使用する前に、ソフトカプセルサプリメントは、倉庫内での温度・湿度の設定に耐えて、貯蔵寿命のために必要であること当然ですね。

製品を安全に顧客お届けするという本質的なロジスティックタスクを実現するだけではありません。顧客の手元に安全・安心に届いて初めて商品として活躍を始めます。デビューです。
顧客のライフエリアの中での保管・保存性を担保するためには、酸素と湿気のバリアを備えていることが必要です。包装材がまだ見つかっていないだけです。

多層金属化フィルム自体はリサイクルできませんが、今のところ、これに替わる素材と出会っていないだけです。私たちは、減容量化は今でも求め続けています。(トータルでコストコンシャスであることです。)

私たちは、
この軽量で便利なポーチに、少しだけ独自の持続可能性についてトライしてみています。
ラミネーションの最上層(表面ですね)には、100%FSC認証を受けた使用済み再生紙で作られているものを採用しています。
この紙の層に、ピンクと濃いピンクの2カラートーン(サプリメントカラーに合わせています。)でフレックスグラフィックに印刷プリンティングをしています。(再生生成りのカラーでも大丈夫だとは捉えています。私たちは別の視点でカラーリングしました。)

私たちの、
キッティング
顧客は、スターターキットを受け取った際の開封時(Unboxing)に、
最初1つのサプリメントの入ったポーチを開封します。
それを、詰替え用で、継続的にご利用いただく耐久性のある透明(トランスペアレンシー)のガラスボトル瓶に、詰め替えていただきます。
その後、自分の摂取パターンに応じて、同じフィルムポーチを、1週間ごと、2週間ごとに、その1袋分のカプセルに充填することを、習慣にして貰いたいとデザインしています。

セカンダリーオーダーは、自分の摂取パターンに応じて、必要な数だけ2-3月ごとにサブスクリプションベースで受け取ることになります。
顧客は、自分の摂取パターンに応じて、無理なく、段階的に、習慣単位のサプリメントを補充していくことになります。
(当然それを実現するための、マイページ機能は重要です。)

私たちの、
最初の、スターターキットは、カートンBoxでお送りしますが。
その後の、セカンドキットの、詰め替えポーチを配達するために必要なのは、クラフトスタイルのフラットメーラー封筒でも、ポストインのカートンでも、どちらでも可能です。

詰替え容器の耐久性のある透明ガラス瓶のベネフィット

私たちは、
栄養補助食品とサプリメントカプセルの大部分が、シュリンクラベルまたはpsラベルで飾られた白いプラスチックボトル(多くの場合HDPE)に梱包されていることを知っていますし、それに愛着は沸きませんし、見分けがつかないです。

このパッケージフォーマットはリサイクル可能ですが、多くの場合はサーマルリカバリーでしょう。(これは、本来はとても合理的ですが、トレンドとして受入れてもらえなくなるようです。)
これとは別のパッケージ形態に、
OTC医薬品カプセルなどで利用されている、茶色のガラス瓶だとどうでしょうか? 薬事をイメージする・させる、固有のメッセージを伝えることが出来るとは考えられますが、手元に置きたいでしょうか?
また、茶色の瓶のデザインには制約(有り型)があり、どれも似通ったものになりがちなのを、わたしたちは知っています。(スキンケアコスメのボトルにも多いデザインです。)(ホワイトインクでおしゃれなデザインにはできます。)

私たちは、
エレガントで耐久性のあるガラス瓶を、顧客が自宅で数多く保有している、他の白いHDPE薬瓶などと一緒にどこかの棚に隠してほしくは無かったのです。
そう、隠す必要を無くしたかったのです。 見せびらかしてほしかったのです。


私たちの、
ベットサイドに、ドレッサーに、キッチンのグラスの脇に、バスルームのカウンターに、オフィスのデスクに、デザインの全てを見えるように、アピールしてほしかったのです。何処かに、隠れる、倒れる、紛れるのではなく。

私たちの、
すぐ手元にあり、手が伸ばせる、伸ばしたい価値を提供したかったのです。

私たちは、
SKUを増やす時のデザインも考えています。ボトルには、インナービューティを象徴したいので、透明感は必須でした。
SKUの各ブランドカラーでスプレーされ、ボトルに直接シルクスクリーン印刷されたシンプルなメッセージで装飾するパターンも準備しました。
(実は、顧客のアイディア次第で利用方法は多数あります。想像してみてください。この、わくわく感はとても大事です。)

私たちは、
ボトルに、何度も入れ替えて使用することを望んでいましたし、それを意図しています。
毎月、毎週、補充ポーチを補充することを意図していましたので、ボトルに過度な装飾を施すことは避けたかったです。これはとても重要でした。
その理由としては、先の利用シーンのデザインだけではなく、滅多にはありませんが、印刷部分などが剥がれることは殆どなくなるとともに、洗浄処理もしてほしく、問題なく長い間に亘って、安全・安心に利用頂ける必要があると考えていました。

私たちは、
詰め替えボトルにすることで、背面にラベルを貼ったりする必要のある、法律で定められた表記(詳細は、記事末尾に記載)、摂取(お召し上がり)方法、説明、および成分の情報を印刷する必要がなくなりました。

サプリメントカプセルは、アルミホイルポーチにパッケージされて、顧客のもとに届けられます。つまり、すべての規制情報と使用説明書はポーチにのみ表示する必要があるということです。

そのため、詰め替えボトルのショーピース部分(顧客と向き合う容器の顔)は、シンプルなブランドメッセージだけを伝えることが出来たのです。

これからのデザイン拡張(顧客にとってのアイディアは無限)


私たちは、
詰替えボトルを本当にポップにして、顧客に愛されていくには、ボトルキャップを素材からもデザインすることだと思っていました。
USAでは、竹製、木製だけではなく、プラスティックでも、再生プラや、そのカラバリはとても豊富です。日本では、サプリメントは費用面からは導入が無理かも知れませんが、(コスメであれば実際に展開しているブランドさんと出会うことが出来ます。探してみてください。)(先々は、海外からの輸入・調達も必要になってくるとは思っています。カーボンフット的には疑問ですけど。)

植物性の素材を採用することは、例えば、竹の利点でわかりやすくする説明すると、竹は豊富で成長の早い草であるため、材料の再生可能性プロファイルを伝えることができます。
輸送と環境の観点から、竹は木よりもはるかに軽いメリットもあります。
一番は、顧客がプラスティックより、植物素材の方が手の感触が良い、見た目にも温かみを感じるということです。

外装箱の包装資材の強力な持続可能性プロファイル


私たちは、
外装箱についても、顧客のUnboxingシーンをデザインすることにこだわりました。
それは、一方で、フルフィルメントの現場のスタッフの生産性を向上させることも再優先にしています。
100%使用済みのリサイクルクラフト段ボールで作られた段ボールを使用することがベストですが、コストとの兼ね合いで立上げ時は断念しています。

私たちは、
ブランドが、顧客に受けいれられて、支持されて、成長して、マーケティングコストを逓減させて、それを環境負荷低減のコストへ転換してもよいという、顧客からのメッセージを受け取った時に実施することにしました。

私たちは、
外装段ボールへの、直接印刷することも立上げ時には断念しました。
代わりに、トップシールを印刷して、ワンポイントでメッセージングできるようにするとともに、配送の安全性を担保することにしました。

私たちは、
メッセージングに少しだけこだわりを持たせてみました。
・通常のファーストキットのときのメッセージ
・季節性のあるメッセージ
・利用頻度に応じてのメッセージ
などを、外装箱や、外装封筒への印刷ではコスト高になるものが、シールでは簡単にアプリケーション化出来るのです。

外装箱は、フルフィルメントスタッフの作業をシンプルにするために、嵌め殺しタイプにしています。つまり、封入封緘のための、テープが不要で、その工数を削減することも目的にしています。
トップシールもリサイクル可能な、FSC(森林管理協議会)認定の紙で作られています。

ファーストキットのセットアップ:段ボールクラフトインサート
私たちは、
ファーストキットのセットアップでは、詰め替え用のガラス瓶を、キットの所定の位置に保持し、顧客が製品を開梱(Unboxing)したときに、顧客の視点に向き合わせたいために、位置をデザインしました。
ボトル保持用のインサート(中仕切り)のデザインは、アルミパウチ3~6パック(これの見せ方で、箱のデザインは大きく変わります。制約要件は60サイズです。)とともに、スターターキットとして、セットアップ同梱されて届くようになっています。

私たちは、
外装箱の共通化(汎用化)
SKUが増えることを想定しています。そして、様々なリテンションのための、サプライズプレゼントも企画しています。
そのために、外装箱は、共通化したいと考えて設計しています。そうです、A4面積の60サイズに合わせての設計をしています。
無駄な、余分なスペースは残されていないというか、ありません。

インサート
ボトルを保持するインサートは、ボトルのサイズに合わせて、ミシン目カットされているため、上部に追加の緩衝材パッドなどを、配置する必要も無くしています。

同梱物
配送箱(外装)の最上部には、Unboxing(開封時)の際にThanksメッセージを伝える、A5サイズのカードが収まっています。(これが納品書だったらがっかりですよね。)

今後の展開の可能性

私たちは、
外装箱を使って、顧客にメッセージを伝える方法は限りなくあることに気づいています。(印刷コストとの兼ね合いです。)
USAのD2Cブランドのケースを研究すれば、するほど、感動と、興奮を覚えることと思います。
こちらの、いくつかのブランドなどを参考にしてみてください。(Pintrestでの探索も楽しいですよ。)

Grove

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私たちの、
商品・サービスをご利用して顧客に何が起こっていくのか(変化など)を、オフラインメディアでもあり、そして、必ず顧客がタッチしてくれる貴重なオウンドメディアの外装箱で伝えたいと思いませんか。

トップカバーの内側でのメッセージ
は、定番ですよね。
この商品が顧客のベネフィットをどのようにサポートするかを説明することができます。この商品の購入動機を思い出させることは、あらゆるタッチポイントメッセージすることで結果として共有することです。
教育することではないのです。

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・箱の内底にメッセージングプリント
することもできます。
顧客が、アルミポーチの最後を取り出したときに読むことを目的として、内側のボトムフラップ(箱の内底)に展開することも可能です。ここでは、ストーリーテーラーがあっても大丈夫です。
例えば:
あなたは私をリサイクルできます。
・・・・・は待ってます。
(私たちが、企画していたブランドの成分は、海由来の成分でした、それと密接なストーリーをコミュケーション展開も企画・検討していました。)と書かれていて、ブランドの持続可能性プロファイルの締めくくりとして、また顧客への実用的なリマインダーとして機能することは、USAでは実証済でした。

事例(ケーススタディ)

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https://fatty15.com/

私たちは、
梱包資材のインスパイヤ―・アイディアフラッシュ
USAかEUのベンダーサイトで、梱包資材の、デザインや、環境面での工夫、これからのトレンドについては、とても注意深く、探して、インスパイヤ―されました。(日本のメーカーでは残念なことが待っています。韓国・中国も参考になります。)
試算・見積も可能ですので、日本との違いを体感してみてください。

例えば:
今回は採用していませんが、カスタム印刷されたリサイクルクラフト紙・水活性化テープ
これは、完全にリサイクル可能であるということですので、ビニールテープみたいに-それを取り除く必要はありません。実は、環境にやさしい、ということは、顧客にとっても便利であるという体験は重要です。
それは、スタッフにとっても重要なことです。(フルフィルメントの現場でも分別が要らないってことでもあります。)

詰め替えアルミパックのこだわり。

私たちの、
スターターキットには60日もしくは、90日分のサプリメントカプセル(私たちは、42粒×8パック=2か月 普通は各30カプセル/1か月で3つのポーチパックになると思います。)がセットアップ送付されます。

私たちは、
セカンドオーダー以降の、配達が顧客の玄関先の「ポスト:これ重要」に到着するまでに約2-3か月が経過します。

私たちは、
その間に顧客とのコミュニケーションで、関係性を築き、最初のブランド構築を始めなくてはいけません。
顧客が、アカウントのサブスクリプション部分(次回オーダーの発送まで)を開始する前(初回だけでは、サブスク体験では無い)に、サプリメントのプラスの効果を実際に感じ始めるのに十分な時間があればよいはずです。(これは、別の記事で、コスメ、Nutoritionでも同じです。)

私たちの、
商品が詰まったこのポーチは、詰め替え用の小さなクラフトメーラー(封筒)に簡単に収まるようにデザインされています。(ポスト投函サイズの梱包箱でも大丈夫です。)
サブスクリプションベースで、お届けするのに都度都度、ドライバーさんによる検印は必要ありません。(お届けありがとうってメッセージってとてもおかしいですけど、慣習でしている日本は不思議です。)

Amazonタイプの配達が増えてくるとは思いますが、

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置き配_InkedAmazon01 - 注文内容の確認と変更 - www.amazon.co.jp_LI

私たちは、
セカンドパッケージ以降のデリバリーデザインは、最小限のパッケージデザインと、環境=顧客とドライバーにやさしパッケージとデリバリー方法を選択しました。(これは、コストにも反映していきますので、その分、商品の成分原価に転換できることや、ご提供価格に反映できることになります。)

私たちは、
リサイクル可能なメーラー封筒(箱)を使用するにあたって、1つだけ工夫をしました。
複数のアルミポーチ(いくつ入りかは別)を、おとなしく収納して、お届けする方法です。(配送時に、商品がダンスして、到着したときに疲れ果てていては困ります。)
完全には制御はできないかもしれませんが、切込を入れたセットアップ台紙にキットすることで、解決しています。

事例:ケーススタディ

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https://fatty15.com/

私たちは、
バブルメーラー(Bablle Mailer)を採用しなくて済みました。(結果として環境にやさしい)
*エアクッション付きのクッション封筒・プチプチ封筒(平袋)
封緘は先、ほどのシールをセカンダリーサブスクリプションに合わせて、メッセージ・デザイン作成しています。
(送り状でも封緘していますが、それだけでは顧客へのメッセージを伝たえきれないので)

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次の展開までフォーカスしていますか?


私たちの、
最初のD2C商品でした。D2Cブランドとしては、顧客の体験によっては、SKUを拡張することは必然だと捉えています。(パーソナライズ細分化は、避けて通れないマーケットトレンドだからです。いくら、基本ベースメントサプリメントと言えども)
また、顧客の購買チャネル視点では、パック形式に対応できる小売店などの他のチャネルをへの展開も検討しておく必要はあります。その場合は、チャネルに合わせた新しいパッケージ形式も検討していく必要があります。

私たちは、
SKUを増やした場合でも、今回デザインした、外装箱、セカンドデリバリーの封筒、箱は、デリバリーサイズ(配送会社指定)の最大値で設計しています。(特に厚みが重要)
そのために、中のインナーのアタッチメントを工夫するだけで、対応が可能です。
そうです。オリジナルの共通梱包・発送資材としてデザインされています。

私たちは、
なぜ、アルミパッケージの容量を小分けサイズにしたのでしょうか?
・顧客の体感・ライフスタイルに応じて、摂取容量を調整してほしいから
・1日1回の摂取ではなく、複数回に分けてほしいから
・摂取の場所を、顧客のライフスタイルで選択してほしいから
(バックの中に入れて持ち歩いてほしい。)
・リファレルで、おすそわけしてほしいから
・家族で使ってほしかったから
(子供なら、1袋分で1か月から2か月、シニアなら毎食3粒で、5日分とか)
・自分に合わなかったら(体感しなかったり、価値を見出せなかったら)C2Cで売って頂きたかったから(メルカリ上等だと思っています。)
他のかたは、求めているかも知れないですよね。小・個パックなら安心・安全ですね。
・その他。
小分けのメリットって沢山あります。
空の瓶は、希望があれば、2回目以降に追加でお送りするサプライズも設定してあります。
そうすることで、1日2回に分けて摂取(召し上がる)習慣をデザインして頂けると思っています。

まだまだ、書ききれないほどの設計・デザインがあります。
次回以降、1つ1つを深堀していきますのでお待ちくださいませ。

余談

ラベルにはどのような情報が必要ですか?
法律は遵守です。知って摂取してほしいことは沢山あります。
日本では、サプリメント(製品)ラベルに次の情報を含めることを求められています。これを瓶に記載したくなかったです。

名称:商品名を記載したい場合は枠外に記載する必要があります。
原材料名:※ 消費者庁より「食品表示基準について」および「食品表示基準Q&A」の一部改正
内容量:これも課題
〇. 〇g(粒の重量(mg)×1日の目安量(○粒)×何日分か(○○日))
○.○g(粒の重量(mg)×袋の中の入数(○粒))という表記が一般的です。

賞味期限:「枠外右下に記載」や「箱の底面に記載」など
保存方法
販売者
栄養成分表示。栄養成分表示の記載内容
エネルギー〇kcal
タンパク質〇g
脂質〇g
炭水化物〇g
食塩相当量〇g
これらが必須項目です。
リサイクルマークの表示:経済産業省による「容器包装リサイクル法」
製造所固有記号

義務付けられている表示内容:無くなるところに記載してます。(さあどこでしょうか?)
「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」

義務ではないが、よく表示される内容
お召し上がり方:これが一番困るのです。
表示義務はありませんが、「お召し上がり方」または「1日当たりの摂取目安量」などと表示しています。そして1日の目安量を表示例としては、「1日●粒を目安にお召し上がりください。」や「1日●粒から●粒を目安にお召し上がりください。」と書きます。また、摂取方法を記載する場合もあります。多くの場合「水または白湯で」を入れます。

「食前」や「食後」、「空腹時」「寝る前」などのいつ摂取するのが良いかを表示することはできません。「1回で飲む」「分けて飲む」という表示もできません。これらの表示は医薬品のみが可能となっており、「食品」に位置づけられるサプリメントではその表示が禁止されています。
お召し上がり方には、文字の大きさに決まりはありません。

使用上の注意
推奨している場合は記載

希望小売価格(定価)
価格の表示の義務はありません。

バーコード
バーコードの表示義務はありません。物流管理には、必須です。(配送センターを利用する場合だけではなく)

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