見出し画像

最近はどんな仕事をしているか

今回は、私がふだんどのような仕事をしているのかをご紹介したいと思います。

1. デザインワーク

チラシ、パンフレット、名刺など紙もののデザインの定番はひと通りこなします。屋外看板やシール、ミシン眼の入ったチケット、のぼりやはっぴなど販促ツールをつくることもあります。
企業からの依頼で名札(アクリル製)80人分をつくったり、表彰状や毎月のイベント予定を掲載したフライヤーなども作成しています。ネットの印刷サービスでつくれるものであれば、何でも対応しています。

個人的には、商品パッケージをデザインするのが好きです。市販のパッケージを見るのも好きです。
少し前ですが、文明堂のカットカステラのパッケージがかわいくて、ジャケ買いをしてしまいました。伝統ある中にも少しモダンが混ざったデザインがよかったです。

この度カットカステラパッケージが一新します!! 長崎と関係深いものを家紋的な絵柄として象徴的(アイコニック)にたくさん用いることで長崎らしさ、日本らしさを表現しております。 ひとつひとつ包装されており使い勝手が良く、またカットカステラのみ3種(プレーン、チョコ、抹茶)の風味のバリュエーションがございます。 ぜひお土産や贈り物にご利用下さい。

Posted by 文明堂総本店 on Wednesday, October 31, 2018

前職の小売店勤務時代に、膨大な数のパッケージに囲まれて働いていました。店のPOPやプライスカードを大量につくったこともあります。デザインをつくる側とそれを売る側両方の気持ちがわかるので、小売店での経験は今も非常に役立っている気がします。

最近対応したもの

ギフト用冷凍食品の化粧箱、自販機につける看板、ジャム瓶に貼るシール、会社パンフレット、告知フライヤー


2. ホームページ制作

案件数で言えばこれが一番多いかもしれません。企画からデザイン、マークアップ(コーディング)、CMSの構築からサーバー管理まですべて一括して請け負っています。

直接取引もあれば、デザイン会社や広告代理店からの下請けも多いです。新規制作やリニューアルだけでなく、保守対応や他社がつくったものを引き継いで対応しているものもあります。

もともとシステム開発が得意なため、システムがからむWebサイトの案件は優先的にご紹介いただいています。最近ではCMSの導入を求められることがほとんどなので、WordPressをカスタマイズする技術はとても重宝されます

制作期間は、早いもので1〜2ヶ月のものもあれば、1年以上かかるものもあります。制作規模が大きかったり、お客様の都合で延び延びになっていたりなど。

特殊なエピソードですが、以前、悪意のあるプログラムにHPを乗っ取られてしまうことが大流行しました。同じサーバーで運営する異なるドメインの十数サイトが同時に被害を受けてしまい、それらを次の朝までに解決してほしいという依頼を受けたこともあります(もちろん無事解決し、再発防止策までご提案しました)。

最近対応したもの

リサイクル業(新規)、市民団体(新規)、飲食業(新規)、製造業(引き継ぎ・県外)、窯元(新規・県外)、芸術祭(新規・県外)など


3. 業務アプリケーション開発

これが一番の強みかも。プログラム言語を使って、お客さん専用のアプリケーションを開発しています。

仕入れと売上の管理システム、タイムカードアプリ、施設予約のシステムなど、その会社の仕事の仕方に合わせて色々なものをつくってきました。ゼロからつくることもあれば、他の会社が開発したものを引き継いでカスタマイズしたものなど多岐にわたっています。

出来上がる前はそのアプリがどれだけの恩恵を与えているかわからないものですが、一旦使い始めるとアプリのありがたさを感じてもらえるようです。「このアプリを使い始める前には戻れない、二度と戻りたくない」と言っていただくことが多いため、とてもやりがいを感じています。

最近対応したもの

首都圏のスタートアップ企業の社会課題可視化ツール、施設の入退室管理システム(引き継ぎ)、他県のシステム会社の業務で使用するデータ移行ツールの開発


4. コンサルティング・コーチング

小売店での経験・ホームページを作ることで得た知識を活かしたコンサルティングも行っています。アドバイスして終わりではなく、仮説立て→実践→確認→行動までの一連を、伴走しながら一緒にこなし、成果が出るまでやり続けるスタイルをとっています。

つくって終わりの業者ではなく、いつもそばにいて、時に厳しく、時に寄りかかれる存在となり、共に成長し合える「コーチ」のような存在を目指しています

定期的な契約を結んでいるクライアントは6社(2023年現在)で、そのうち3社は県外の事業者さんです。


5. 写真撮影

ホームページ制作の際に、使用する写真の撮影を依頼されることもあります。と言うより、うちでホームページを作るときにはなるべく撮影させて頂くようにしています。

クライアントがスマホで撮った写真でもいいのですが、納品物のクオリティを少しでも上げたいので、積極的に提案させてもらっています。

ガチのフォトグラファーのように高価な機材を持ち、専門知識に富んでいるわけではありませんので、比較されると違いが出てしまうのですが、最近のミラーレス一眼レフは安価な割に性能も高いので、わりと何とかなっています。

OLYMPUS OM-D mkiii

知り合いのフォトグラファーからは「僕の仕事なくなっちゃうよー」と愚痴を言われています。


6. その他特殊なもの

これまでお受けした案件の中でも特殊なものをいくつかご紹介します。

  • ウェディングイベントでのプロジェクションマッピング映像作成・オペレーション

  • 選挙活動の支援(看板や選挙カーなどのデザインワーク全般、SNS発信レクチャ、ライブ映像配信、公報作成、写真撮影)

  • 日本在住の外国人を招きクライアント商品の試食会、検討会を開催

  • 観光農園の来場者検知IoTシステムの開発

  • 工場内の機器異常を検知するための音声解析システムの開発


まとめ

2019年にフリーランスとして独立してから、おかげさまで色々なお客様と出会うことができ、たくさんのお仕事に恵まれました。デザインを頼まれることもあれば、ゴリゴリのプログラムを書く案件もあり、脳が追いつかないこともあったりしますが、この「何でも拾っていくスタイル」が通用しなくなる日がくるまでは、やるだけやってみようと思います。



Webデザイナーとして独立を考えているあなたへ

地方でフリーランスのWebデザイナーとして働くには、いくつもの役割とスキルを求められます。ついでに名刺を作れないかと聞かれたり、パソコンの代理購入を依頼されたり、Web以外の相談もされるかもしれません。

もし今後可能なら、複数の得意なスキルを持ち合わせたWebデザイナーとなることを目指してみてください。
例えば、以下のような組み合わせはいかがでしょうか。

  • 紙もののデザインもできるWebデザイナー

  • プログラムも書けるWebデザイナー

  • 写真も撮れるWebデザイナー

  • 集客のうまいWebデザイナー

複数の悩みや課題・要望を抱えるお客さんにとっては、ひとつのことしかできない他のWebデザイナーよりも、複数のスキルを持つあなたを選ぶ理由ができます。

地方にもWebデザイナーは多数存在します。ライバルに差をつけて依頼したくなるWebデザイナーとなるために、自分の強みを上手にセルフプロデュースし、お客さんやお客さん候補にアピールしていきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?