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違和感を殺さないで

私が21卒として就職活動をしている中で感じた違和感がある。
それについて今回は話していきたい。
去年の11月、私はアメリカのボストンで毎年海外大卒や留学している人向けに開かれる就職イベント、ボストンキャリアフォーラムに参加していた。
アメリカのミシシッピ州に留学中だった私も参加した。
会場に入った途端黒のリクルートスーツ、黒いパンプスや革靴を履き、頭のてっぺんから爪先まで同じ格好をした人々であふれているのが見え、アメリカのボストンにいるにも関わらずその会場だけ日本であるかのような異様な光景だった。
私もその光景の一部分であったが、参加している中で暗黙の了解となってしまった就活の服装に対し違和感が消えることはなかった。

日本に帰国後、とある企業の説明会に参加した。
その企業は男性社会と言われている業界の企業だったため、私が女性で大学の選考が業界との関連を見いだせなかったからだろうか、話を聞きに来たことを珍しがった。
やりたいことや職業、将来目指しているものが特になかった私は、いろいろな業界や職種を見てまわりたいと考えていたためその企業の説明会に参加することにした。
その企業は女性がその業界で働くことに対して周りの理解を得られるか不安に思っている様子だった。
また、その企業の女性は事務職に従事しており、事務職の女性は結婚したら仕事をやめるべきだという価値観を持っていた。
さらに、説明をしてくださった社員の方が保母さんという言葉をいまだに使用していることにも驚いてしまった。(正直に言ってしまうと最初は保育士のことを指すということに気づくまで時間がかかった。)
どんな言葉を使用することで自分がどんなことに価値をおき、どんなことを普通と捉えているのかが表される。
企業にもそれが当てはまるのではないか。
この企業は女性が対等に男性と働く環境や理解があまりないということがわかり、その企業とはご縁はないと思った。
私がパイオニアとなって企業の改革をすることも可能ではないかというふうに考えが浮かんだ。
しかし、人の考えを変えることはとても難しく私1人がどうにかできるのか自信がなかった。

パイオニアになろうとして男性社会に飛び込んでいった女性はどのくらいいただろうか。そして、そのうち何人が、自分を殺さずに働き続けているだろうか。私たちみらい女子プロジェクトでは、男性社会に飛び込んで、女性は男性化しなければ生き残れないという事実、症例をいくつも見てきた。

今日の就活では、絶対に幸せになれない。特に女子。

私のように、今の就活に違和感を感じた人は少なくないと思う。どうかその違和感を押し殺さないでほしい。そして、私は、今日も残る男性社会とはいったん離れて生きている。それがみらい女子プロジェクトである。少しでも興味を持ってくれた方、ぜひ一緒に活動しましょう!

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