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英語ができなくても海外で働ける?外資系の航空会社に受かる? 〜私のCA受験から見えてきたもの〜

答えは、、受かります!!!
               働けます!!!

もちろん、全く英語ができない人が全く勉強をしなくても受かるという訳ではありません…
留学経験がなくても、帰国子女のようなペラペラな英語が話せなくても、自分のやり方次第で内定は頂けます!
(ただ、英語ができないと訓練や入社後とても苦労するので常に勉強し続ける必要はありますが…)
外資系の航空会社に入りたい!!!海外で働いてみたい!!!と思っていて
でも、英語に自信がないから、、と諦めているのであれば
それは      諦めないで!!!と   全力でお伝えしたいのです!
海外に行きたいけど躊躇しているといった方にも何かヒントになるかもしれないので読んで頂ければ幸いです。

入社した外資系航空会社の選考を元にお伝えできればと思います。
WEBにてエントリーシートを提出

【1日目】
⚫︎説明会+その場でアームリーチ(手が届く高さ測定)
(アームリーチに達していない方はその場で不合格→帰宅)
⚫︎一次試験 [25名程度のグループディスカッション]
・一つのお題に対して、25名を3分割にしてまず7、8名程度で話し合い→25名全体で意見を出し合う
・25名という大人数のため全体のグループディスカッションの時間には全く発言できない人がほとんど
・25名の受験生に対して1人の面接官のみ。
・この場で合否を伝えられる。落ちた人は帰宅。

この時点で 25名→5、6名程度に絞られる
後から振り返ると、全体のディスカッションに英語でペラペラ沢山話していた人は全員落ちていました。
私は全体のディスカッションで一度も発言する機会はなく、グループ内のみ少し話をしていました。
たった1人の面接官が25名程度を見ていることもあり、一人一人の表情や、傾聴姿勢、グループ内での様子などをじっくり見ていたんだと思います

⚫︎二次試験[5対5のディベート]
・一次試験で通過したメンバーとチームになり、別の部屋で通過したグループと 5対5人でディベート試験
・お題は面接官から提示
(私の時は”生まれてくる子供の性別を選べるテクノロジーがあるとしたらそれに対して賛成か反対か”といったお題だった気がします)
自分の意見で賛成か反対かを決められる訳ではなく、試験官が
Aのチームは賛成 ・Bのチームは反対 で話し合ってくださいというもの。
・全体のディベートでも、必ず1人1分自分の意見を述べる時間有り。
・この時も面接官は1人。

この時点で、10名全体→5名程度に絞られる
(ディベート⁉︎しかも難しいお題‼︎聞くとひるんでしまいそうになりますが、この時も本当に簡単な単語を並べたような発言しか私は出来ませんでした。
英語がすごく上手で、その難しい単語何だ⁉︎何を言ってるんだ⁉︎と思うほどペラペラだった人もいましたがその方は通過していませんでした…)

⚫︎三次試験[ 英語の筆記試験]
・ディベート終わりにすぐ、PCのある部屋に移動し
英語の試験を受ける
・内容はTOEICの様なものでリスニングや穴埋めクイズの様なもの
(私は手応えはまっっっったくありませんでした!)
数日後にまた来る様にと、紙を渡され試験会場と日時が記載されていました!
ここで1日目の試験はやっと終了!!!
(この日を振り返っても、どの試験も手応えはなく、英語も全然出来ず。
最初の25名から残っていた3人と話していても、なぜ私達なんだろうね。
と言っていたくらい。語学力で判断されているとは思えませんでした。)

【2日目】
⚫︎最終試験
[英語+日本語での面接]
・日本語での面接は難しいものではなく、お話をする感じでした。
新聞を読まされるなどして、正しい日本語が話せるかの試験(だったのではないかと思います)
・最大の難関である 個人面接
英語での1対1の面接!!!!!
ここが最もハードルが高い!!!この時こそは、英語力を誤魔化せない。。。(最もドキドキ)
絵の書かれた四コマ漫画の様なものを見て英語で説明

長文の文章を渡されて朗読

個人的なQ&Aの面接(履歴書を見て、いわゆる一般的な面接の質問)

結果私は、、、、、

惨敗!!!!!!


大学時代に1年間の留学経験があるとは言え、面接での受け答えは自分でも散々だ!と思うくらいカタコトの具合。。
若干、面接官も疲れ切った様子で(多分私のよく分からない英語に…笑)
『最後に何か言い残した事ある?』と聞かれ

”もう、落ちた、ダメだった、やっとここまで来れたのに、
どうしても客室乗務員になりたかったのに、、”という気持ちから
つい
『ごめんなさい。緊張のあまり、英語が上手く話せず、私の気持ちを伝える事が出来ませんでした。すみません。』
と心の声が漏れました(本当は緊張で話せないのではなく、本当に英語が上手く話せなかっただけ…笑)

面接官の目の色が変わり(本当にキラーんと光って見えました)
『緊張してて、話せなかった?のよね?これが面接でなかったらもう少し話せた?』と聞き返され
(緊張で話せなかっただけではないんだけど…と思いながら)
全力で『はい!!!!』と答えると

『じゃあ、今までの面接は無かったことにしましょう。
今度は私を友達だと思ってリラックスして話してみて。今からもう一度始めましょう。』
なんと、、もう一度、本当に一から面接をやり直しました!
もちろん、結果は変わらずカタコトでしか話せない!
(だって何度も言うけど緊張して話せなかっただけではないから笑)

面接官も2度目の私の英語を聞いて、特に変わっていなかったことに気づいたと思います!
でも2度目の面接の最後に
『あなたは、入社するまでに英語をもっと上達できる?
その努力ができる?訓練は、英語を勉強する場ではないの。
英語で訓練をするの‼︎あなたに、その覚悟がある?頑張れるか?』
と何度も聞かれました。
『I will do my best!!!』(当時、私が答えられた英語をは本当にこのレベル笑)
そう答え、
結果、内定を頂けました

嘘の様な、今でも本当にこんなことってあるのかな?と思うほどの奇跡だった気がします。
でも、英語がどれだけペラペラで上手に話せても受からなかった人もいる。
逆に私みたいな全然話せなかった人が内定を頂けることもある!
外資系とはいえ、外国籍の面接官が相手とはいえ
同じ”人”であることに変わりはありません。
もちろん、言葉巧みに上手に伝えられること・英語を入社前から話せることに越したことは無いと思います。

でも、それだけではない!と言い切れます。
最後の最後まで、自分の思いを伝えるのを諦めないこと。
自分の気持ちに素直になって相手に伝えること。
自分のその気持ちや姿勢は、国籍や言葉に関係なく
届く人には必ず、届きます!


海外で働きたい、外資系の客室乗務員になりたい!という強い気持ちがあるなら、絶対に諦めないでほしいと思います!

〜余談ですが〜
入社できた事は本当に良かったのですが、入社までに多少勉強したとはいえ
飛び始めてからの1・2年、特に訓練はは本当っっっに大変でした!
お仕事をしながら、日々英語を勉強していた気がします笑
なので、もしまだ時間があるのであれば今からコツコツと英会話の勉強や、できる限りの勉強する事も大切かと思います笑

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