世界を変えたいあなたへオススメ『チ。ー地球の運動についてー』
#マンガ感想文 #チ 。ー地球の運動についてー #魚豊 #パラダイムシフト #認識
一体何を捧げれば この世の全てを知れるー?
こんな問いかけと共に始まる、第一巻のオープニング。よく見ると、かなりショッキングな拷問のシーンから始まるこのストーリー。
今の平和ボケしている現代日本にいる私たちからみれば、フィクションという感覚で、マンガのストーリーの中の一つとして読んでしまうかもしれない。けれど、人類歴史をみた時に、このような行為が実際に行われてきたことは歴史に描かれている通りなのだろう。
天動説から地動説にパラダイムのシフトがおこった背景には
「真理を知りたい」
という人間として純粋に突き動かされる欲望に命をかけた人たちの
智恵のバトンがあった。
命以上に守りたい「何か」を引き継ぎ
理性をもって今までの理性をこえるチャレンジをしていく
しかし最終的に理性では説明がつかない
「美を感じる心」
に突き動かされている
そこに真理というものの神秘を感じさせる。
真理に真っ向から向き合った歴史
そのプロセスの一端として、今のインターネット社会を生み出す
数学・物理学の発展と、科学技術の進歩がある
しかし、人間の心をもっともひきつける
人の心を命以上に豊かにさせる
その真理というものは
今だ人類の共通土台にはなっていないのです。
人間の心を生み出す源に到達するまでのゲームを
物理・数学では説明できない世界であることは
カントが証明している
多様な哲学者たちが探究し続けたものは真理である
この宇宙全ての仕組みを知りたい。
この人類の壮大な意志のバトンを
『チ。ー地球の運動についてー』のストーリーから垣間見ることができる。
15世紀から17世紀の300年もの時間をかかったともいわれる一つのパラダイムの転換。
今の私たちが生きるこの時代もまた
大きなパラダイムの転換が起ころうとしている。
今回のパラダイムは
「人間と人間の宇宙は実在しない」
有から始まるパラダイムに翻弄され続けた人類が
無のパラダイムに転換が起こる時。
宇宙自然の全ての理を知ることであり
それはすべての存在を生み出している真の自分を知ることでもある
人間が今まで自分であると思い込んできた脳のパラダイム
脳はただの物質であり、脳の運動は電気信号のアルゴリズムにすぎないことが分かっている中で
では、電気そのものを生み出している源泉はいったい何なのか?
「美しい」と感じるのは脳という物質ではなく
私たちの心が感じている
では心とは一体何なのか
今までの物質の脳のアルゴリズムの生き方、生命的としての
本能的な機械的条件反射の中で生きる人間では
AI時代に人間としての尊厳を保つことはできなくなる
いま私たちに必要な生き方は
心を統制する生き方
理由も原因もわからないままに
自然に目の前がみえる、きこえる、ふれられる、
5感覚の脳の観点に固定した観点の地動説の時代から
理由も原因も仕組みがわかった状態で
自らの宇宙をクリエイトして生きる
観点の天動説の時代へ
人生の中にある一点の出会いから生み出される歴史のストーリーを共に奏でましょう
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