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72.カウントダウン・ラプソディ(2)

諸事情により1年半ほど休載していましたが、このたび無事再開する運びとなりました。お待ちくださっていた奇特な皆様、休載中も励ましのお言葉ありがとうございます。
はじめての方は、下記目次から順にお読みいただけると幸いです。

2023.3.31  うっしー拝

<ここから第72回本文です>

筑波大学箱根駅伝復活プロジェクトの「歴史的なカウントダウン」を残そう。そう思いついて、またもや軽率に始めてしまったツイートまとめ。

ご存じの通り、筑波大学にとって、2019年10月の箱根駅伝予選会は本当に「歴史的」な一日となるのだが、このときの私は知る由もない。

画像内に「Run for HAKONE with all TSUKUBA」のスローガンと、筑波大学関連のハッシュタグが付け加えられている。手が込んでいる。
翌日から、練習風景を切り取った画像や映像が、次々と紹介されていった。それは、この夏以降の彼らの軌跡だった。

カウントダウン記事に添えられたコメントは、彼らの決意表明であると同時に、自分たち自身に向かって言い聞かせている言葉でもあっただろう。
自分たちの選択が間違っていなかったことを示すために。
国立大学が本気で目指す箱根駅伝。
自分たちの本気を、今こそ世に知らしめるのだ。

予選会の8日前となる10月18日、筑波の「本気」がとうとうやってきた。

「本日より個性的な選手紹介スタート!」と銘打ってアップされた、筑波大学箱根駅伝復活プロジェクトのカウントダウン記事。トップを飾ったのは、(当時)1年生ながら予選会メンバーに選ばれた、岩佐一楽くんと小林竜也くんだった。

…………ハ、ハィ(;゚Д゚)???

いや待って?どうして選手紹介の写真、こうなった!!!???
怖いもの知らずで何が悪い、のコメントはともかく、この謎の全力感溢れるポーズ……もちろん、ウケ狙いの写真ではない。メチャクチャ本気で撮ってる。
チーム一致団結して、そこを本気でヤルんですかい!筑波大学!?

私は、筑波大学生のことを、何にもわかっちゃいなかった。
国立大で箱根を目指すというトンデモなヤツラが本気を出したら、広大無辺の彼方まで本気に決まってるんだ。
SNSだって当然、本気で全力で「やらかして」くるに決まってるんだ。

あまりの衝撃にめまいを覚えたが、その衝撃が冷めやらぬうちに、翌日のカウントダウンがやってきた。(当時)2年生の杉山魁声くんと山本尊仁くんのペア。

イヤイヤイヤイヤイヤ???

杉山くんのおネェ座りと、山本くんの差し出したその手は一体何デスカ???キミタチが両想いになってどうする!!!???(そういう話ではない)
しかも山本くんのTシャツ、しっかり大阪人アピールやん!!!

3日めは、イケメン渡辺珠生くんと丸顔がキュートな伊藤太貴くんぺアが登場。

そのハートマーク、いったいドコに踏み込むつもりなんじゃァアアァアァ!!!!(悲鳴)

4日めの西研人くんと山下和希くんペアは凝った構図。服の色も紅白で対照的に。

ここに至り、私は悟った。
上迫くんだ。間違いない。これは「筑波の吟遊詩人」上迫くんの所業だ。
駅伝の父、金栗四三氏の暑苦しいDNAヤバすぎる。このテンションで当日まで突っ走る気だ!!!

そして、5日め。
私の衝撃は最高潮に達した。

目を疑った。だが錯覚ではない。keikaさんにも見てもらったが、やっぱりそうにしか見えないという。
相馬くん…

そのポーズ、どこからどうみてもセーラームーンなんですけど?(;゚Д゚)


あのとき確かに、皆さんの前で話しました。
わたし弘山さんのこと、セーラームーンに出てくるタキシード仮面みたいな人だとずっと思ってたって。しかし、どう考えたってトンチンカンすぎるあの話、ちゃんと聞いててくれたんでしょうか…?
その答えがまさかコレですか!?


【おまけ】
このとき、猿橋拓己伝説の予告してました(偶然です)。

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