【グレーゾーンが解説】発達障がいのアレコレ
こんにちわ!MIQYです✨
今回の記事では、下記URLで公開した記事予告通り発達障がいについて軽度ADHDグレーゾーン&算数障害+境界知能のMIQYが解説いたします🙇
【記事予告】
そもそも発達障がいとは?
ここから発達障がいについて書くにあたって、そもそも発達障がいというものが何なのかを踏まえておきたいですね。
MIQY自身、とくに算数障害のほうが特性が顕著に現れるのですが、一方で多く当てはまるものの診断がなくはっきりしたところがわからないADHDの方はそれほど苦労することはありません。なので正直実感がわかないというか、自分としても詳しくは知りませんでした。
では具体的にそれが何なのかというと、ずばり"先天性の脳機能障害"といえます。
たとえば、算数障害ではMIQYの場合、
・四則計算の習得が困難(九九から失速)
・繰り上がり繰り下がりを含む暗算が困難
・五桁をこえる数字の読み上げが苦手
・数式や公式の記憶が苦手
・時計を読むことが苦手
などが現れます。
しかし、他の方では、数という概念から習得が困難な方や、逆に生活上の簡単な計算はできる方など、程度や偏りがかなりあります。
そんななかで特性を持つ人がとくに多い三つの発達障がいを次の見出しでご紹介いたしんす。
とくに人口の多い発達障がい
1 ASD(自閉スペクトラム症)
まずはASD、自閉スペクトラム症。
「グッド・ドクター」や「厨房のありす」などの映像作品、「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」などの書籍も多く出回る代表的な発達障がい。
診断された人たちの中で多く見られたり、診断に際しての基準になる症状(中核症状)としては、
・表情などで言葉の裏にある感情や真意を読み取
ることが困難
・ルーティンに異常な執着があり、否定されると
癇癪やパニックを起こすことがある
・じっとしていることが苦手
・感覚過敏がある
・予定が変わることが苦手で、変わるとパニック
を起こしやすい
などが挙げられます。
一般的には「自閉症」「自閉スペクトラム症」「アスペルガー症候群」などとも呼ばれますね。
2 LD(学習障害)
二つ目はMIQYが該当するSLD(学習障害)。
これはさらに三つに細分化され、
【算数障害】
・四則計算の習得が困難
・繰り上がり繰り下がりを含む暗算が困難
・五桁をこえる数字の読み上げが苦手
・数式や公式の記憶が苦手
・時計を読むことが苦手
・数字や数という概念の獲得が困難
【読字障害】
・文字の概念が獲得できない
・文字が読めない
【書字障害】
・文字が書けない
・文字というものを認識できない
といった特性が現れます。
MIQYは前述の通りこのうち算数障害に該当しています。
3 ADHD
三つ目はADHD。
年齢あるいは発達に比べて注意力が足りない、衝動的で落ち着きがないといった特性があるために日常生活に支障をきたしている状態が続く発達障がいです。医学的には“注意欠如・多動症”とも呼ばれます。
大人になっても続く傾向にあり、はっきりした原因は分かっていませんが、脳の成長に偏りがあることが関係していると考えられています。
インフルエンサーさんやYouTubeさんの公言してる率高めで、統計で見るとそうでもないですが人口が多く思えるある意味身近な発達障がいでもあります。
話を集中して聞けない、作業が不正確、なくしものが多いなどの「不注意」、体を絶えず動かしたり離席する、おしゃべり、順番を待てないなどの「多動性」「衝動性」の特性に二分化されることが多く、どちらかが強い方とどちらもある方がおり、案外パターンが細分化されているようです。
MIQYはこの発達障がいのグレーゾーンです。おそらく不注意優勢型ですが、IMBTや特性をみたところその可能性が高いのでそう公言させていただいております。
知的障がいとの違いは何?
さて、一般的に「障がい」と聞いて、発達障害のほかにもう一つ精神起因の障がいがありますよね。そう、知的障がいと呼ばれるものです。
では、これらの発達障がいはこの知的障がいと何が違うのでしょうか。
結論を言えば、
*知的障がいは「全般的な知的機能が平均より低い」状態
✡発達障がいは「特定のスキルにおいて機能が平均より低い」状態
を指すといえます。
たとえば算数障害であれば、数のやりくりという特定の分野が苦手ですが、知的機能をもつ場合はそれのみならず全般的に認知活動の守備範囲が狭いということです。
グレーゾーンとは?
さて、もう少し掘り下げてみましょう。
MIQYがADHDのところでよく書いていた「グレーゾーン」とはなんぞやのお話です。
まとめると、グレーゾーンとは「発達障がいであるともないとも断言できないほどごく軽度」な状態のことです。
わかりやすくIQ(知能指数)で話をすると、知的障がいのボーダーラインとされる数値から平均とされる数値までの間に分布する人のことを指します。つまりはそういうことです。
ちなみに、知的障がいのグレーゾーンは特別に「境界知能」と呼ばれるそうです。
個人差とは?
発達障がいや知的障がいは前提として脳つまり内臓の機能障害です。
だもんで、症状の強さや偏りに個人差が出やすいとされています。
現にADHDでは不注意が強く多動が殆どないという方もいらっしゃいますし、逆もいらっしゃいます。
つまりはそういうことです(雑)。
逆に発達障がいだからできることって?
さてここからは当事者解説だからこその「発達障がいといわれてよかったこと」をいくつかご紹介いたしますよ🥰
まず算数障害でよかったこと。
それは、数にとらわれないで生きられることです。
性格にもよりますが、MIQYは雑なので「計算できなーい、からもういいや」ってなって「計算できんなら数のことはなんかもう飽きたかも」ってなって最終的に数値管理が馬鹿馬鹿しくなってくる感覚があります。
これがなかなか楽で、あれこれ白黒つけんくてもいいよね的思考に落ち着くのです。
ちなみに算数障害に限らず、LDの方は他の成績が良い人が多くいます。事実MIQYも国語ではよくコース1位とかよく取ります。
次にADHDでよかったこと。
それは暇がないことです。つねに脳内では言葉が飛び交い、なにかしらしているので起きている限り暇な時間が殆ど訪れません。合う合わないは強く出ますが、対人関係でも暇はさせません。
どう接するべきなのさ?
ここからは具体的に発達障がいのある人とどう付き合っていくといいのかをあくまでMIQY個人の考えとしてご紹介いたします。
まず、以前LGBTQ+の記事のときにも似たようなことを書いた気がしてなりませんが、私たち発達障がいの当事者もあなたと同じ人間だということを知ってほしいです。
人と違うことを恥ずかしいとかみっともないとか言う人がいますが、我々はちっとも違いません。今記事を読んでいるあなた、隣にいるその人、あなたの親御さん、子どもさんと同じ人間なのです。
その個性の部分や得手不得手の部分に偏りのある発達傾向をしているのが我々というだけ。
だから無理に優しくしたりする必要はありません。
ただ、発達障がいはLGBTQ+とはまた違って、実際問題脳の機能が偏るため日常的に支障が見当たります。
なので、そういった支障が出たときに対処を手伝っていただけると幸いです。あくまで「手伝って」ほしいんです。
あと、発達障がいの人は優しい方が多いですね。やはり周りと同じようにできなくて怒られたり、凹んだり、それが原因でいじめられたり、そういう幼少期を歩んで、人の傷がわかる方が多い。なので、そういったいいところや繊細なところに目を向けてほしい。それが本音だと思います。
MIQY自身、母親や先生に理解されず、未だに努力が足りないと言われます。今僕は高校生ですから、成績は大切な要素。その点厳しくなるのも仕方ありませんが、それならMIQYの努力を知ってほしいし、MIQYの過去を知ってほしい。
だから今、ここで記事を執筆しているのです。
これだけは言わせて!!
MIQYが桜舞春音として公開している小説には、かなり高確率で発達障がいをもつキャラクターが登場します。
そのキャラは救われることもあるし、救われないこともある。
なぜそんなキャラクターを描き続けるのか。それは、MIQYにとって、桜舞春音にとって、それが大切なことだから。
自分も散々苦労して、自分のことが嫌いになって、それでも変われなくて、どうしようもなくて……そんな過去をなにもできずに歩いてきました。発達障がいを抱える方はこういった幼少期を過ごした方も多いと思います。
でもだからこそ、それを"普通"にしちゃいけない。ハンデを武器にしなきゃいけない。自分を守るための武器に。
その手助けとして、ここでこうして、親に見られたらなんと叱られるかわからない状態で、記事を書いてストーリーを書いて、伝えるのです。
私たちは決して怠けたことなんてありません。
生きるのが少しばかりゆっくりなだけなんです。
協力・引用
記事予告と算数障害の説明の際、わかりやすく解説する漫画を描かれている「御上ユノ」様の漫画をご本人様の許可を得て転載しております。以下にURLを載せておきます。
ADHDについて、YouTubeでわかりやすく解説する動画を出されている「お話タイムの鈴木さん」という方がいらっしゃいますのでご紹介いたします。
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