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1_チョコレート嚢胞だった

2022年3月の会社の健康診断で、卵巣の異常がみつかった。

超音波検査、あのパンツ脱いで下半身裸になって、股を開いて体内にカメラ入れて腹内を見るやつ。

付き添いの看護師さんがとても優しく、逆に検査医がとても冷たかったのをよく覚えている。

あれからもう5ヵ月も経っているのか…。
会社で指定された病院一覧から選んだ病院だったけれど、行き慣れない駅の知らない商業ビル内のクリニックで、しかも午前、ビルがオープンする前の時間だったので裏口から入らねばならず、少し迷って時間ギリギリに入ったのを覚えている。まだ寒かった。

超音波検査なんて、前回がいつだったかも思い出せないほどに久しぶりだった。

検査を担当した女性の医師は無表情で冷たかった。椅子にもっと浅く座るように冷たく言った。いっぽうで、そばについていてくれた看護師さんが優しくて、手を握りながら「緊張しないで大丈夫」「ゆっくり息を吐きましょうか」「ふーっ」と声かけしてくれた。

しばらくしてその冷たい医師が「卵巣に水が溜まってますね」と言った。「これはちゃんと病院で診てもらった方がいいかもしれない」と。

黙っていると、看護師さんが私を安心させるためか「病院でちゃんと診てもらったほうがいいですね。でも水は自然に消えていくこともありますから」と声をかけてくれた。するとすかさず「いや、この感じで水が自然に消えるってことはないと思いますけど」と硬い声で女医が言った。嫌な奴だ。

とにもかくにも、数週間後に届いた健康診断の結果は、子宮がん検診の内診、超音波検査が卵巣で引っかかってD2判定(要精密検査)だった。大きな病院で診てもらうにも紹介状がいるだろうということで、さっそく地元の婦人科クリニックに予約を取った。健康診断から1か月後、4月23日にクリニックに行くことに。

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