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「やりたいこと」「できること」「求められること」の3つが一致しないと苦しい

フリーランスになって丸2年が経ちました。この2年、ありがたいことにお仕事の依頼が途切れたことはなく、またYouTubeをはじめとした SNSやブログでの投稿も、多少の浮き沈みはあれど安定的に行うことができています。そして爆発的なバズはなくても、フォロワーさんの数もずっと同じくらいの調子で増えつづけています。

だけど、ときどきどうしても苦しく感じる時期がやってきます。数日ではなく、数週間から数カ月にわたってしんどい気持ちでいっぱいになることがあります。そういうとき、わたしは自分を責めそうになってしまいます🌧


好きなことを仕事にさせてもらっているのに。
自分の価値を発揮できていると感じているのに。
得意なことでごはんを食べられていると思っているのに。


わたしが会社を辞めた理由のひとつは、世の中に対する自分の価値というものを最大限発揮するためには、この発信活動を仕事にしたほうがいいと思ったからでした。たとえそれがわずかしかなかったとしても。どんなにおこがましくても。

そんなふうに考えて、思いきって選んだ新しい仕事。好きで始めた仕事。それを全力で楽しめず、苦しい気持ちでこなしているという状況に罪悪感を抱いていました。


だけどいろいろ考えて、この苦しさの根源は「やりたいこと・できること・求められることの3つが重なっていないから」だと気づきました。


「やりたいこと」は、自分に興味があって楽しく取り組めること。
「できること」は、自分にスキルがあってそれを活かせること。
「求められること」は、周りの人や世の中の人にニーズがあってお願いされたり喜ばれたりすること。

この3つが重なる部分を仕事にできるのは理想だと思います。人によっては贅沢すぎることだと言われるかもしれない。いわゆる「好きなことで生きていく」の理想形だと思います。


わたしの場合、「やりたいこと×できること」の重なりは存在します。「できること×求められること」の重なりも存在します、というかたぶんこれがいちばん大きいと感じます。

一方、「やりたいこと×求められること」の重なりと、「やりたいこと×できること×求められること」の重なりはそこまで大きくありません。それでも存在はしているので、それだけでもすごく恵まれているとわかっているつもりだけれど。


だけどたぶん、最大限ごきげんに幸せに仕事をするためには、3つが重なったところを追求しないといけない。いま重なっている仕事でいうと、わたしの場合は書籍の執筆のお仕事です。これは今後も、求めていただける限りはライフワークに近いものとしてつづけていきたいなと思います。


いろいろと考えれば考えるほど、本当の意味で自分に向いている仕事や楽しめる仕事は少ないのではないかという気持ちにもなるし、一方でそこが狭まれば狭まるほど、自分が本当に好きなことが何なのかわかるようになってきた気もしています。幸か不幸かわからないけれど。

贅沢すぎるかもしれない、甘えているかもしれない。だけどわたしはやっぱり、自分の本当に好きなことを見極めて、それによってごはんを食べていけるかっこいい人を目指したいと思います。

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