〔アダルトチルドレン〕時間が解決することもある…?
この記事は2024.10.2の音声配信を文章にしたものです
今回は、実親との関係に悩んでいたり、嫌悪感を抱いている人におすすめしたい本を紹介しながら、
それって時間が解決できるものなのか?を考えてみたいと思います。
今回紹介するのは、青木さやかさんの「母」というエッセイ本です。
真っ赤な表紙に「母」と黒く書かれた文字。
最初目に入ったとき、親に対するドロドロな感情が書かれているのかな…と連想しました。
でも読んでみるとそうではなく、むしろ軽快にどんどん読むことができました。
母との関係と「好き」という気持ち
前半では、青木さんの生い立ち、芸人の下積み時代のことなどが中心です。
お母さんについて直接的に触れている部分が少なく、
最初は「これお母さんの話なのかな?」と少し疑問になりながら読んでいました。
でも後半になるにつれ、青木さん自身が母になりお母さんとの関係や気持ちの変化が出てきて、だんだん親子にフォーカスされてきました。
青木さんは小さい頃からずっとお母さんを好きになれず、家にいるのも苦しくて、逃げるように上京した過去があります。
「母」「お母さん」
そういった単語を見るのも嫌だったと書かれていて、すごく気持ちがわかるなぁ…と共感しました。
ですが、最終的にはお母さんのことを好きになれたとお話されていて、「そういうパターンもあるのか」…というか。
すべてを許しているかどうかはまた別かもしれませんが、「好きっていう感情が湧くこともあるんだな」と、わたしにとっては意外な感情でした。
青木さん自身にもお母さんを好きだと思えるまでの長い時間や葛藤があって、
今読み終えて思えば、お母さんが登場しない前半の部分にそういった葛藤が含まれていたのかなと。
わたしは無理に実親を許そうとしなくていいと思っているし、今は正直、好きになる感覚がわからないんです。
でも、もしかしたら自然と時間が解決してくれることもあるのかなと思うと、
新鮮な気持ちをもらえた気がしました。
力を抜いて読みやすい本
アダルトチルドレンに関する本は、まだまだ世の中には少ないと思います。
でも解説系の本だとしんどくなりやすいですよね。
この本は青木さんのひとつの例ではありますが、エッセイなので安心して読めると思います。
わたしはAmazon Audible で聴き読みをしました。
オーディブルでは、青木さん本人がナレーターをしています。
すごくリアルで臨場感があって、とても楽しく聴かせてもらいました。
今日(10/2(水))で2ヶ月無料キャンペーンが終了します。
興味のある方は聴いてみてください。
stand.fmでも配信しています。
「LISTEN」では、音声を聴きながら文章も読むことができます。
X:アタマの中
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