mikiko seo

こんにちは。2001年から米国に移住、2011年にシュタイナー教育に出会い、教員養成過…

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こんにちは。2001年から米国に移住、2011年にシュタイナー教育に出会い、教員養成過程を終了後2016年からHonolulu Waldorf School (シュタイナー教育の学校)の幼稚部で 3年間副担任を経験。2021年、18年間離れていた日本に帰国。歩くことが好きです。

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  • シュタイナー教育

    毎朝真っ新な気持ちで起きていた子どもの頃、そんな風に朝を迎えるためにこの記事を書いていきます。

最近の記事

聴く、を考えてみました

先日、 「頭、心、身体、で聴く」という文章に会い、 それは心の靄を吹き去る風のように感られじた。 そうしてこの言葉の意味について考え始め、 かれこれ10日ぐらいが経った。 そこで今の時点で思う、 「頭、心、身体、で聴く」という事について文章にしてみようと思います。 まず、動詞でこの三つの言葉を表すと、 頭→考える 心→感じる 身体→受け取る、気づく。 そして、 頭で聴くは、情報に、 心で聴くは、感情、感覚に、 身体で聴くは、微細な振動に、 置き換えられる。

    • こども達は、

      ただただ、私たちを超えていく存在です。 そのようにできている、と今日の保育を終えて、 改めて実感しました。 彼らは知ってる、って思うのです。 大人の考え、思い、感情、そういったもの全てを、大人である我々以上に(自分自身が自分の事を知る以上に)子どもの持つ繊細なセンサーで知っています。分かってしまうという表現の方がより近いかもしれません。 どうしてか? 子どもは思考を通さず、この言葉を他の表現で言うと、 子どもはまだあまり知識がないので、フィルターがないためです。 その

      • Form drawing

        ここ何日間か「form」について気に掛かって調べています。 フォームというと日本語にもなっていて、 イメージはつく、、、(テニスのフォーム、とか野球の投球のフォーム、とか、、、スポーツ関連しか思い浮かばない。^^; )が、 はて、なんだろう?と思い始めると気になって検索をし始めました。 ちなみに始まりはシュタイナー教育教員養成の授業で習った 「form drawing」(フォームドローイング)について、説明しようとしたのがとっかかり。 それで検索してみたところ、

        聴く、を考えてみました

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        • シュタイナー教育
          9本

        記事

          滲み絵って?

          滲み絵は、 水に浸した紙に3色の水に溶いた水彩絵具で色を置いて、色を描いていきます。 2〜3歳の子ども達は、一色から。 自分の置いた筆から色が生まれて広がります。 その後、2色、3色、と増やしていくと、色が混ざり合うのを楽しみ、或いは混ざらないように慎重に色を置いたり、3色あるのに一色だけを楽しんだり、子どもによって楽しみ方が変わってきます。 どうして滲み絵をするのか? 最初に大きいこと!?を言ってしまいます。 滲み絵は、 自分と水と色、この3つを使って自分と対話する

          滲み絵って?

          自由への教育

          ここのところ、 自由への教育、、、 自由への教育、 、、、自由への教育、 という感じで、 頭に浮かんできて、 おりました。 自由への教育 は、 字の如く子どもの未来に焦点を合わせています。 その子がいずれ大人になった時、 周囲の思い、社会の趨勢、既成概念、 諸々に捉われずに、 自分の内側の思いに気づいて、 その思いのもと行動にできる、 ように、 との思いから、 先生方は時間と環境を作っている、 と私は考えています。 ルドルフ・シュタイナー博士は、 著

          自由への教育

          自己紹介

          1968年に生まれ、田んぼや畑や空き地だらけの町で育ちました。 上の写真はオレゴンにあるユージーンという街に住んでいた時に撮したもの。 2014年から2016年の2年間、車はなく、 徒歩でどこまでも行きました。 歩くことは翼を貰ったよう。 今回の自己紹介は、人編。 今までに出会った3人の方々を紹介させて頂きます。 1人目は、高校時代の国語教師、しのぶ先生。 髭が生えてて、 剣道部の顧問だったからか、 記憶に残る先生は紺色の袴姿。 或いは、それしか着てなかったような気

          自己紹介

          不思議な日

          昨日は不思議な日でした。 「死」が、すぐそばにいると感じられ、 虚無感に包まれました。 哀しいわけではなく、どちらかというと満たされているのに、 こんな感じは初めてです。 原因を考えても見当たらず、 ただ疲れていたという事なのかもしれません。 でも今朝、ふっと思いました。 今までの自分は死んだのかも。 昨夜、YouTubeで、 「シュタイナーの世界③〜⑤」を観ました。 https://youtu.be/izwd1H3iidw 随分前に子安美智子さんが娘さんとお孫

          不思議な日

          シュタイナー教育④ アストラル体と自我

          前回、物質体とエーテル体について書いてみました。 補足情報をまた別日に、ということで、 今回は人間本性の第3アストラル体と第4自我。 前回の説明で、物質的な体だけでは鉱物と同じ状態で、 そこにエーテル体が備わることで、 人間の身体が呼吸をし成長することができるようになる、という話をしました。 それは植物界と共有していて、この状態は、シュタイナーの著書「神秘学概論」の中で眠っている状態と言い表されています。 「鉱物素材やその働きだけでは、肉体の形態を維持することができず、そ

          シュタイナー教育④ アストラル体と自我

          シュタイナー教育③人間の身体とエーテル体

          身体って、不思議だ、 どうして思うように手を動かすことができるのか、 心臓はどうして動いてるのか、 人間の体は誰が作ったのか? 考え始まれば、世界の全てが不思議なことばかり、 蜘蛛はあんなに小さく細い足でどうしてあんなに早く走れのだろう、 筋肉などあるのだろうか? 花はどうやって花びらを作るのか、 野菜達の小さな種はどこからやってきたの? 挙げ出したらキリがない。 そして最初に挙げた不思議、 人間の身体。 私たちは生まれ持った特性や個性があって、 好き嫌いなどの

          シュタイナー教育③人間の身体とエーテル体

          シュタイナー教育 ②

          写真はシュタイナー教育①に載せた写真と同じ部屋にあるキッチン部分。 シュタイナーの幼児クラスにはキッチンがついていて、そこで先生がおやつを作ったり、洗い物をします。部屋は教室というより自分の家のよう、、、 もとい、家より寛げるかも、笑。 見学などで初めてきた子どもの大半は、直ぐに部屋の中を探索して、 棚などにあるおもちゃで自然に遊び始めていました。 おもちゃは、 手作りの人形や木や毛糸でできた動物、布で作ったマントや帽子、ポシェット、子供用の椅子とテーブルとキッチン

          シュタイナー教育 ②

          シュタイナー教育 ①

          写真は、オレゴンにあるWaldorf School Eugeneの幼児クラスです。 2022年2月23日にアップしたシュタイナー教育で、卒業生や在学生の印象から、シュタイナー教育を説明してみました。 https://note.com/miontosanta/n/n74afc7eb655e 優劣という概念を持たない人達。 そういう感覚が当たり前の人達は、 ただその人として目の前にいて、 私の言葉をふんふんと聞いて、 そこで終わる、 ってことが多かったように思います

          シュタイナー教育 ①

          私達はみな星で、 物質的な身体を持つ持たないに関わらず、 星なのです。 老若に関わらず、一様に星である事、 そこに気づくと、 違う目を得たように世界が違って見える

          おはようございます。 随分長いタイトルになってしまいました、(⌒-⌒; )。 ふと言葉が浮かんだ事をPC上のメモに残していて、 これは去年の12月23日に残していた言葉。 先々週の月曜日、父が他界して、 初めて味わう感覚を体験しています。 慣れ親しんだ父の物質的身体(父は丸っこい体型で娘から見ても愛らしかった)、その動き、眼差し、奏でられる声、言葉。 これらの殆どは彼の魂や精神を源に、 彼の身体を通して表現されるものだと、 改めて思う。 体の調子が変じ、救急車

          私達はみな星で、 物質的な身体を持つ持たないに関わらず、 星なのです。 老若に関わらず、一様に星である事、 そこに気づくと、 違う目を得たように世界が違って見える

          子どもって?

          有名なサン=テグジュペリの本「星の王子さま」の1ページ目に レオン・ウェルトに という文章が載っています。 その文は、 子どもだったころの レオン・ウェルトへ で、締め括られています。 もう少し補足を加えると、 「そのおとなの人は、むかし、一度は子どもだったのだから、わたしは、その子どもに、この本をささげたいと思う。おとなは、誰も、初めはこどもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)そこで私は、私の献辞を、こう書きあらためる。」 

          子どもって?

          シュタイナー教育

          こんにちは〜、ミキ助です。 写真は、シュタイナー教員養成の授業の一つ、幾何学の授業で描いたものです。 今日はシュタイナー教育のこと、少し書いてみます。 ​ シュタイナー教育は、オーストリア出身のルドルフ・シュターナー博士が創り表現された教育思想と方法です。​​ 昨日のnoteで日本語補修校の幼児クラスを担当した時、教育について無知だった私は幼児教育について調べ始めました。本当に一からの出発でした。 その時に出会ったのがシュタイナー教育。 そしてどうして私はシュタイ

          シュタイナー教育

          本来の世界へ

          私はなぜか根拠もなく信じてることがあります。 本来、私たちは幸せ者以外の何者でもない、と。 なんだか上の一文はちょっと変な日本語ですが、 随分前から自然に心の中にずっといる思いです。 ここで初回の投稿ということで、少しだけ自己紹介。 2011年にハワイにある日本語補修校で幼児クラスの担任をさせていただいたことがありました。 毎週土曜日、8時半から2時半まで主に3歳〜4歳児16人と過ごす。 これが毎回クラスに入る前、吐きそうになるほど大変だった。 幼児教育の知識も経

          本来の世界へ