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不思議な日


昨日は不思議な日でした。

「死」が、すぐそばにいると感じられ、
虚無感に包まれました。
哀しいわけではなく、どちらかというと満たされているのに、


こんな感じは初めてです。

原因を考えても見当たらず、
ただ疲れていたという事なのかもしれません。


でも今朝、ふっと思いました。
今までの自分は死んだのかも。


昨夜、YouTubeで、
「シュタイナーの世界③〜⑤」を観ました。

https://youtu.be/izwd1H3iidw


随分前に子安美智子さんが娘さんとお孫さんと一緒にシュタイナー教育に関しての番組制作でドイツに行った時のことを書かれた本を読んでいたのに、
その番組を見るということを思いつかなかった。
気づかなかった自分を苦笑しつつ、じっくり見ました。


①から⑤まであり、シュタイナー教育、農業「バイオダイナミック農業」、障害児教育、へーエンベルク共同体(シュタイナーの障害者共同体)、建築、金融機関GLS共同体銀行、医療、の事。


金融機関GLS(ゲイエルエス)銀行では、
預金者が自分が融資したいという組織を選び、
利子は融資者本人が決めるそうです。

また現代医学とアントロポゾフィー医学で可能性を広げようと作られた病院
フィルダー病院は、

病気を肉体、心、精神の観点から捉え、
同じ病気でも患者さんの今までの生活環境や生き方で、
治療法が異なるそうです。

番組の中で宿り木から作られる薬(ホメオパティー)を使って癌の治療に取り組まれた日本人の方が紹介されていました。

その方のお話では、ホメオパティーは、
自分の働きかけ(意志力とも言われていました)が必須で、
薬を使って病気とどうか関わるかが問われる薬だそうです。
彼は薬を飲む時と飲まない時を作り、
すると体は、薬を飲まない時、薬を飲んだ時の体の状態を覚えていてその時と同じ状態にしようと動き出す、と仰っていました。 

そしてこれはシュタイナー教育でのエポック授業でも同じ事が言えるのではないか、と。

エポック授業は、2〜3週間同じ科目を毎日2時間集中して行い、次の3週間は違う科目を勉強していきます。
集中して学んだ後、そのことを忘れるが如く一定の期間を置く。

シュタイナーの著書「一般人間学」の中に想起と忘却について書かれている章があり、そこでシュタイナーはこんな風に言っています。

「物事を理解するためには、自分の持っている表象群の中から、何らかのきっかけによって必要になったものを、随意に取り出してこなければならないものですが、、、。 、、、「想起とはいったいどうして生じるものなのか」を、自分に問うようになるからです。想起が生じるのは、私たちがその中で眠り込んでいるあの意志が、意識下の表象の一つへとつかみかかり、これを意識の中へと引っ張り上げてくることから生じます。」

少し抽象的というか回り道をすることになってしまい、すみません。


病気は、心的或いは外的な影響から体の一部の機能が弱ったり動かなくなったり、という事と思っていて、ホメオパシーの薬はその部分に本来はそういう状態になったらこんな風に対処してたんだよ、ということを身体に思い出させる療法なのかな?と想像しました。例として、花粉症の方に玉ねぎのみじん切りをしてもらう、ということがホメオパシーについて書かれたサイトに載っていました。


下記の番組でGLS銀行と現代医学とアントロポゾフィー医学を合わせた治療に取り組んでいるフィルダー病院の事が紹介されています。


出会えたよかった。
本当によかった。
ずいぶん離れていた故郷に戻ったような感覚になりました。


このビデオを見て思いました。
近くの保育園でさせていただいていた「お話の会」、
幾つかの理由で去年の11月からお休みさせて頂いていましたが、

再開しようと思い始めました。

私が子どもたちとしたい方法で。

2011年に出会った、シュタイナー教育。 ストーンと心に落ちてきて、今も静かに光っています。子ども達やおとな達の心の灯りが輝き続けるような社会はきっと目の前にある。 様々な地で生まれた叡智と、先人達が残してくれた勇気と一緒に、歩きます!