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アラカン女の本棚は・・・

中学生くらいまで、
本は嫌い、漫画は読ませてもらえない
そんな環境だった。

その私が本好きになったのは
進研ゼミの教材。
国語の問題に星新一さんのショートショートが
掲載されていて、
その面白さに衝撃を受けたのだ。
 
そのあと、ショートショートを買い漁り
SFなる物の面白さに目覚め、
「SFマガジン」を毎月買って
「SF大会」にも参加した。(懐かしい・・・)

早川書房が大好きで
「グイン・サーガ」を読んでワクワクし
タニス・リーを読んでその世界にどっぷり浸かった。
「百億の昼と千億の夜」も何度も何度も読み返した。

高校生の頃は安部公房の不思議な世界を楽しみ、
背伸びをして「カラマーゾフの兄弟」なんかを読んで
頭の中を「?」でいっぱいにした。
 
漫画ももちろん大好きで
「花とゆめ」とか「Lala」なんかの漫画雑誌を買い
なんなら「漫画家になりたい!」と
大学の頃は漫研に入っていた。(下手すぎて諦めた)

あの頃は、どんな本を読んでも
すぐにその世界に入り込むことができ
その世界に溺れていることができた。
 
本を読んでもそこに溺れられなくなったのは
いつ頃からだったろう?
ここ何十年、溺れられないことに疑問すら抱かず
ただ、楽しく読んでいた。
 
それが最近、その世界に溺れる快感を味わった
本と漫画がある。
小野不由美さんの「十二国記シリーズ」と
市東亮子さんの「BUD BOY」である。
 
もう、読んでいる時間が止まればいいのに、と
久々に思った。
読み終わるのが勿体無くて、最後が近づくにつれ
読む時間が遅くなる。
そんな、幸せな時間を持つことができた。
 
そして今読んでいるのが、
「ようこそ実力主義の教室へ」。
これはNetflixのアニメを見て
読みたくなった本である。

そして、Audibleにも大変お世話になっている。
今聴いているのは、
阿部智里さんの「八咫烏」シリーズ。
この世界観も大好き。
 
自分の母親がアラカンだった頃に読んでいた本は
山崎豊子さんだったり
西村京太郎さんだったり。
決してラノベでもSFでもファンタジーでもなかった。
もちろん漫画なんか読まない。
(大好きな「日出処の天子」を「気持ち悪い」と
評され
ものすごく落ち込んだことを思い出した・・・)

まさか、自分がアラカンになっても
漫画が大好き、SFもファンタジーも推理小説も
大好き!でいるとは思わなかった。

本棚が足りない。。。

 
昨日、Amazonで届いた新刊。
ほんと、便利な世の中になったもんだ。

アラカン女の本棚には漫画が、
アラカン女のkindleの中にはラノベが
並んでいるのだ。
 
ああ、面白い物語がたくさんある世界に生きていて
本当にしあわせ・・・

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