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🗽→🇫🇷 海外に住んで3年目、今はパリ在住。映画をつくったりする、アートとコーヒー好き。…

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🗽→🇫🇷 海外に住んで3年目、今はパリ在住。映画をつくったりする、アートとコーヒー好き。週末に投稿✍️

マガジン

  • パリ生活の夢、時々悪夢

    クスって笑えるような日常を細かく記す。とにかく、一人暮らし最高。

  • わかるかわからないかの境界

    なんか、心が動いた瞬間

  • ニューヨークの悪夢

    ニューヨークでの生活をまとめました。色々挑戦して楽しんでたつもりなのに、思い出すのは嫌な思い出が多いのはなんでだろう?

  • フランスのワーホリのこと

    フランスのワーホリに関すること。ビザ、アパート問題、職探しなどの困難など、主に辛かったことを振り返ってシェアします。

最近の記事

オリンピック直前、パリに住んでる人の今

パリの最近の街。 国旗マークがついたジャージで歩いている人、オリンピック限定デザインのグッズを持っている人、本名が書かれた札を首から下げている人… 歩いている人はほとんど、オリンピック関係者。 もしくは、すでにバカンスを終えて労働に戻ってきた人たち。そしてもしくは、バカンスを手に入れることができない労働者たち(私のこと)。 大抵のパリジェンヌとパリジャンはすでに休暇中、パリから去っている。私のアパートの隣人は、7月の頭から不在だ。下の階に住む大家さんは、9月にパリに帰って

    • 傷心の応急処置

      傷口からしたたたり落ちる血を見つめていた。 想像よりも、赤かった。 彼が何か凶器を持っているのは気づいていた。 でも、まさかこんな鋭利な刃だったとは。 朦朧とする意識の中、彼との記憶が蘇る。 ありきたりの走馬灯に吐き気。 床のラグの上に座り込む。 私は今、家に1人。自分で何とかするしかない。 この傷、どうする? 第1処置 状況把握 奈落の底に行く前に、 自分がこの世に存在することを確認しよう。 身体の中から空気を出し、地球の酸素を吸収。 叫ぶ。 私の第一声は「は?」

      • パリの病みタイム20時と、遠距離友情

        これまで複数回、遠距離恋愛を経験してきた。過去の恋愛を振り返りたくないタイプなので数えるのはやめたが、何度も何度も懲りずに遠距離恋愛に挑戦していた自分がいる。 その一方で。どんなに遠く離れてても、温かい眼差しで見守ってくてているお友達との「遠距離友情」はなかなか形が変わることがない。 私はパリに友達がいない。(まだ少ない、と言っておこう。) しかしながら、朝起きたら日本の友達から「おはよう」があるし、夜寝る時はニューヨークの友達から「おやすみ」がある。孤独を感じた朝でも、

        • プライド月間と、紛らわしいフランス語🌈

          6月はプライド月間(でしたね。この投稿は本当は6月中に公開したかった涙) 6月29日(土)には、パリでもパレードがあったみたい。その日の電車はレインボーの服を身につけた人がちらほら。 私が何かのマイノリティーであるかどうかはここでは言うつもりはないけれど、レインボーカラーに私は興味津々なのです。彼らは自分自身のことをよく理解していて、自分自身が自分自身でいることに誇りを持っているところを尊敬している。 そういうこともあって私は日常生活において、例えば見た目が男性だけど、

        オリンピック直前、パリに住んでる人の今

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        • パリ生活の夢、時々悪夢
          8本
        • わかるかわからないかの境界
          1本
        • ニューヨークの悪夢
          2本
        • フランスのワーホリのこと
          2本

        記事

          ビザ狂いだった、2年間のニューヨーク生活

          ニューヨーク。移民同士でのおしゃべりが、よく行き着く話題は「ビザ」のこと。あなたは何のビザでここにいるの?どうしてそのビザを取れたの?などなど。彼らは、「ビザ」「家賃」「次のホリデー」のことで頭がいっぱいだ。 私だって、そのうちの1人だった。 5年間という期限付きの学生ビザで始まったニューヨーク生活。毎朝毎朝、目を開けた瞬間にその終わりが近づいているのを感じていた。 学生ビザで入国した瞬間から、次のビザはどうする?と私が悩んでいたことを、改めて整理するために記す。誰かの役

          ビザ狂いだった、2年間のニューヨーク生活

          「できるけど、しない」を選択すること/フランスでシャンプーをやめてみた

          「やらないで後悔より、やって後悔」、「とにかく全力で挑戦!」という、熱血スポ根漫画のような精神で生きてきた私。でも最近、全力で生きていることに疲れている自分に気づく。 自由に生きているように見える、フランス人の影響かもしれない。昼過ぎからテラスでビールを飲んでいる優雅さを、なんだか羨ましくなったのかもしれない。そう、最近「できるけど、しない」の選択をしている自分が増えている。 最初に思いつくのはシャンプーをやめたこと。 フランスの水が合わないのか、シャンプーが合わないのか

          「できるけど、しない」を選択すること/フランスでシャンプーをやめてみた

          引き籠りが選ぶ、パリが舞台のNetflixラブコメドラマ3選

          パリに来てすぐ、引きこもりでした。 アパートが見つからない、天気が安定しない、話し相手がいない、つまり、精神不安定になり、家から出たくなくなる。壁の外では、見たことのない素晴らしい景色が広がっているのに。 そんな私を外に連れ出したのは、パリが舞台のNewflixのラブコメドラマでした。 私、この人たち(ドラマの登場人物)と同じ街に住んでいるんだ!と、部屋に引きこもりながら感じてました。この人たちも切磋琢磨して生きてるし、私もそろそろ現実世界に生きるかぁと思わせてくれた。

          引き籠りが選ぶ、パリが舞台のNetflixラブコメドラマ3選

          ニューヨークとパリ、どちらが好き?という難問

          私は昨年末まで2年間、ニューヨークに暮らしていた。 そして今年、パリに引っ越してきた。 もうすぐ3ヶ月が経つ。 パリで出会った人々には「ニューヨークとパリ、どっちが好き?」と必ず聞かれる。これはきっと今後、私に付き纏う難問だ。 「ニューヨークとパリ、どっちが好き?」 と言う質問そのものについて、とても違和感を感じる。 そもそも、私は「どっちが好き?」と言う問いに、どちらか一つを選ばない。なぜなら、どちらも好きだから。 例えば「チーズケーキとエクレアどっちが好き?」も決

          ニューヨークとパリ、どちらが好き?という難問

          【フランスワーホリ】ビザ申請時に大使館で詰められること

          朝11時、広尾駅の前のコンビニのカフェスペース。私はやたらと緊張していました。今から、ビザの申請にフランス大使館に行くところ。 とにかくその時の私は日本での住所不定、無職、というなんとも面倒くさい状況。ビザが拒否されることは許されない、という自ら課したプレッシャーに毎日押しつぶされそうだった。自業自得! ただ、そんな緊張をする必要なんてなかったので、当日感じたことをここにシェアします。 *ワーホリ申請情報は大使館のHPが全て正しいです。  下記は私の体験談です、何かあり

          【フランスワーホリ】ビザ申請時に大使館で詰められること

          パリの街の一部として暮らす=穴だらけのアパートに住む

          美しいパリの街並みの一部として生きることは、私の長年の夢だった。夢が日常になっているのか、日常が夢みたいなのか、そんなことを考える平和な日々を送っている。 1ヶ月前に、私は長期滞在できるアパートに移り住んだ。6階の屋根裏部屋。パリの屋根裏部屋といえば、昔々はその家の住み込みメイドの部屋として使われていた場所。夏は暑く冬は寒い、などと言われる。バストイレが同じフロアの住人と共有だったり、劇的に狭かったり、エレベーターがなかったり…そんな困難が付きものの部屋が多い。 私の”城

          パリの街の一部として暮らす=穴だらけのアパートに住む

          【フランスワーホリ】「滞在中の計画書」で夢を描く

          *ワーホリ申請情報は大使館のHPが全て正しいです。  下記は私の体験談です、何かありましても責任を負いかねます。 *2023年12月にビザを申請した際の情報です 住んだこともない土地で、自分が何をするべきか・何をしたいか、なんて一切想像なんてできないよ!と叫ぶも、ビザを申請するのに必要な「滞在中の計画書」。書類作成が大の苦手な私がどのように埋めた書いたのかを、シェアします。 ワーホリ申請に必要な「滞在中の計画書」フランスのワーホリビザ取得に必要な「滞在中の画書」。 大使館

          【フランスワーホリ】「滞在中の計画書」で夢を描く

          海外生活3年目、洗濯機から遠ざかる

          最近ふと気づいたんだけど、海外に暮らして3年目なんだよ今年で。 日本を恋しくならないの?と聞かれることは多い。でもホームシックに堕ちたの時以外は、基本的に感情は落ち着いている。 でも唯一(と全力で言い切れないが)、恋しいものがある。 それは洗濯機が家にある、という状況。 私は年々、洗濯機から遠ざかっている。 ニューヨーク1年目の時は、住んでいる階に共有の洗濯機が2台あった。他の住民とよく取り合いをしていた。 2年目は、アパート内に洗濯機・乾燥機があるフロアがあった。 た

          海外生活3年目、洗濯機から遠ざかる

          フランス=クロワッサンの呪いを解く

          フランスに住んだら、クロワッサンいっぱい食べれるね!クロワッサンの食べ比べしてね!クロワッサンの発音って難しそうだね! 日本でそんな呪いにかけられていた私は、パン屋さんでクロワッサンを食べなきゃという考えに囚われていた。 初めてパリで、パン屋さんに行くまでは。 香ばしすぎる風に誘われてパン屋に乗り込む。 ずらりと並ぶ、見たこともない形のパンたちを前にすると、何を選べばいいのかわからなくなり、焦る。 そしてここでクロワッサンを選ぶ人間か?私は。と、自問自答。 そんな感じで

          フランス=クロワッサンの呪いを解く

          夢のパリ生活、毎日が”PERFECT DAYS”か?

          毎日アパートから出る瞬間、今日もパリは完璧で最高だな、と思って呼吸する。 ヴィム・ヴェンダースが東京で撮影をした、『PERFECT DAYS』をようやく観た。主人公(役所広司)は毎朝空を見上げて、にっこりするの。 あれ、今の私。 パリに住んで2ヶ月が経った。 ここの天気は不安定で、土砂降りの3秒後には快晴だったり。 週末は半袖を着てテラスでビールだったのに、月曜日はダウンとマフラーに戻ったり。 でも今は夏の気配を感じる、そんな5月の始まり。 と、いかにも充実した生活をし

          夢のパリ生活、毎日が”PERFECT DAYS”か?