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②『ワタシ(自分)』を受け入れる〜自己受容〜
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『自己受容』という言葉があります。
『ありのままの自分を受け入れること』を意味しますが、実際のところ、自分の短所(ネガティブな側面)を受け入れることは、なかなか難しいものです。
というのも、短所は過去に否定された自分であり、相手に受け入れられるには、無かったことにすべき存在だからです。
しかし、それを排除せず受け入れることが、なぜ必要とされるのでしょうか。
わかりやすい例として、自己受容が足りない人ほど、他者に対しても否定的になりやすい側面があります。なぜならば、自分自身に向ける否定的な言葉は、強力な価値観でもあるからです。
そもそも『こんな自分では駄目だ。』と、自分を否定する原因は、生まれ育った環境や、取り入れる情報が大きく影響しています。たとえそれが、無意識な刷り込みによるものでも、受け入れてしまった時点で、自分の一部になってしまうのです。
社会の大人たちでさえ、自分自身に否定的な部分を持ち合わせているのですから、気付いた誰かが断ち切らなければ、この悪循環を終わらせることはできません。
だからこそ、自分や他者を判断し、否定する材料を少しでも多く手放すために、完璧ではない自分自身を受け入れる必要があるのです。
自分の生まれ持ったものへの否定的な思いや、日々の失敗のあれこれなど、ネガティブな側面を冷静に受け止めることで、無意識に負った傷を癒し、心をゆるめることができます。
短所と長所は、コインの裏表のようなもの(短所が『陰』なら長所は『陽』とも言えますね)。
それに意味付けしているのは、私たちであり、私たちを取り巻く周囲の価値観でもあります。
自己理解の上で必要なのは、ありのままをただ受け入れ、自分自身に許可を出すことです。
それは同時に、他者のありのままを受け入れることにもつながります。
まずは、自分を受け入れる。
自分らしい人生創造は、ここから始まります。
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