マガジンのカバー画像

パパの俺、オレになる?!

17
仕事も、夫業も、パパ業も頑張るアツシ。家族に尽くしつつも幸せな日々だったが、自分に挑戦したいという思いがあることに気づいて‥。家族も自分も幸せにする仕事と生き方に、向かう篤人の挑…
運営しているクリエイター

#お仕事小説部門

パパのオレ、オレになる?! 第1話

あらすじ 第1話 出航 一通り、黙って話を聞いていた拓海が、口を開いた。 「アツ、お前、…

みお
1か月前
8

パパのオレ、オレになる?! 第2話

第2話 シンクロニシティ ピッピッピッと高低音を出し始めたスマホをつかんで目覚ましのアラ…

みお
1か月前
6

パパのオレ、オレになる?! 第3話

第3話 考えるな、感じろ 「まず一つ目のポイントニャ!」 シャキッとした猫の声に引き寄せ…

みお
1か月前
6

パパのオレ、オレになる?! 第4話

第4話 風向き 家に向かう途中のコンビニでいいから、たっぷりの生クリームが贅沢に使われた…

みお
1か月前
5

パパのオレ、オレになる?! 第5話

第5話 岐路 嫌な予感は的中した。 そもそも唐突な日程で、さらに、ミーティングスペースで…

みお
1か月前
4

パパのオレ、オレになる?! 第6話

第6話 灯台 目を覚ますと、理沙はいつものようにもう出社していた。スマホのアラームを止め…

みお
1か月前
6

パパのオレ、オレになる?! 第7話

第7話 戸惑い エレベーターに乗ってスマホを見ると、19時56分だった。ピッタリだ。203号室に着くと「Green Harmony」と白い文字で書かれた温かみのある木製の表札が目に入った。予約案内に書いてあった名前と同じだ。ドアはドアストッパーで止められ、空いていたけれど、再びインターホンを押した。 「お入りください。」と声がして、中に入ると「お待ちしておりました。」と 30代後半くらいで、肩の下くらいまでのストレートの黒髪が似合う、穏やかな印象の女性が迎えてくれた。

パパのオレ、オレになる?! 第8話

第8話 波間 自宅の玄関に着き、なるべく音の出ないようにそーっと鍵を開ける。この時間は翔…

みお
1か月前
5

パパのオレ、オレになる?! 第9話

第9話 決断 会社に着くといつものとおり、朝1のルーティンであるメールチェックをし、すぐに…

みお
1か月前
3

パパのオレ、オレになる?! 第10話

第10話 最後の日 そこからの展開は早かった。 翌日、課長の時間をもらい、理沙と同じ時間に…

みお
1か月前
3

パパのオレ、オレになる?! 第11話

第11話 閃き 理沙はせっかくできたリズムが出来ていることや、通常の勤務時間に戻したあとに…

みお
1か月前
3

パパのオレ、オレになる?! 第12話

第12話  願い 俺はソファーに座ってテレビを見ている翔太の隣に座って、スマホでYouTubeを…

みお
1か月前
4

パパのオレ、オレになる?! 第13話

第13話 旅人 翌日から俺は、早速旅の計画と準備を始めた。 行き先はどうしよう。どこに行こ…

みお
1か月前
3

パパのオレ、オレになる?! 第14話

第14話 目覚め 人とのふれあい、新しい体験、壮大な景色、異なる文化、動物たち、大自然のエネルギー。こう、なんていうか…一人でいるのに一人じゃないと感じられる。精神的な広がりを感じられるような…。人間だけじゃない?それもちょっと違って…。なんて言うんだろう。広がっていく? 奈緒さんに、オーストラリアで得た体験や感覚を次の仕事に活かしたい、と、理沙やお義母さんに話したことをもう少し整理しながら話したけれど、やっぱり曖昧さはあって、うまく伝えられないもどかしさを感じていた時だ