アメリカで多い 甘~い話の代償とは
先日、お出かけ先のアストリアで、美味しそうなパン屋さんを発見。
カウンターの女性に「ギリシャ風ドーナツを一つと、窓際にあるスティック状のビスケットを一本」とお願いしました。
すると、女性はスティックを2本取って「このお代はいらないから。ドーナツの$2だけね」
ニューヨークでは割とあるんです、こういうことが……。
それも、このパン屋さんのような個人経営ならともかく、全国規模のカフェ・チェーン店などでも同じ。パンとコーヒーを買って、レジで30セントくらいの端数をお財布から出そうとしたら、「コインのことは忘れて!」
ええっ? 実は私、日本の露店で4千円ほどのお洋服を買おうとして、10円足りなかったので売ってもらえなかったことがあります……w
こちらのクランベリー・アイスティーは、アッパー・イーストサイドのWhole Foods(日本の紀伊国屋のようなスーパー)のおごり。注文したはいいけれど、レジの調子が悪いらしくて……。
クラッシュ・アイスに盛られたスイカのワゴンがレジ前にど〜んと置いてあったので、「変だな」とは思ったんですが……。レジが動いてないのに注文を取っちゃうところが、太っ腹!
あぁ、サービスの飲食物って、どうしてこう美味なんでしょう……。
しかし……。アメリカでのこうした甘い話にはウラがあります。
ある時、チェイス銀行の私の口座から、意味不明の$12が引き落とされました。この口座は、預金額が一定額以下になると、一月$12が差し引かれる決まり。少額とはいえもったいないので、いつも不足にならないよう注意していました。
それなのに……。私は銀行窓口に行き、「ご覧のように、一度も金額が下回ったことはないんですけど」と抗議しました。
すると、恰幅のいい中年の担当者は「なるほど、わかりました。では、当行の優れた顧客サービスとして、返金の手続きをしましょう」
はあっ?? そちらのミスなのに、「サービス」とは何でしょう?!
◇
天下の銀行にしてからが、この調子……。他は推して知るべし、なんですが……。
ズボラな私には合っているのか、アメリカ人アーティストたちとの共演は問題ないほう。楽曲の共作友だちや、ライブ共演仲間……。良い人たちばかりです。
今日は、そんな女性ボーカルと共演した失恋ソングの新作MVをご紹介。
というのも、先日あのスピルバーグ監督から直々にお言葉をいただいて、大いにインスパイアされまして……。
といっても、スピルバーグ監督が私の後ろを通りしなに、”Excuse me”と声をかけてくださっただけなんですけど……。(それのどこが「インスパイアされた」なんだか……w)
MVは、恋の想い出に浸る女性の物語。荒涼とした化石のような心に、恐竜も登場?! ラブラブな方も失恋中の方も、よろしければ、ぜひチェックを!
◇あとがき〜お知らせ
冒頭のMVチャンネルアートの男性は、友人カシアーノのお誕生日ホーム・パーティーにて。他には、私の娘との乾杯シーンも登場しています。
写真の「ギリシャ風ドーナツ」というのは、日本でいえば「ポンデ・リング」と「ハニーディップ(イースト・ドーナツ)」を混ぜたような食感で、最高でした。地中海料理の名店が多いアストリアならでは、でしょうね。
9月に世界リリースのピアノ・アルバムもよろしくお願いします!
★ソロ・アルバム"Elegy In Violet" (Centaur Records)
アメリカの老舗クラシック・レーベルからリリースですが、ニューエイジ寄りの音。9月20日発売(各種ストリーミング、日本の輸入CDショップ等でも販売)
*楽天
https://item.rakuten.co.jp/hmvjapan/10149115?scid=we_gbm_upc60
*HMVのオンライン・ショップ
https://www.hmv.co.jp/product/detail/10149115