Minori KuboKI

Roman主宰: therapist 久保木み規(Minori Kuboki) htt…

Minori KuboKI

Roman主宰: therapist 久保木み規(Minori Kuboki) https://minorinoroman.weebly.com/ 「整えること」をコンセプトに 自然療法や古来からの暦をひもときながら、訪問施術と講師活動をしています。

最近の記事

体の声と処方箋

頭痛二日目。 今日は良くなってると思ったのに、と朝からがっかり感。 思い当たるのは冷え。 体の芯まで冷えてしまった感じがあって、 まあ大丈夫だろうって たかを括っていたのがいけなかった。 それと 冷えを助長する食事と睡眠不足も否めない。 不調の原因はいつだって 外側と内側にあるのですよね。 つまり 自分の内側をケアしていれば ダメージは小さく済むということで。 体調が崩れる(病気も同じ)のは すでに自分の内側がぐらついていて 倒れそうになっているところに 外側の出来事

    • 母のこと 〜第4話〜

      あれだけ嫌がっていたシルバーカートを 抵抗なく使うようになってくれています。 ある日から急にです。 「これで行こう」の声か、をあきらめなくて本当に良かった! と!マークになるほど嬉しいのは 会話をしながら歩けるから。 今までは 自転車を私が前、母は後ろの荷台を押しながら(わかりますかあ😅?) 歩いていたのでそれができなかったのです。 スーパーへの買い物と父のお墓参り ほぼ、その道だけの往復ですが 母のペースで歩くと、のどかな気分になります。 この日は姪も一緒。 三列に並ん

      • 母のこと 〜3話〜

        今年は中秋の名月と満月が重なりました。 一日遅れで母と眺めました。 億劫がらずにベランダに来て 「ここはいいねえ」 「すごくきれいだね」 と話す様子が嬉しくて スペシャルなお月見となりました。

        • 母のこと 〜2話〜

          今年の夏の振り返り。 エアコンと母、圧迫骨折と母。 酷暑の中のてんやわんや、でした。 母の体のことを思ってのことも 時に拒否され あーーーーつらい、の繰り返しでした。 言っても理解できないのだから仕方ない と頭でわかっていても 放っておいたら危険!!ってことだと 声をあらげてしまうこともしばしばでした。 そうしたところで 効き目なんてなく、重度の自己嫌悪になるのがオチで。 そんな日々の果てに すごーく難しいけど 母の気持ちを汲みながら 「うちはうち式」のやり方でやって

        体の声と処方箋

          母のこと 〜1話〜

          母の様子に「おや?」と思い始めてから3年ほど経ちます。 当初は記憶と行動の不一致を 言葉でわかってもらおうとしていました。 それが次第に通用しなくなってきた頃から 私の戸惑いが始まりました。 「よくある話ですよねえ」とか「元気でいるだけでも上出来ですよねえ」 とか言いながら、苦々さや重い気分の日々。 そんな悶々とした気分が軽くなった出来事があって。 それが一年前の兄との酒席。 いつも互いに話しサポートしあっていましたが、 「あらためて、母のことを議題に、飲み屋で話す」 と

          母のこと 〜1話〜

          春の土用

          一昨日 咲き始めたみかんの花が あっという間にたわわになってきました。 こんな風に 多くの出来事が いつの間にか とか あっという間に起きてる気がします。 自分の周りで起きている ささやかなことも 大きく変化していくことがあります。 がっかりするようなことも 良い形に変化していくことがあります。 養生の土用。 体の労りだけでなく、 日々の出来事も 丁寧に労りながら 接していきたいです。

          晴明 

          はっきりした形がないと その存在を忘れてしまっていることってあります。 みかんの木の蕾を見つけて そんなこと思いました。 花が咲き実をたわわにつけてる時は 自然と目がいくのに。 ひっそりとしている時も 呼吸をし生きていて 自ら循環していて きっと何かを主張していて。 清明。 みるからに爽やかな節気名。 自然も人も自分にも クリアな眼差しで接していられたらと思います。

          自分を統合する場所

          なんてことない部屋の一角。 朝、ここに座って書き物をする。 ひとりっきりの時間。 湘南に越してから始めた時間です。 いい時間だなあって 漠然と思っていましたが 「あ、ここは私を統合してくれる場所なんだ」 と 言葉で言える、はっきりした感じがしました。 「出来事を消化してくれる場所」と言ってもいいかも。 出来事の最中の感情は 極端なほど 際限なく広がってしまって 時に振り回されがち。 でも 少し時間が経って その時の余韻を手繰り寄せていくと いい具合に収まってくれるよう

          自分を統合する場所

          閏如月朔日 2023.3.22

          今年の旧暦は十三ヶ月「閏月」のある年です。 春を長く感じられるのか、 三寒四温がまだまだ続くのか。 旧暦ならではの「感じ」に思いを馳せて。 さて。 昨日から太陽は牡羊座に入り そして今日は牡牛座で新月を迎えました。 12星座の始まりの星座に、 太陽と朔の月が「居る」こと。 新しい、新しい、が波のように続き とてもパワフルにチャイムが鳴っているような気がします。 新しさに急かされることなく、 今までのドアはちゃんと閉めて、 次の部屋のドアを開ける。 きっと それからでも間

          閏如月朔日 2023.3.22

          春分の日 2023.3.21

          日の出、腰越の浜にて。 雲に遮られながらも 真東からの光は まっすぐ、くっきりしていました。 見るもの全てに それはそれは 優しく降り注いでいました。 一年の新しい始まりのカードは 大アルカナからの一枚。 読み始めたばかりの小説、 服用始めたばかりの漢方、 女性、 アンジェリカ。 たまたまなのか、この重なり。 しばらくカードを眺めながら 「すでに動き出している」 そんなメッセージを受け取りました。

          春分の日 2023.3.21

          啓蟄:2023.3.6

          白梅、紅梅、蝋梅、そしてまもなくの桜。 上を見上げて季節を感じることが多いですが、 啓蟄の知らせに導かれるように 地面に目をやり歩いてみました。 ひっそりと揺れる草花、 ・・見過ごしていたなあ。 見上げるほどの丈の草花、 地面に這う程度の丈の草花。 姿に違いはあるけど どんな花たちも 地面から小さな芽を出すところから始まり それぞれの顔になっていく。 この大地が どんな花たちにとっても生まれた場所。 私たちも同じで 始まりは 誰もが 裸でプルンプルンの小さな赤ちゃん。 年

          啓蟄:2023.3.6

          如月新月:2023.2.20

          旧暦はやっと二つ目の月、如月になりました。 地球暦を巡る地球号は、よいしょよいしょと春分のスタート地点に向かっています。ビジュアルだと動きがわかって、なんとも健気!地球は生きてるんだなあって実感します。 新月の今日。月は見えませんが、月は出ています。あるのに、いるのに、その姿が見えない。それは光が当たっていないから。 太陽の光によってその輪郭が現れます。 月自体の形は同じでも 光の当たり方によって違う様相で 私たちの目に入ってきます。 周りの光によって、陰影が作り出され

          如月新月:2023.2.20

          雨水:2023.2.19

          睦月最後の日。雨水。ゆっくり雪解けしていく、そんな穏やかな暦の知らせに背くように、春一番が塊になって押し寄せてきたような嵐の朝です。 風は不用なものを洗い流す浄化の一方で、グシャグシャに混乱させる乱暴さや、必要のない情報や感情や、色んなものを連れて来てしまうこともあります。そんな風の悪戯に飛ばされないように、大切な木にしっかり繋がっていよう。 今朝のカードはfive of wonds、ハーブはturmeric。争い、不調和、弱さを認識するなどのメッセージ。 今日の色図鑑を

          雨水:2023.2.19

          立春

          今年の立春は2023.2.4 旧暦:睦月十四。 と書いている今日は2月12日、立春から一週間も経っています。 その日が過ぎてから その日に寄せる思いを書くのって意味あるの? と、自問自答の毎日でした。 「春」という開いて上昇していく巡りが始まった中、 ぐるぐる滞っていたり、転んでいたり、とにかく出遅れてる感が充満。 とても「立春ですね!」と言い切れない気分でいて。 頭ではわかっているんですけどね、暦のように進めないこともあるって。 先日、 川面の柳を見ていて、その向こうの

          睦月の新月

          旧元旦、春節。 再びの あけましておめでとうございますの今日です。 地球暦とカレンダーの両用使いをするようになってから 「節目」が一回だけではなくやってくることで 自分のタイミングを乗せやすくなりました。 例えば 大掃除をどこの「あけまして」に合わせるかとか。 都合いい解釈ですが(笑) 西暦の元旦は 社会全体で迎え祝っています。 家族や誰かと一緒にその時間を過ごしている方も多いと思います。 一方、旧暦の元旦は ニュースなどで見聞きすることはあっても そうした過ごし方をされる

          睦月の新月

          大寒:2023.1.20

          寒さが大の苦手で いつもいつも、夏を待ちわびています。 大寒という 見るからに凍えそうな暦からのお知らせですが、 ここまで来た、ここを過ぎたら! と春に思いを馳せています。 1月ももう後半ですね、早いですね、 という会話が行き交ってます。 待ってました!の季節を楽しめるよう、 土用という養生期間を上手く使って 整えておきたいと思ってます。

          大寒:2023.1.20