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コーチングの学びの途中④

認知科学のコーチングを学ぶ過程、さまざまな問いが生まれてきました。
当然必要な知識やスキルがあり、それを習得する必要はあるのですが、無形のものを学ぶ、人が人に提供することには正解はなく、そして新たな仲間との出会いの中で自分について考えることが多くありました。いよいよスクールも後1ヶ月となってきて、卒業課題のセッションを行なっています。
コーチはスキルの習得だけではなく心身共に修行が必要な終わりのない道なのだと思っているところです。

私はどんな人なのか

この期間、一番向き合うことになったのは自分。
常々自分の中にある言葉を改めて切り出すと

①普通でありたい
自分の頭の中にある意識で「普通でありたい」と思っていました。
普通というと「みんなと一緒」とか「平均点」などの要素のものを思い浮かべると思うのですがちょっと違っていました。
自分自身でも、目立ちたくないのか?自分が普通でないと思っているのか?
どうしてこの言葉が出てくるのか「?」でもありましたが、この期間に自分のことを考える中でスッキリしました。私の普通は「無理せず、自分らしくいられること」を大切にしたい。そう考えると「営業マンはゴルフを・・・」「お前の話し方では人はついてこない・・」周りからの声があっても聞き入れなかった。その時には嫌だからやらないではなく、そこまでしてやりたいことかどうかを考えた。そのことがなくても仕事の実力をつける!と考えていた。人のアドバイスを全て受け入れないのではなく、受け止めて考えて良いことは自分の中で物差しとして受け取っていたりもしました。

②かわいいおばあちゃんになりたい
「何になりたいか」「どうなりたいか」などを聞かれる時に、よく使っていた言葉。特になりたいものがあるわけでもなく、何かこうしたいという夢があったわけでもなく、そんなことを問われた時には便利に使っていたような気もするのですが、多分大学生くらいからこんな風に答えていました。
「かわいいおばあちゃん」で思い浮かべることは人それぞれだと思います。
私が思い浮かべていたのは優しい受容的なおばあちゃんではなく、好奇心旺盛で「性懲りもなく、年甲斐もなく、またそんなことして・・」と言われるようなことをしてニコニコしている生涯を送りたい。

③パパは自分のもの・・と子どもと取り合いたい
これは父が幼児期にガンという大病にかかって、そのことを気遣う家族の中で育ったことが影響してこの言葉になっています。家の中に秘密がありました。きっと求めていたのは「尊敬や尊重があり、隠し事がなく、OPENで、フラットな関係性が心地よい。こんな状態を作りたい。」そんなこと。
大学生の時に大手広告代理店でアルバイトをしていた時に、女性ということで男性と同じように働くことに無駄なエネルギーを使わないといけない場面が見えことがあります。「みんなが心地よくそれぞれの能力を発揮できる場を作りたい。」そんな思いとも繋がります。

こんな欲求がありました。

「より良い関係性を創ることに寄与したい。本当に欲求のあることにチャレンジしていくことを応援したい。」そんな想いにも通じています。

興味がある対象
「人間」
特に自分と異なるところや違いがあるところに惹かれます。「人」自分の知らない領域の人を知りたい。
人種や年齢や障害など見てわかる違い、話してみてわかる目に見えない違いにとても興味があり興味が湧きます。違いによって抱えるものも違っていて、自分の知らない人生がある。そんなことを知りたいと思って近寄っていく傾向があります。障害などを抱えている人も知ることで、何かできることがあるのではと思い関心が高いです。これは子どもの頃から。また身近で同じように見える人にも。以前の仕事で多くの人に採用面接をしている時には、いろんな人に会いすぎて、みんな同じようなスーツ着て歩いているけど、みんな違って変人ばかりだな〜などと思うこともあり、より人に興味が湧きました。この10年くらい子どもの育ちを学んでいますが、これも自分と異なる人への興味で学びを継続しています。

「機能的に動いていること」(筋肉の動きに興味あります)
大学生の時に2年ほど茶道を習っていました。
その時に、静寂の中にも無駄や無理のない流れる動きがある茶道のお手前はとても心地よかったです。何かとダンスのようなものは続けています。それに通じるものがあると思いました。
バレリーナの体の動きやK-POPのダンサーの動き、合気道や柔術の技なども美しいと思います。何か運動などをやる時に、続く続かないなどに顕著にこれは現れていて笑えます。

好きな事
方法を考え実験するのが好き。
どうしたらできるのかを考えるのが好き。そしてその先、やってできるか試してみたい。社会人になって働くようになり仕事が大好きになったのは、まさに上記の要素があったから。クリアしていくごとに問題の難易度(対象は広がり、解決までの時間軸は長く)も変わる、そんなことが楽しくて仕事をしてきました。
研修のコンテンツを考える時なども、取り掛かるまでは楽しくはないのですが、いざ作業に入ると時間を忘れて取り組んでいたりします。
勉強は決して好きではなかったのですが、電車の中に日能研のクイズのような中学受験の問題の車額広告を見つけると取り掛かるタイプです。
お題があって正解がないことを自由に考えることが好きなのです。
「こうしたらいいかも!」と思うことがあると、他人のことでもお節介に人を紹介したりなど行動に移すことがあるのもこの特性の成せるところだと思います。

●デザインが良いことを重視する
見た目にファッショナブルということではなく、これは筋肉の動きに通じるのかもですが、無駄や無理がなく機能的で、人を良い気持ちや状態にするような形が好きです。
仕事の中で、組織やコミュニケーションをデザインすることが好きで得意なのも、こんな所以かもしれません。
子どもの頃は建築家になりたかったのですが、今でも不動産広告の間取りフェチでよく見ます。デザインを考える時には、それを受け取る人がいて、人は変化していくので、その変化にどんな影響を与えるのか、次の変化に対応できるのか、全体や先を考えてデザインすることが好きです。

どんなコーチになりたいか

志や関係を紡ぐ人でありたいと思っています。

社会人になり、仕事をしていく中で
●社会性が要求されることが増えるごとに、自分の選択だけではなく、他の人の目や物差しが大きくなる=have to が多くなっている
●本来持っていた自分の好きなこと、特性や価値感を意識できないまま過ごしていることが多い=自分のWant toが見えなくなっていたり、自分の強みを客観視はしにくい
●日々過ごす中で取ってきた行動は、習慣となり、自分の中で概念として形成されてしまい、身動きができなくなってしまう=知らず知らずの中で、あるべき論で自分に制約をかけていたり、レッテルを貼っていたりする

などが多かれ少なかれ多くの人には起きているのではと思います。
私も、かわいいおばあちゃんになるはずだったのに、おかしい。。
その時代の空気の中で、女性であること(雇用機会均等法施行2年目の就職組です)、ママであること(女性活躍促進なんて言葉なかった)、年齢など(昨今は50代は生きにくい時代)を理由に自分に言い訳を作って自分のコンフォートゾーンを守っている自分に気がつきました。

私が長らく勤務していた会社では、コンピテンシーや自己肯定感、自己効力感などを確認する面接をしていました。この自己効力感を確認するための質問は自己決定でトライした経験をしてきているかどうかでした。主体的に自己決定すること自分の人生のリーダーシップを取る上では欠かせないこと。
発達課題をクリアして成長してきたか、そんなことを見極めていたのだと思います。

コーチングは、まさに他の物差しに影響を受けずに、本当の自分の自由意思で未来の自己決定を支援していくこと。
自分の人生のリーダーになるためのMindの使い方を届けられるコーチになりたいと思います。

長くなってしまったのですが、学ぶ中でコーチになりたい!
その想いは学び始めた時よりも大きくなりました。

節目に立ち新しいチャレンジをしたいと思っている人のコーチになりたい!


人生の中で色々変化を考えるタイミングで、飛躍したい人のコーチになりたい。新しいことに向かう時には不安も生まれると思いますが、誰よりも実現を信じて応援できる人になりたいと思います。

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Topの写真は時計草大好きな花です。
雌蕊が3つに分かれていて時計の針みたい。機能のある時計のような顔をしているユニークな花が大好きです。

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