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仮2

なんでこんなにちがうの みんなおなじにみえる 頭いっかい落としちゃったんだろか でこぼこなハートをつくる やわらかくないけど形を変える それはうつくしいこと よわくない ずっとちがう くやしいこと おおいきがする みんなより なにもないよりいい なにもないもないかもだけど なにもないよりいい ながされないで たっていれば いつのひか しあわせはおとずれるか いまがしあわせか わたしはずっとクロールをする

    • 書いて飛ばした 飛行機 届いたときの  顔を 悩んで 追いかけた窓 滞ったのは キャンバスの上  きけなかった声 いつのまにか 返事のない塀の先 霧の中で朝を探す   遠くの 記憶 幽霊は ずっと 追いかけて 届かない ように 追いかけて しまう  書いて飛ばした 飛行機 届いたときの  顔を 悩んで 追いかけた窓 滞ったのは キャンバスの上    遠くの 記憶 幽霊は ずっと 追いかけて 届かない ように 追いかけて しまう 

      • ギザギザ(仮)

        海であそんでいたら あわわ、勃発 おまえ こころあるかい いみわかんないな ギザギザの10円 賭けてみる 夜超える メール 完徹 アレックスさんぽにいこうね 早く起きれればお風呂にも入れるのにね すなおに さっさと  すなおに さっさと  認めないかね おまえ こころあるかい おまえ こころあるでしょ それなら ごめんとか言えヨ 一度もいったことないだろ 砂浜に大きく書いて そしたら わたし、ヘリに乗って帰る おまえ置いて帰る

        • タイトル未定

          出口の違うきみ 今ごろ どこかへ着いている 排水口の逆流が 今朝 止まらなくなったよ いない どうして 車のない渋谷 経路がバグって行方が 散々な 曖昧な ブルーの月 超えれば 歩道橋の 向こうに しらない きみの ことを 忘れた きがする それなら 明後日を なにもなく歩けるのに 違う海から探して 見えないようにしてる ごまかすように 国道の朝が満たす音 一年前の暗闇の部屋から 差す光 リフレイン 突拍子もなく吹くあなたの風 ずっと待っている 見えない海から

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        • 2本

        記事

          つながるうねり

          ミシンで靴紐を結ぶ人をなぞるように縫ったら、裏面がとんでもないことになっていた。下糸の雑な処理が、返って人間らしさを生み出していた。 もっと大きいのを作りたいけど、なにを縫えば良いんだろう、なかなか思いつかない。 ふと、床に落ちた糸屑が、綺麗に縫われた人間よりも人間らしく見えて、もっと人間てからまってて、めんどくさくて、複雑に作られているんじゃないのだろうか 糸、からまる、きれる、むすぶ、つながる、、、、 キャッチボール… キャッチボール。 友達に、青梅の野球場でキャ

          つながるうねり

          2023

          2022〜2023、ねむることが苦手になってしまった、人の話が流れていくし、頭もまっしろ、でも元気になった 勇気を出したことがいい方向に行かなかったりするのは山のようにあって、それはあたりまえで、受け入れる必要があるけど、それが傷になって、治りにくいなにかへと体を変えて、なんかよくわからん漢方とか飲んで暮らしていく中で気づいたのは、苦しいことを乗り越えようとすることってからだにめっちゃわるい だから乗り越えないで、なるべく頭の中に白紙をたくさん貼る。何も見えなくする。そう

          日記 3/10

          「いらないもの」を使った展示をしている。 友達の家から吉祥寺へ行く。 スープをセブンイレブンで買ってギャラリーで食べた。 朝は人が来なかったので寝ていた。 展示をしているギャラリーは駅からまっすぐの道の住宅街にあって、自転車がよく通る。時間がゆっくりに感じる。 昼ごろ、おばあさんが「なんのお店ですか?」と言って入ってくる。 かなり長い時間、話をした後、私のかけてあるダンボールの作品を見て、「寂寥感がある」と言った。「せきりょうかん」、あまり聞かない言葉だった。この作品

          日記 3/10

          透明人間は生きる

          白く光る窓 生温い体 長い快速の時間 僅かな隙間から朝日を見ていた 何が起きても世界はまわって 透明で見えないような 自分で自分を疑う 迷っていたら奪われる 電車の空いた椅子みたいに それすら争う力もない 太陽を見てどうにか目を開く 急ぐ人 漠然と見つめる 何を欲しがるのか そこになにがあるのか 目を回して なにひとつおぼえのないかたち 何になればいいか 存在しているか 世界はまわる

          透明人間は生きる

          雨家守

          ただいま どこに隠れているの まだここにいるの 少しの間の雨宿り この小屋は楽園とは言えないな こごえながら じっとしてたら 息が絶えそう 餌もない 昨日の晩 寂しいと鳴いたら 顔を見せてくれたの そう思ったらたのしいね 水の音の柔らかい悲しみが 足音と笑いながらかがやく 黒い瞳を僅かに濡らした 光のない暗闇で 嵐が止んだら 出て行っておくれよ きっと幸せになれるよ

          雨家守

          絵を描く時に邪魔な物

          大学に入りたての頃は、絵は伝わってなんぼのものだと思っていました。年を重ねるごとに、だんだんそれが真逆になってきています。それはなんでだろうなと思いました。 どうして伝わる絵が良いと思ったのか、それは美術予備校で過ごした三年間がこびりついていたからです。 予備校では、とにかく裏ワザみたいなのとか構図が決まっていたり、やっちゃいけないルールがたくさんあったりしました。当たり前ですが自由度がありません。 藝大の日本画の試験は石膏デッサンと静物着彩です。ざっくり言うとどちらもモチー

          絵を描く時に邪魔な物

          絵って自由なのに

           あくまで私の考えなので誰かに強要するわけではありません。すごく文がめちゃくちゃです。  なんだか絵って頑張って描写する、時間をかける、やりたいことをやるだけじゃない気がします。美大で人の評価を聞いていると作業量とか技術や完成度に偏っているなあ...と感じます。 まるで身をすり減らすまで頑張ることを美徳とする日本の価値観みたいです。 もっと視野が広くありたいです。作業量の少なさでその人の人格まで否定してしまうような酷評を目の当たりにすることがありますが、なんだか違うと思いま

          絵って自由なのに