つまり

出口の違うきみ
今ごろ どこかへ着いている
排水口の逆流が
今朝 止まらなくなったよ

いない どうして
車のない渋谷
経路がバグって行方が
散々な 曖昧な
ブルーの月

超えれば
歩道橋の
向こうに しらない
きみの ことを
忘れた きがする

それなら
明後日を
なにもなく歩けるのに
違う海から探して
見えないようにしてる

ごまかすように
国道の朝が満たす音
一年前の暗闇の部屋から
差す光 リフレイン

突拍子もなく吹くあなたの風
ずっと待っている
見えない海から


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