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売れないライターに足りないもの

売れているライターって、何が違うんでしょうね。

執筆力や取材力が優れていたり、売り込み(ブランディング)が上手だったり、専門分野を持っていたり、まぁいろいろ挙げられることと思います。

でもこれを見たとき、もっと根本的な違いがあるように思えてきました。


【随時更新】リニューアル記念!人は36時間眠らずに仕事をしたらどうなるか?【まとめ】 | フミナーズ

これは、睡眠情報メディア「フミナーズ」のリニューアルを記念して行われた企画です。内容としては、ライターのヨッピーさんが36時間眠らず1時間ごとに記事を公開していくシンプルなもの。担当編集者は、カツセマサヒコさん。要するに、業界のトップランナー2人がタッグを組んで打ち出した大型企画というわけです。

この企画は無事に終了しており、最後にはサーバー落ちするほど、反応も上々だったそう。

ライターのヨッピーさんが36時間連続で記事を更新し続ける地獄のような記事を担当しまして、さきほど無事おわりました!

17日 12:00-18日 24:00まで一本も原稿を落とさずに公開し続けるヨッピーさん。ライターとしての手腕をひたすら勉強させてもらった36時間でした…。(36本どころか、何本か下書きに残ったままのものもあるから、もっと企画は浮かんでたのだと思う。そこから少しでも読まれる企画を抽出できるの、はんぱねえ)

フミナーズがリニューアルして、まずはどれだけ多くの人にこのサイトを知ってもらい、触ってもらえるかを考えた結果、とにかく大きな花火を打ち上げることから始めようと思って、ヨッピーさんにお願いしました。

最終話では想像の何倍もの訪問数となって、サーバーダウンの嬉しい悲鳴。ここまで尽力してくださったヨッピーさんと、やや可燃性ある企画だったのに「あそびごころ」を汲んでくれたインターネットのみなさんに感謝しかないです。ほんとうに良かった。。

引用:カツセマサヒコさんのFacebook

企画自体の賛否は置いておくとして、ここでは2人の活躍に注目しましょう。正直、業界のトップランナー2人がここまでやっているのは衝撃的じゃないですか?

だって、この2人ならもっとラクな企画はいくらでも考えつくでしょうし、適当な記事を出してそれなりのバズを生み出せるはずなんですよ。でもあえてそれせず、身体を張ってバズを獲りに来ている。それも、30歳越えたおっさん2人がですよ。

そう考えると、まだ名前も知られていないライターが、なんとなく企画して、それなりに取材して、いい感じに執筆しているだけではダメなんですよ。そこには、圧倒的に熱量が足りていないので

もちろん、ライターにはいくつか種類があるので、単純にこの2人と比較することはできません。ここまで身体を張らなくても、ライターとして成功することは可能でしょう。

でも、売れてないライターって、カッコよく(なんか良い感じに)やろうとし過ぎていて、本質的な熱量が足りていないことがあるよなと思うんです。センスのある人ならそれでも成功できるかもしれませんが、ほとんどの人にそんなものはありません。

スキルもない、人脈もない、実績もない。そんな無名のライターが身を立てていくには、圧倒的な熱量を持って目の前の仕事に取り組むしかない。だってそれ以外ないんですから。そこから初めて、執筆力や専門分野の話になってくるんじゃないかなと、そんなこと思った次第です。

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