おっさんずラブリターンズ#9 全力で続編を願ってみる
おっさんずラブ最終話、桜から始まったお話が、いく年か巡った桜につながって、充実感と満足感のなか終わってしまった。満足すぎて、何も書くことがない…。と、思いながら書き始めたら卒論ぐらいの字数になったので、仕切り直し。
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まずは、圭さん、林さん、スタッフ・キャストの皆様、お疲れ様でした。おっさんずラブリターンズは、春田と牧と囲むみんなを、陽だまりの中で心地よく見守るような、じんわりほんわか遠赤外線みたいなお話でした。ぽかぽかです、ぽかぽか。
武蔵には、末長くふたりにちょっかいを出しながら、幸せを見守り続けていただきたい。だから、お隣さんEND歓迎です。春田にとって大切な人であるのはもちろん、リターンズになってからは、むしろ牧にとってなくてはならない人になっていきましたよね。牧が全力で自分の本音をさらけだしきる相手は、武蔵だけだから。
牧と武蔵が、相談できる関係になってよかった。これからも、仲良くケンカしてほしい。
冒頭から10分、うちの家族は笑いっぱなし。
”嫁がイカゲームっつう” ←こんな危険な飛び道具、使いこなしたあげく武器庫に収納できるの鋼太郎さんだけだから!
嫁がイカゲ…ヨメイッカゲ…、ヨメーイッカゲツウウウ、なんてこったああ! ベッドで叫ぶ武蔵のシーン、最高でした。牧君の「ありえねえだろ!」込みで。
リターンズから参加の、井浦新さんと三浦翔平さん。井浦さんはなんとなくそこにいることが想像できたけど、三浦さんが予想以上におっさんずの世界に馴染んでいて驚きました。初めは、もっと暴れてもいいんじゃない?と思いながらおふたりを見ていましたが、結果、静の演技はドラマの中のオアシスで癒しでした。
いずぽやと和泉教官のギャップ萌え。秋斗といると公安モードなのに可愛くなるのもいい!あらぽやもいい!
最終話まで引っ張っての、菊様の公安スーツ。どう思います?反則、赤キップ、逮捕案件ですよ。あんなもん見せられたら、さらに深い菊様沼に沈みこむ…。三浦さん、瞳の表情だけでするお芝居がステキでした。
おっさんずラブに出る俳優さん、みんな大好きになるので沼が増えて困ります笑
公安ずは三者三様の沼が深すぎるので、マジでもっとじっくり見せてくれないかなあ。
今回、一番印象に残ったのは、牧凌太です。S1では二次元感が強かった牧凌太を、等身大の青年にした林遣都さんの演技が素晴らしかった。この辺は、ご本人も意識を向けたとインタビューでおっしゃってました。
遣都味が漏れ出ていたことで、牧がより可愛らしく人間らしく頼もしく、解像度が上がってさらに魅力的になったと感じました。
S1ではただただ心配で目が離せなかった牧だけれど、リターンズではさらに愛おしく大好きになりました(遣都君のことも)
春田創一という人は、唯一無二の存在だと改めて感じます。
春田が言った、”おむつ同盟”って言葉、私は嫌いじゃない。家族だとかそうじゃないとか関係性にとらわれず、同盟って言葉でゆるやかにつながっていれば、みんなハッピーでいられるんじゃないかって。実際、友達とはよくそんな話してますし。
今は"普通”に思えないことも、ちょっと先の未来では、案外当たり前になっているかもしれない。
春田は、ありがたい話も説教も重たいメッセージも投げてこない。春田は春田の人生を一生懸命生きているだけなのだけれど、もし、春田みたいな在り方ができたら、世の中は自然にハッピーな方に向かうだろうな…。そう、思わせてくれるちからがある。
春田の目線、春田の気持ちで一緒に物語を生きると、自分の意識が勝手にアップデートしていることに気づきます。
おっさんずラブを子どもが見てくれたら、数年後、世の中の温度が自然に1、2度上がるんじゃないか、と私は本気で思っています。
そして、そんな風に春田創一を生きてくれるのは、田中圭しかいない。
牧凌太が全て代弁してくれた。
”いつも笑ってくれて、たくさん笑わせてくれてほんとにありがとうございます。そんな春田さんが俺は大好きです。”
私もです。禿同。ありがとう、春田創一。
おっさんずラブって、回答を与えてくれる気はなさそうです。
観た人が、何かしら刺さったり引っかかったりして、日ごろスルーしていることを立ち止まって考える。その結果生まれたものが、反論であろうが正論であろうが、考えたってことが大切なのだろうと思いました。
もし、そこで思うことがあるのなら、それをリアルの世界に還元して実現していくのは、受け取った側の仕事なのかな、と。
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実は、続編はないだろうと思っていたし、ないほうがいいのかもしれない…などと、少々ほろ苦い気持ちでおりました。
続編を作るにあたっては、勇気がいったと思います。
そして、全キャストのスケジュール押さえられるなんて、ラブデの時もそうだったけど、奇跡中の奇跡なんだと思います。
心から感謝感謝。感謝しかありません(感謝文句はありません)。
そして、今回は力強く、続編望んじゃうぞ!と大声で言わせていただきます。
とりあえず、いつか圭さんが言っていたように、圭さんが部長の年になるまではやっていただきたい。
あ、いや、自分の寿命と体力が心配ですが…。多分、また観られるというモチベーションで、体年齢35歳。杖も持たずにおっラブ展とかに繰り出すと思うんで!
いつかまた、彼らに会えることを祈りつつ。
牧が幸せなら世界が変わると思ったことはこちら
多分まだまだ書いちゃうかもしれない感想まとめはこちら
春田さんを幸せにする会のシーンが読みたい
2024.3.13.現在Amazon、楽天また売り切れになってしまいました泣
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公式ブックはまだある
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Lovin'Song インストVr.で聴くと、Revivalイントロが入るところがよくわかります!歌詞付きで聞いている方は、”愛は心を〜”のところを耳かっぽじって聴くべし!泣けちゃうよ