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その重たい荷物を少し持ってあげたい。

1年生の時から持ち上がりで受け持っている

生徒が1名いて、今日の放課後話しかけに

きてくれた。その子がリストカットを始めて

しまった子なんだけど、今朝はその傷の数が

明らかに多くて声をかけずにはいられなかった。

朝の段階では他の子もいたから詳しくは聞けなくて

簡単に事情確認しかできなかった。

放課後に聞き出せたらと思っていたら自分から

話しに来てくれたんだけど、どうやら一番の

原因は家庭環境にあるらしい。

これ以上詳しく書いてしまうと流石に

まずいから伏せるけど、感想を一言で

表すとするならば心が痛む話。

保護者とは何度か面談で顔を合わせた

ことがあって、印象は凄く穏やか。

だからきっと温かい家庭なんだろうなと

想像していたんだけど、その裏側で

いろいろあるのだと気づいた時に

何だかもの凄いやるせなくなった。

家庭の事情だから第三者がどうこう

できるわけじゃないけど、せめて

本人の辛い気持ちを少しでも吐き出し

やすくするために休日でもグループウェア

を使ってメッセージを送ってきても

良いと許可をした。返事は休日のうちに

こちらからすることがなくても、

休み明けに必ず時間を作って話を聞くと。

この程度のことで彼の心が救われるとは

思わないけど、吐き出すだけでも何か

違ってくるはず。

三者面談当日まで直接話をするのが

難しいかと思われていた緘黙の生徒の

母親と初めて顔を合わせて話ができた。

旅行の行きの件や進路の件・・・。

どれももの凄く理解のある方で一安心。

仕事がとても忙しいみたいでなかなか

電話連絡が難しいけど、直接会って

話ができればこっちの意向を汲み取って

くれることがはっきりと分かって一安心。

今後もどんどん彼女の成長の手助けを

していきたい。

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