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本音を隠してるようじゃ信用は得られない。

今日はもともと書こうとしていた

話があったけど、休日出勤していろいろ

感じることがあったからそれについて

書こうと思う。

今日はそもそもなんで出勤になったかと

いうと、来年度向けの学校説明会があった

から。自分はここ最近個別面談を担当させ

られてるんだけど、正直これが苦手であまり

乗り気では無かった。そして今回はコロナ禍に

なってから初めて在校生のお手伝いも呼ぶことに

なってて、各学年から3人ずつの計9人が揃った。

そんな中自分のクラスからも一人参加して

くれたわけだけど、他クラスの生徒で去年

からそれなりに交流のある生徒の話を聞いて

いて、やっぱり鋭い感覚の持ち主だなと

改めて感心したことがある。

その子は2年続けて同じ担任なんだけど、

その担任に対して抱く印象ってのが

去年も似たようなことを言ってたんだけど

「上っ面なことしか言わない人」と認識

している。前にHRでどんな話をしてたり

するのかって話題に上がったことがあった

んだけど、その時の話では前向きな声かけ

ばかりでうんざりするなんてことを言って

いた。確かに前向きな声かけをして子どもたち

に自信を付けさせたり、やる気を与えたりする

方法が考えられるんだけど、何においても

その前向きな声かけしかしてないってなると

子どもたちも飽きてくる。それに、そんな

前向きな声かけを続けていても、やっぱり

自分はそうは思わないってネガティブな返答

をする生徒も出てくる。彼の話では、そういう

時ですら頑なに前向きでいさせようという

雰囲気があるような感じだった。

この話を聞いてて思うのが、良くも悪くも

いろいろな物事に対して、その二面性を

提示してあげた方が彼らには受け入れ

やすいんじゃないか。

確かに今時の子たちは他人の言葉を

敏感に捉えて傷ついたりだとかあるだろう

けど、でももしそうやって自分の言葉で

傷つけることがあったとしても、最初の

一回くらい良いんじゃない?

自分は担任を持つクラス、授業を受け持つ

クラスでいつも心がけているのは、

最終的には自分がもともと持っている

ズバッという性格を包み隠さず子どもたちに

さらけ出したいということ。でも、それを

実現していくためには段階を踏んでく

必要がある。最初は穏やかな感じを大事に

しつつ、慣れてきたら少しずつ毒づき

始める。その毒の出し方もじわじわとね。

そうやって少しずつやっていく中で何とか

持ちこたえてるなと思えばもうこっちのもの。

いざ失敗してしまったときは精一杯お詫びを

すれば良い。そこでしっかり誠意を伝える

ことができれば子どもの気持ちは戻ってくる。

それくらい腹をくくって時には「そこまで

言う必要ないのに」といった失言が混ざったり

したとして自分の本音を子どもたちに素直に

伝えていくことは大事なんじゃないかな。

無難に、誰一人ちょっとでも傷つけることが

ないようになんて無理だし、欲張りすぎ。

ちょっと道から外れてしまっても、戻せば

良いんだから。そうやって腹をくくる覚悟

がない結果無難な声かけで終わってしまうん

だろうけど、本心を感じられない声かけほど

胡散臭いものはない。


かといって自分だって本音でぶつかれない

場面はいろいろある。その中の一つは

このnoteを通じて発信できていると

思っているけど、できることならもっと

ちゃんと直接ぶつかってみたい。ただ

そういう環境ではないという自分の中の

認識が拭いきれないからひとまずここで

思ったことをある程度吐くことが今の

自分に出来る精一杯のアピール。


まあでも、今回こうやっていろいろ話を

してくれたその生徒っていうのは、

上っ面ばかり気にして本音をこぼさない

職員と自分を比べた時に、自分の方を

好んで寄ってきてくれてるのはありがたい

こと。誰だってどこかしらの場面で好いて

くれる人もいれば嫌ってくる人だっている。

もうそれはある程度仕方の無いこと。

自分のことを嫌ってる人を一人ずつ好きに

なってもらえるような努力をしようだなんて

そんなの時間の無駄。ダメならダメである程度

諦めて、支持してくれる、あるいはその可能性

がある新規の人たちに時間を注いでた方が

まだ数倍マシだと思う。

自分も結構他人の目を気にしてる方だと

思っているけど、その担任見てると

まだ自分らしさを貫ける強さを自分は

持てているんだなって感じる。それでいい。


あともう一つ書きたかったことがある。

説明会で個人面談をやったわけだけど、

入学に関しての情報提供が自分には

まだまだできないと思う面があって

個別面談は好きじゃなかった。

今日も話を始めるまでは内心嫌で

仕方なかったけど、不思議な物で

話を始めるとこれまで職場で経験

してきた知識が次々と出てきて

滞りなく話が進む。これこそ必要に

迫られたら発揮される力なのかなと思った。

日々何となく経験してるだけで知識として

身に付いていないことが多いような気も

するけど、ちゃんと身に付いてるんだって

今日の面談を終えて実感できたことは

一つ収穫。自分もまだしっかり把握しきれて

いないやる気スイッチの存在にも気づけた

わけだし、こうやって少しずつ今後も成長

していけると良いな。


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