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トルコの田舎町へ移住!/右も左も分からない場所での家探し/助けてくれる素晴らしい人々との出会い

初出勤まで10日前

トルコで初出勤を控えた私は、初出勤の10日前くらいにイスタンブールに到着しました。

初出勤どころか、社会人として初めて勤労するのだ、しかもひとり海外で。私はひねくれものなので、家族には、「国際派になる」とか、かっこいいことばかり言って虚勢を張っていたけれど、ものすごく緊張していたと思う。

初めての一人暮らし、初めての海外労働生活。

分からないことだらけだけど、多分大丈夫、どうにかなるって言い聞かせて田舎町行きのバスに乗った。

トルコ田舎町へ到着 そして家探し

バスターミナルには、面接時に恐ろしかった課長さんが奥さんと迎えに来てくれていた。奥さんは課長さんとは正反対のとても元気な優しいトルコ人お姉さんで、なんだかちょっとホッとした。

その日はホテルに宿泊。ホテルの予約も会社がやってくれて2日分の宿泊費を出してくれるという好待遇。(現地採用の場合の移住費用は自己負担のことが多いです)

なんと家探しも職場先輩になる人が一緒についてきてくれていくつかの物件を見せてくれた。トルコで家探ししたことないから、騙されちゃうかもしれないって心配してくれてた。そもそも家探しに必要なトルコ語の単語が全くと言っていいほどわからず、英語はほとんど通じないので、一人でやらなきゃならなかったら途方に暮れていたと思う。

とりあえず思いつく限りのトルコ語単語を書いておきます。使う人いないかもだけど笑。誰かの役に立つかもしれないしね!

家賃:Kira (キラー)

部屋:Oda(オダ)

アパートの一室:Daire(ダイレ)

大家:Ev Sahibi (エヴ サーヒビ)

店子:Kiracı (キラージュ)

貸家:Kiralık ev (キラールック エヴ)

1リビング&1寝室:Bir artı bir (ビラルトゥビル)

室内が2階建てになってるマンション: Dublex (ドゥブレクス)

結局2日間の間で家を決めて、引っ越しをした。課長が紹介してくれた大家さんのところ。田舎町で一番栄えている歩行者天国の近くの家。歩いて2分でセンターに行ける。でもその歩行者天国は多分たった1キロくらいの長さ。ううん、1キロもないかもしれない。有田陶器市よりも断然に狭い。

借りることにした家はもともと一軒家でそれをアパートに改装したから家の造りがちょっと変だったけれど、一人で住むには充分な広さで気に入った。その後、お湯が出ない・ヒーターがつかないという事件が二週間くらい続くという災難に見舞われるんだが、、、笑

大家さん夫婦は、アパートの近くにあるキッチン用品を売るお店を営むご主人と教師の奥さん。50代後半くらいだったかな。豊かな生活を送ってることがみてとれるくらい心が穏やかな旦那さん、ちょっときつめの奥さん。毎回家賃は手渡しで行くと必ずチャイをごちそうしてくれた。チャイを飲みながら一時間とか二時間とか話してました。日本文化についてよく聞かれてた。でもまだまだトルコ語が拙かったことと、日本文化をきちんと勉強していなかった私には答えられないことが多くて大変困ったな。

彼らは今はもう息子さんに店を譲って隠居生活してるんだって。もう会うことはないかもしれないけど、心に残る大家さん夫婦。

支えてくれた人たちへの感謝の念は尽きない

そこは家具なし物件だったから、家具もそろえなきゃいけなかった。でも大物家具(ベッド、ダイニングテーブル、ソファー等)は会社が余ってる家具をくれました。搬入もやってくれました。

引っ越し初日に課長の義理のお兄さんはみんなを呼んで歓迎会を開いてくれました。

カーテンは元カレのお母さんがくれました。

家電系はお父さんから貰ったお小遣いで買いました。

引っ越しは親友と元カレが手伝ってくれました。

親友は本当にずっとずっとそばにいてくれました。

その時、私にはまだ返せる程のお金も実力もないけど、仕事を頑張って恩返ししなきゃって深く決意していた。

振り返ると沢山の人にものすごく親切にしてもらったんだっていう事実が感謝の念とともに思い起こされる。トルコで働いている時はいい事ばかりじゃなく、辛いことも沢山あったから忘れていたけど、とても幸せだと感じていたんだった。一生忘れたくない、いや忘れちゃいけない大切な思い出だった。

改めて感謝を表明しようって心に決めた。

今でもあの日々を鮮明に思い出せることに、実はものすごく驚いている。ベルギーへ引っ越した初期の頃は頑張らないと思い出せないのに、

トルコでの最初の日々は疑似体験してるかのごとくその時の感情も含めてものすごくリアルに思い出せる。

濃い体験でしたね。

いつか技術が進歩したら、この思い出をVRに残して何度でも見返したいくらい。

人への感謝を忘れそうになったとき、挫けそうになったとき、一人で寂しいとき、この思い出を思い返せばきっとまた頑張れるだろうと思う。

思い出を美しく書きすぎちゃった感はあるけど、たまにはいいかな。

これで準備編は終わり。

次はトルコOL生活の始まり。やっと!!!!




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