運命と戦うか、受け入れるか
珍しく今回は自分から誘ってみた。
ここ2~3年くらい身体のバイオリズムの揺らぎがひどくて、人に会うのも億劫だった。
最近は仕事に慣れてきたことや、少しずつ自分のリズムを理解してきたのもあり、自分から久しぶりに会いたいと思った。
浅草で高校来のいつもの友人2人と飲んだ。
主催者が私ということで、店選びを任されてしまった。
いつもは2人に頼りきりで、いつもついていくだけだったので、いざ自分で選ぶとなると何かと難しい。
せっかく浅草で集まったので、もんじゃ焼きを食べることにした。
店員の綺麗なお姉さんが「今なら3人すぐ入れますよ!」とただ声をかけてくれただけなんだけどね~
ついにみんな社会人となり、うち一人は今年から薬剤師として働く。今週はずっと研修だったようで、「めっちゃラクショー」って話してた。
一人はIT関係の仕事をしていて、寝坊ばかりして怒られていると言っていた。
私は今年で3年目になる。
ずっと自分はできない側の人間だと思い込んでいた。だけど、年度変わりによる引き継ぎを受けていく中で、周りの人もそんなにできていないことを知る。
正直、自分より全然ひどい人もいて、「今までの絶望は何だったのか」と思う。
結局、人は自分の思い込みで世界を見ていて、人生は勘違いの連続であることに気づかされる。
仕事について聞かれることや任されることも増えた。
嬉しい反面、煩わしさも増えて、仕事ができてもできなくてもそんな変わりないと思う。
競争させられているわけではないけど、なんやかんや評価されたいと思っている。
だけど、仕事には運の要素も絡む。
自分の努力や意志だけではどうにもならないことがたくさんある。
自分の係や上司は選べないわけで、割り振られる仕事の量もその時々で違う。
ちなみに、私は去年から係内でいちばん若いのに、いちばん件数を渡されている。有難いことなのかもしれないけど、非常に面倒だと思っている。
何か合理的な配慮が今年はあるのかと思いきや、まあそんなものがあるはずがなく、今年もハードになりそうだとしみじみ思った。
そういえば、隣のベテラン職員が「仕事は淡々とこなしていくべきだけど、文句は言わないと伝わらない」と言っていた。
何か奥が深いように感じられ、肝に銘じるようにした。
今年は有休をたくさん使うこと、なるべく定時に帰ることを目標にしている。正直、ここまで来たら心血注いで頑張る理由がない。
「もう、どうにでもなれ」と思って働いている。
あとはやりたいと思ったことは、積極的に時間を作ってやっていきたい。
夜行フェリーに乗って島を巡ったり、山に登って山荘から綺麗な星空を見たい。海外にもまた行きたいと思っている。
時間や体力的な問題で先延ばしにしがちだけど、一緒に行く人たちにだって自分と同じように時間が流れていて、ライフステージが変われば今後会う機会も減るかもしれない。
そしたら、なるべくチャンスが作れるうちにやっていきたいと思った。
まあ、もう流れに身を任せるしかないなと思う。
子ども・学生のころは、頑張った分だけ成果が出ることが多い。
勉強にしろ習い事にしろある程度までは、注いだリソース通りの結果が得られる。
でも、大人になるにつれて自分にはどうしようもできないような事象や要素が複雑に入り組んでくる。躍起なってやってみたところで、どうにもならない時はどうにもならない。
そりゃ、叶えたい希望とかはいろいろあるけど、最初から自分に在り得ないこともある。
他の捉え方があるとすれば、人間にはそれぞれの「時機」があると言える。
それを自分の力で捻じ曲げることはできなくて、「待つ」という選択肢を取るしかない時もある。
まあ、それもまた一興だと思って生きていけたらいいね。
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