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私がヴィーガンになるまで2/2

前回の続きです

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○ベジタリアンからヴィーガンへ

ベジタリアン生活を続けて半年
体の調子もわりといいし
卵があるおかげで満足度の高い食事もできている
時にはスイーツも食べられる
すっかり定着し始めたそんなある日、
普段高くて買わないフリーレンジエッグが
安くなっていたので買ってみることにしました。
大きくて、殻がしっかりしてて
黄身にも白身にもハリがあってキレイな卵でした。

こっちのスーパーには
ケージエッグ、フリーレンジエッグなど
いろんな種類の卵が売っています
当時仕事をしていなかったので
節約のために
一番安いケージエッグを選んでいましたが

気になって調べてみると
この2つには鶏の飼育方法に違いがあるようです。
フリーレンジは飼育小屋以外に
外で自由に動き回れる
ケージエッグは小屋の中だけで飼う
という違いだそうです

ケージエッグの現状は
身動き取れない檻の中で
品種改変で通常の何十倍も卵を産まされる
クスリ漬けで育てられた鶏たち…

鶏が摂取したものは卵に反映されます
黄身の色を濃くするために
パプリカパウダーを餌に混ぜたりすることもあるそうで
抗生物質やワクチンを投与された鶏の卵に
それが含まれる可能性は0ではありません
そして、日本の卵のほとんどが
このケージエッグだそうです。
これが卵の異常な安さの秘密ということですね。

読者の方々を脅かす気は一切ありませんが
少なくとも私達は
そんな劣悪な飼育環境で育てられた卵を
食べたいとは思えなくなってしまいました。

乳製品に関しても同じような理由です。
これは、旅中に出会った
デイリーファームでの仕事経験がある人から
その現状を直接聞いたこともあります。

こうして私達夫婦は
ヴィーガンになることを決意しました。


○ハードルはそこまで高くなかった

正直、栄養学を少しかじっていたせいで
最初は栄養面がとても不安でした
ベジタリアンの段階なら卵や乳製品から
動物性の栄養素を補うことは充分にできましたが
ヴィーガンになって大丈夫なのだろうか…

そこで背中を押したのがNZという環境でした。
本屋に行けば
ヴィーガンのレシピブックがズラリと並び
シティにはヴィーガンのレストランや
カフェがたくさんあるばかりか
普通のレストランやカフェやチェーン店にも
かなりの確率でヴィーガンのオプションがあります
海外ってこんなにヴィーガン普及してたんだ…
そうなろうと決めて改めて周りを見渡し実感しました。

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NZでは誰もが気軽にヴィーガンを始めたり
生活に取り入れることができる環境が整っています。

私はヴィーガンのレストランやカフェを巡ったり
レシピブックを買って
自炊の参考にしていくうちに
ミニマリストとしての要素や
グルテンフリーも取り入れた
(グルテンフリーもかなり浸透している)
自分なりのスタイルを見つけ
これまで、全く無理なく続けています。

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むしろヴィーガン食の味が美味しくて好みだし
動物性の食品を扱ってた頃より
洗い物や調理が楽になったのも嬉しいことでした。

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○ヴィーガンになって変わったこと


健康状態に関してあくまで個人的な意見ですが
何をしても改善しなかった便秘がついに改善しました。
ベジタリアンだった頃より更に
便の色が2トーンくらい明るくなりニオイはほぼなし
昔はよくできていた口内炎も全くできず
肌や髪も荒れることなく
元気に生活しています。
調味料を最低限まで減らしているので
味覚も改善し、
外食が味濃く感じるようになりました。

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これはあくまで感覚だったり
目に見えた変化です。
健康診断を受けたわけでもないので
体の内部がどう変化したかまではわかりません。

悪いところを挙げるとするならば
生理前後に若干貧血気味になることです。
しかしこれは昔からなので
サプリメントで補っています。

まだまだ改良の余地はありそうですね。


○まとめ


ヴィーガンという言葉を日本でも最近は
耳にすることが多くなってきたのではないでしょうか。
ひと昔前はヴィーガンといえば
動物愛護の過激派のイメージから
嫌煙されがちだったと思いますが
今は健康や環境のために
取り入れている人もかなり多いようです。

まだまだ歴史の浅いライフスタイルなので
栄養失調が心配な方も多いかと思います。
しかし世の中にはジャンクフードベジタリアン
という人たちがいます。
肉を食べないと誓ったものの
ラーメンやフライドポテト、
レタスやトマトだけのサラダを
ひたすら食べている人たちのことです。
一応肉ではありませんが
これでは全く栄養がありません。
ヴィーガンで栄養失調になるのは
このような人たちのことです。

きちんと栄養学の知識を身に付ければ
体が喜ぶ食事ができます。
一日一食や週一日だけという形で
取り入れてみるというのもいいと思います。

正直、自分ひとりヴィーガンになったからといって
環境保護にどれほど貢献できてるかなんて
たかが知れているし全くできてないかもしれません。
それでも、それをキッカケに
自分のライフスタイルを見直し
健康のために投資し
今後の人生を有意義なものにするチャンスに
なりうるのは確かだと思います。

この記事を読んで少しでもヴィーガンに
興味を持っていただけた方のために
食材選びのポイントや
レシピなどを今後共有していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました:)

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