それがあるだけで「ありがたい」
ミニマリストと言えども、物欲が生まれてくることはあります。
私で言うと、ノイズキャンセリングの強いイヤホン。
約4万円とかなり高いので手が出しにくいですが、
「買おうかな、、どうしようかな、、」と何度も迷いを繰り返していました。
ちなみに、今もイヤホンは持っています。
Ankerという企業の最新のワイヤレスイヤホン。
デザインに惹かれて購入しましたが、ノイキャンがいまいち、、、
と、短所に目を向けているといくらでも買い替える理由は生まれます。
ですが、少し考えなおしてみましょう。
そもそも、そのイヤホンを「買いたい」と思って買ったのは私です。
「これを買えば今より幸せになれる!」と思って購入しました。
けれど飽きて、また別のものを買おうとしている。
多分、また次を買っても、同じことの繰り返しでしょう。
では、このループをどうすれば断ち切れるのか。
それは「それがあるだけでありがたい」と思うことです。
そもそも、私が生まれて初めて手にした音楽を聴く機器は、小学生の時、
姉からもらったヘッドホンとウォークマンでした。
今から思うと、聞くに堪えない音質でしたし、聴ける曲数も12曲しかありませんでした。
でも、好きな音楽が聴けることが嬉しくて、小学校にコッソリ持って行って、帰り道に聴いていました。
今から思うとどれだけ不便でしょうか。
曲を増やそうと思えば
起動に10分もかかるPCを立ち上げて、
当時はまだ使い勝手の悪かったYoutubeで検索して、
何日もかけて気に入る曲を探して、
それをiTunesで購入して、
PCとウォークマンを有線で接続して、
やっと一曲入れられる。
そんなもんでした。
それに比べて、今はどれだけ便利でしょうか。
曲を増やすには、YoutubeやSpotifyで検索すれば数秒で聴けます。
音質も格段に向上しています。
ノイズキャンセリングという技術によって、ストレスは減りました。
しかもワイヤレスになったことで、イヤホンが抜けることもなくなりました。
このように、「今、最新のもの」や「他人の持っているもの」と、
「自分の持っているもの」を比べると、
短所ばかりが目立って新しいものが欲しくなります。
ですが、「昔からどれだけ進化したのか」「それを開発するためにどれだけの人が努力してきたのか」
を考えれば、
長所に目を向けることができ、大切に使うことができます。
もちろん、新しいものを買う、というのが悪いわけではありません。
ですが、自分の持っているものの短所にばかり目を向けて、疲弊する前に、
自分の持っているものの「ありがたみ」を感じてほしいです。
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