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演奏家も、演奏家×〇〇で楽しく暮らす時代だなあと実感した話。

昨日は、働いているデイサービスで音楽イベントがあって、
マリンバの演奏を聴きました。
マリンバって素材が木なんですよね。
その木の音色が素朴だけどとてもきれいに響いて、
私の身体にもポンポン入ってくる感じ。
演奏家の女性も体全体を揺らしながら汗だくで演奏されていましたが、
とっても楽しそうで。
とても素敵でした。

私の働いているデイサービスでは、たびたび演奏会のイベントを企画して、
様々な演奏家の方が来てくださいます。
バイオリン、尺八、ピアノ、フルート、ハープ、ギター。歌も、ジャズやオペラ、演歌など。

それをプロとしてやっている方もいるけれど、月に何回かなど、兼業としてされている方もたくさんいます。

演奏家とはまったく違う、普段は不動産の仕事をしています、なんて方もいました。

演奏家×〇〇が充実したライフかもしれない

演奏家や歌手の人がこうやってデイサービスなどを回っている、と聴くと、昔、歌手になりたい人がデパートの屋上で歌ったり路上ライブをしたりなど、なんとなく「したずみ」の時代をイメージしてしまうけれど、いまは動画配信などもあるし、1回1回の小さな演奏会が自体が多くの人に見てもらう舞台となりえる。
実際、昨日演奏してくださった方たちも、スマホで演奏の様子をずっと動画撮影されていました。
それを配信するのでしょう。
本当に素敵な演奏でしたので、それがいくつも配信されれば、多くの人がみたいと思うはずです。

たまに演奏家、普段は生活をたのしむ

演奏家×〇〇、と上記では兼業する人たちをイメージして話をすすめましたが、演奏家としてたまにイベントで演奏し、それを動画配信していったら、収入面ではそれだけで経済的な自立になるかもしれない。
そうしたら、たまに演奏家、それ以外は練習の日と暮らしをゆっくり楽しむことができるかもしれない。

プロとして1年中忙しくしていなくても、「演奏家としてたまに楽しみながら披露する」ということが「たまにプロ」として収入にもなる。
動画配信という装置を使うと、それが可能になる。
そういう時代になりました。

人生のすべてを仕事に費やす時代の終焉

もちろん、プロ野球選手やサッカー選手、などのトップランナーの人たちは人生の多くの時間をそこに注ぐからこそプロとして活躍できる。
でも、その他大勢の人はそうじゃない。
じゃあ、その他大勢の人はその趣味、大好きなことで、何も稼げないの?
今までの時代はそうでした。
夢破れた人はどこかの段階でフツーの人生、フツーの職業についていたはずです。
でも、時代は再び大衆にもどってきました。
誰でも好きなこと、1日で多くの時間を費やしたいと思っていることで、収入を得ることができる。

サラリーをもらうためがんばって働くことは、自分の人生の一部分にして、会社に自分の人生の主導権を渡さず、自分の人生のマネージャーは自分になって、「いや、この日は私は休んでゆっくりするんで」といった感じで時間管理していくことができるし、「私はたまにしか働きませんので」といった大門道子バリの強気で会社と向き合ってもいいのかな、と思う。

パートの人の方が強気な職場

会社に厨房スタッフさんが何人かいるけれど、みなダブルワークだったり、週に何回かしかこない。
デイサービスなので昼食とおやつの準備が終わったら早めに介護スタッフより終業時間となる。
たまにおやつイベントで凝ったおやつを出すときがあるが、それを手伝っていると「残業時間になっちゃうので」と手伝わないよ、という感じだ。
私は、全然それでいいと思う。
むしろ、残業を断れなくなる環境だと私も働き難いし、どんどん仕事が増えるので帰りにくくなる。

厨房さんはみなパートだし、ダブルワークだったりするので、別にここだけが職場ではない。だから会社に媚びたりもしない。
他の職場も知っているので、このデイサービスがちょっとでも労働条件が不当だと思えばすぐに気づくし、一線をしく。

若い人は下済み時代も必要かも?

そうはいっても、就職したての人はそうはいかないこともあると思う。看護師も3年働いたら一人前、という世界だった。
だからみなが週に数回しか働かない、ということではなくて、人生のうちで今の数年だけ、とか、一年のうちでこの数か月だけ、とか、一カ月に何回まで、とか、1日のうちで何時間まで、とか、今の自分のラフステージにあった「限定期間・限定時間」を自分で考えて調整していくことが大事になってくると思う。

急に一気にはムリでも、少しずつ「自分らしい暮らしライフ」にむけて、舵取りしていければいいなと、昨日楽しそうに体を揺らしながら素敵な演奏を聴かせてくれたマリンバの女性を思い浮かべながら思った。


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